「正解ありき」で教えていないか?

問題の解き方などを説明するとき、当然ながら、先生方は答え/正解も知っていますし、そこに辿り着くのに最適なルートも分かっています。 そのため、うっかりすると「ここに補助線を引けば、〇〇の公式が使えます」「空所に〇〇を補えば、こういう構造ができて…」といった解説をしてしまうこともたびたびではないでしょうか。 このやり方では、スマ…
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学び方における守破離

生徒から「説明はわかりやすい」「とても面倒見が良い」「訊けば何でも答えてくれる」と言われて悪い気はしませんが、「自ら学び続けられる生徒を育てる」という目的に照らすと、如上の評価を受けたときの心地よさに胡坐をかいてばかりはいられない気がします。もしかしたら、学習者としての自立にブレーキをかけているかもしれません。 頼りになる先生が目…
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理解確認/学びの振り返り

1 理解度の確認~場面と方法1.0 理解度の確認~場面と方法(序) 1.1 その1)理解度の確認はなんのために行うのか 1.2 その2)発問/問い掛けによる理解度の確認 1.3 その3)小テストによる理解度の確認   └ 授業内に行う小テスト Updated! 1.4 その4)提出された課題に目を通して行う確認   └…
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メタ認知、適応的学習力

これまでの取り組みやその成果を振り返って、より良いパフォーマンスを得る/より良い自分に近づくのに何をすべきかを見出せるようになることは、持続的な成長にも、学習者としての自立にも欠かせません。 21世紀型能力では、「思考力」を構成する要素のひとつに「自分の問題の解き方や学び方を振り返るメタ認知、そこから次に学ぶべきことを探す適応的学…

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教科書内容の理解を「学びのゴール」としない

教科書や資料に書かれたことを正しく理解することは、いかなる場面においても大切なことであり、ないがしろにすることはできません。当然ながら、教科書をきちんと読ませることを通じて、書かれていることを自力で読んで理解する力もしっかり獲得させたいところです。 しかしながら、新しい学力観の下では、学びのゴールは「教科書や資料の内容を正しく理解…

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進路意識形成を支える指導

1 興味を追いかけ、しなやかに選択を重ねる1.1 キャリアは選ぶものではなく重ねるもの ★ 1.2 最短の進路がベストにあらず ★ 1.3 ゴールを決めて最短距離?(全3編) 1.4 カッコつきの“キャリア教育の充実!”に思うところ 1.5 進路を選択する中での「自分を知る」をどう考えるか 1.6 体験のたびに感じたことをしっ…
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進路希望の具体化と実現へ

1 選択の機会ひとつひとつに備えさせる1.1 大きな分岐(選択の機会)を前に整えるべき指導機会 Updated! 1.2 先に控える選択の機会をいつ認識させるか 1.3 進路の手引きは冊子よりもファイリング形式で ★ 1.4 準備が整わないうちに選択を迫っていないか 2 進路希望の実現をあきらめさせない2.1 どこまで伸びる…
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問答・対話、発言、活動

1 問い掛けの多い授業が良い授業1.0 問い掛けの多い授業が良い授業(序) 1.1 問い掛けの多い授業が良い授業(その1) 1.2 問い掛けの多い授業が良い授業(その2) 1.3 問い掛けの多い授業が良い授業(その3)関連記事: プロセスに焦点を当てた問い 2 生徒を指名して発言させるとき2.0 生徒を指名して発言させるとき(序…
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思考力と表現力を養うには

1 学力の三要素、高大接続改革に向けて1.1 学力の三要素とは~もう一度考えてみました 1.2 考察:大学入学共通テスト&高大接続改革 モデル問題(共通テスト)を見て #1国語 モデル問題(共通テスト)を見て #2数学 新共通テストの採点基準~正しく適用できる力1.3 大学入学共通テストで求められる読解力 1.4 PISA…
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カリキュラム・年間指導計画

1 シラバスの起草・更新に際して1.0 シラバスの起草・更新に際して(序) 1.1 その1 まずは全体を見渡したグランドデザインを 1.2 その2 指導計画立案の前に検証可能な目標の設定 1.3 その3 副教材の取り扱いや学ばせ方のすり合わせ 1.4 その4 使いながら記録を残してブラッシュアップ 1.5 シラバスを熟…
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確認した結果に基づいてきちんと学びを仕上げさせる

