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<<   作成日時 : 2015/02/11 06:03   >>

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指導計画&進路指導
2016-08-23 更新




進路希望を作る指導[進路意識形成] New !

「進路希望を実現する」 確かに、生徒が抱いている希望ならその実現に向けて本人の努力を支え導くのは当然ですが、進路希望を実現しようとする前に、しっかりと希望を作る必要があります。学ぶことへの自分の理由を見つけた生徒は、自らの希望を実現させるために努力し、時として周囲の想像を超える頑張りを見せてくれます。学修計画書や志望理由書も必要となる高大接続改革を前に、進路希望を作る指導についてもう一度考えてみます。

職業をターゲットとして最短ルートを通る戦略で良いのか/就職率、平均収入などの数字に選択が影響されることのリスク/職業調べは、働くことの意義を考える場として/興味を追求し、その先に新しい興味が生まれる循環/選択の結果に向き合えないから、隣の芝生が青くなる/目指すべきは、納得できる「選択に至るプロセス」 /(続きは本編でご欄下さい)

進路指導で育む“選択の力”

進路指導は、わが身の一大事である進路選択という機会に“選択の力”を身につけさせることも、その目的とします。生きていくことが、より良いものを選ぶことの繰り返しを意味するなら、選択の力こそが生きる力かもしれません。生徒一人ひとりに合った進路を決定するという一義的意味を超えたところを考えてみました。

高校卒業の時点で作る答えは暫定的なもの/選択に本気で向き合うからこそ身に付くもの/とりあえずの選択を許さない/向き合わせること、先送りさせないこと/進路指導を通じて養う「汎用スキル」/土台を築くのは教科学習指導/「就活エリート」を他山の石に

キャリアは選ぶものではなく重ねるもの

努力→達成→興味というサイクルは、ぐるぐると廻り続けます。面白がって夢中になって頑張っていれば、予想もしなかった面白いことにまた出会います。――これを繰り返すことは、その人のキャリアそのものではないでしょうか。目標提示と活用機会が揃えば、学習効果が上がったという意識を明確に持つ生徒は87%。さらに授業内活動に参加した充足感が加われば94%の生徒が自分の進歩を実感できたと答えます。

達成可能で具体的な課題が、努力を入り口にする/面白いものを見つけて追及していれば、また新しい出会いが

高大連携や進路関連のイベント

外部講師を招いての講演会、課題研究などの発表会、進路指導・キャリア教育を目的としたワークショップなど、生徒向けの授業外イベント・行事には様々なものがあります。校外から講師や指導者を招くことは生徒に大きな刺激を与えますが、指導計画の中に明確な目的をもって組み込み、日頃の指導と明確に関連付けることで効果の拡大が図れます。

 行事/イベントを単発で完結させない/外部講師を招いての生徒向け講演/課題研究等の成果発表会での指導講評/講演や成果発表と比較した「ワークショップの優位性」/協働性や汎用スキルの必要性を感じ取らせる機会として/イベントでの議論を仕上げ、行動に移す機会を整える/きっかけを得たら日頃の指導の中に成果を戻す/汎用スキルを獲得させるのは教科学習指導の中で

探求型学習を使った進路指導

探求型学習を通して、興味を持てる学問・研究や社会の取り組みを見つけ、そこから具体的な進路希望を作っていく生徒がいます。職業をターゲットにして逆算的に作ったルートに乗せる指導に限界が見える中、キャリア教育を補完する、あるいはその一部を置き換えるものとして、探求型学習の可能性は大きく広がっているように思われます。

職業をターゲットにするのリスク/進路意識を作る機会としての探求型学習/探求型学習と進路指導・キャリア教育の一体化/なぜこのテーマを選んだのか?/新たなテーマ探しに向けて/メモに残させる期間での指導/分類・整理で潜在的な興味の所在を探る/論文検索で学問や社会に触れる/探求型学習の指導スキル確立へ/優れた成果を残した生徒の足跡+そこでの指導を実践報告共有/指導の成否の違いを探る/まずは、過去の指導の振り返りから/「汎用スキル」を視点に振り返り

総合的な探究の時間 New !

