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zoom RSS 校種間連携でできること(その2)

<<   作成日時 : 2014/05/15 07:17   >>

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大きな効果が期待できる「異校種間の先生が協働で行う授業研究」 ですが、事前のすり合わせなど準備段階での負荷も大きくなります。どこが主催するのか、校務の扱いはどうするのかなど、面倒な問題も少なくありません。既に行われているものを「転用」するという発想の方が、手間も小さく現実的です。


❏ 高校で行われる研究授業・授業公開を機会として

高校の多くでは定期的に研究授業が開催されており、また大半の学校では、生徒募集の一環あるいは保護者に対するイベントとして授業公開が行われています。

これを利用しない手はありません。既に実施しているのですから増える手間は最小限で済みます。

授業公開が終わった後で、校種を異にする先生方に集まっていただき、意見交換や研究協議、もう少しカジュアルにするなら懇親の場を設けるだけでも、けっこうな成果が期待できます。

小中の先生に、高校の授業やそこでの生徒の反応を見てもらうだけでは不十分です。

高校側から積極的に、「どのような意図で本時の授業が設計されたか」「入学してくる生徒の学力にどのような変化が生じているか」「大学入試が求める学力はどのような方向にむかっているか」 などの情報を発信しましょう。

教室を観察すればわかることばかりではありません。説明を聞かなければわからないこともありますよね。

高校の中で起きていることだけでなく、上下への接点である高校入試や大学入試と絡めてお話をしていただくのが、先に述べた「先を見越した学習指導」 進めるという趣旨に合致します。


❏ 小中学校側からも積極的に発信を

また、小中の先生から、在学中に行ってきた学習をどのように生かしてほしいかも積極的に伝えるべき場面です。

「こんな活動をしてこんな課題に取り組んできているのだから、実はこんなこともできるようになっているはずだ」という情報は、高校の側でそれを活かした指導を考えるうえで欠かせない材料です。

せっかくの対面コミュニケーションの機会です。双方から積極的な発信が求められます。

高校側からしっかりと発信をすれば、それに刺激されて小中の先生からの質問やご発言も増えるはずです。

意見と発想の交換を活発にするために、外部からファシリテーターを招いてコミュニケーションデザインをお願いしているケースもありました。

中高連携や高大連兼事業では、上級学校のことを知りたいと思っても、下級学校からみたハードルが高く、「いつでも来てください」 「なんでもお訪ねください」 と言われても、最初のきっかけが取れるまでは躊躇が先に立ちます。

高校(あるいは大学)にとっては自校の取り組みを知ってもらい、生徒募集にもつなげる絶好の機会です。定期的にそのような場面を作り、周辺の小中学校に対して積極的に声をかけていきたいものです。


その3に続く

教育実践研究オフィスF 代表 鍋島史一

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