授業では、教えたこと/学ばせたことの確認を様々な場面で行っているはずですが、現時点での理解や進歩の度合いを確かめるところを終点にしては、理解や習熟に不足が残る生徒をそのままにしてしまいます。 十分な理解が形成されたか、習熟に不足はないかを確認するのは、確認した結果を踏まえて「仕上げ」に向かわせるためです。確認後に仕上げの工程を伴わ…

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活動の配列/授業デザイン

1 問いを軸に授業を設計~学習活動の適切な配列1.1 教室でしかできない学びを充実~問いを軸に授業を設計 ★   cf. 目標理解と活用機会を整える授業デザイン 1.2 確かな学力を獲得させるための「学習活動の適切な配列」 ★ 1.3 授業を通して21世紀型能力は育めているか 1.4 探究活動やPBLを通して涵養すべき統計スキル…

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学力観の変化は良問と悪問の分け方を変える

良問とは何かという問いには様々な答えがあろうかと思いますが、良問であるために外せない要件のひとつが「求められる学力を正しく点数に換算できること」であることに異論はないと思います。 パフォーマンスモデルからコンピテンシーモデルに学力観の更新が進む中、従来なら「良問」とされていた問題も、今後は「測定すべき学力が点数に換算できない」こと…
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新しい学力観にそった授業と家庭学習の再設計

新課程への移行で学力観が新しいものに更新されていく中、家庭学習にも「学ばせ方の変化」に応じた新しい形が求められるようになるのは、既に以下の拙稿などでもお伝えしてきた通りです。  ■ 学ばせ方の転換で、家庭学習の充実が求められる  ■ 教室でしかできない学びを充実~問いを軸に授業を設計 当然ながら、単純に授業外学習時間の延伸…
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新しい学力観の下での授業デザイン(記事まとめ)

新課程への移行に伴い、パフォーマンスモデルからコンピテンシーモデルへ、学力観の更新が加速しています。大学入学共通テストや各大学の個別入試でも新しい学力観を反映した「意欲的な出題」が見られます。 目指すところは、大学進学者のみならず、全ての生徒が卒業後に正しい選択を重ね、より良く生きるための基盤となる「学力」の形成です。 基礎…

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ノートにメモを取らせる指導(記事まとめ)

授業中にメモを取る力は、深く確かな学びに欠かせないものであり、学びに関わる姿勢と方策の表れでもあります。他者の話を聴きながら(あるいは文章を読みながら)、自らしっかり考え、その痕跡を文字に残していくというのが学びの場におけるメモのあり方ではないでしょうか。 ある実験では、同じ講義を聞かせた場合に生徒がノートに残した文字数とそれぞれ…
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ノートを取らせて学習スキルを確かめる

教室を覗いてみると、同じ授業なのに生徒のノートの取り方は実に様々です。おざなりなノートの取り方に「あとで復習するときにわかるのかな?」と心配になることもあれば、先生の板書は綺麗に写し取っていても、それ以外まったく書き込まれていない(=本人の思考の痕跡が見て取れない)ノートも少なからず見かけます。 その一方、同じ教室にはしっかりと整…
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ノートにメモを取らせる指導(その2)

メモに起こす内容には、2つの種類があります。ひとつは、相手の発言などを記録するもの。講義を聞きながら大事だと思ったところをノートやレジュメの余白に書き込むのはどなたも行っていると思います。 もう一つは、相手の発言に触発されて、自分が感じたこと/考えたこと/思いついたことなどを文字に起こしたもの。こちらは、メモに残しておかない限り、…
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ノートにメモを取らせる指導(その1)

ノートの取り方は、生徒が身につけるべき様々な学習方策の中でもかなり重要度の高いものだと思います。先生が板書したものを整然とノートに写し取っているだけで「よし」としてはいけません。 自分で工夫してノートを取れるようになるというのは、生徒の内に「考えながら、人(=先生や周囲の生徒)の話を聞く力」「気づきを言語化できる力」「情報を自力で…
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大きな分岐を前に整えるべき指導機会

進路を決定するまでのプロセスの中、生徒は大小様々な選択を経て自分の未来を拓いていきますが、ある場面で行った選択は、その後の選択肢の構成を変えてしまいます。 選択を間違えたとしても、後戻り/迂回して正しいルートに戻れますがそこには多大なエネルギーを費やすことになります。時間も巻き戻しはできませんので、進路決定までのタイムリミットを超…
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