高校の「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」に名称変更されるとのこと。 小中学校では変更しないとのことなので、横断的・総合的な学習」 で視野と興味のすそ野を広げてから「探究的な学習」で学びを深め、主体的に関わるという順序が意識されていると思います。深く学べば、その先にあるものとの関わりを考えます。学んだものを介して社会とどう関わるかという進路意識の形成に繋がるはず。探究スキルは、教科固有の学びにも利用できる「学習方策」。早期に育むことで学力形成のスピードも上がるはず。進路希望の実現も引き寄せます。


中学での経験を踏まえて考える「高校での探究活動」

探究活動は、学ぶことへの自分の理由を見つける場であり、また、そこで見出した興味・関心は進路希望へと形を変えていきます。総合的学習の時間では、横断的・総合的な学習で視野を広めるとともに、探求的な学習によって深めていくことになります。小学校・中学校で生徒たちが経験してきたことを土台にした高校での指導設計の必要性を感じます。

出身中学で生徒が何を経験してきたか/可視化できる学力以上に大きな差が持ち込まれる/入学段階で、それまでの経験を把握/協働性・多様性・主体性は、それを発揮する場を作って把握/探究テーマを決めさせるときに

ゴールを決めて最短距離?

クランボルツの「計画的偶発性理論」やデューク大学での「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」という研究を見ると、将来の夢を決め込んでまっしぐらにという進路決定の手法にはリスクが伴うことがわかります。早く決めなければ遅れてしまうというプレッシャーも生徒/学生が自分に向き合う機会を奪っているかもしれません。そんな観点で進路指導・キャリア教育について考えてみました。

2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう/キャリアの80%は、予期しない偶然の出来事によって形成される【計画的偶発性理論】/興味を追究する行動の中でこそ開ける未来/たとえば、ウナギの不漁のニュースからだって/「正解は必ずしもない」という前提に立った“修正主義”/立ち止まっていると想像力がへんに働き不安だけが増大/選択を急がせないこと

進路を意識させるタイミング

自分の将来に思いを描き、進路を意識することは、その実現への準備を進めるスタートであり、そこでの出遅れはハンデを後々まで引きずる原因にもなります。出遅れは、プロセスにも結果にも「満足を遠ざける」ことは前稿のグラフが示す通りです。しかしながら、ゴールを意識した行動のスタートは早ければ良いという単純なものではありません。

就職環境の改善が満足度の向上に/意識の高まりには「好適期」がある/それまでのキャリア観は一度リセットして/意識と行動の乖離こそ、解消するべきもの/乖離の把握には、意識調査と行動調査の併用を/新聞は何のために購読するのか?

先に控える選択の機会をいつ認識させるか

ひとつの選択が、次の可能性の広がり方を変える〜進路指導計画を作るときも、それに基づいて実際の指導を行うときも、先に控える「選択の機会」を生徒に認識させるべき時期をしっかり想定しておくことが大切です。文理や履修科目の選択は言うまでもなく、小さな選択であってもそこでの結果は、そこから先の可能性の形を変えるリスクを伴います。

ひとつの選択が、次の可能性の広がり方を変える/先に控える選択の機会を早くから認識させる

面談指導を成功させる

様々な目的を持って行われる面談指導。進路、学習、生活のそれぞれの悩みを共有し、解決に向けた支援を行う貴重な機会です。年間5回もの全員面談を、あらかじめ計画に組み込んで行っている学校も少なくありません。しかしながら、面談がうまく行くかどうかは個々の先生の力量次第ということも。さて、面談指導を成功させるために、どんな工夫や仕掛けが有効なのか考えてみます。

面談を通じて到達を目指す状態を明確にしておく/面談「前」指導で、目標状態への到達をより確実なものに/やり直し指導の機会を逃さない/事前アンケートで、生徒の内省を促しておく/アンケートを手掛かりに下調べ/生徒が書いた小論文や、進路関係のレポートも/効果測定を行い、好適実践の把握を/進路指導計画の更新に当たっても

年間行事予定の書きだし方 Updated
<p行事をカレンダーに配列するには、到達目標を時系列の中に並べて整合性をとるという発想が欠かせません。単に暦に行事を埋めるだけでなく、生活・学習・進路の3領域について、どんな能力・資質・姿勢を持った生徒を育てたいのか明確にイメージした上で、必要な指導が意図的に配列されていることが年間行事予定が備えるべき要件ではないでしょうか。

学年ごとにカラムを分けるのが基本/行事名だけでどこまでわかる?/年間行事予定表の前段階:進路の手引きの作成/進路の手引きは、朱入れ用の冊子を常備して確実な更新を/年間行事予定を立案するときの土台/まずは、既存の年間行事予定を見直しましょう/明文化することは次に進むための重要なステップ

進路決定までのプロセスを正しく踏ませる

決定先進路への満足度には、競争などの要素もあって完全なコントロールはできません。これに対し、納得いくプロセスを辿らせることは可能です。データからは、プロセスへの満足を高めることが結果への満足、ひいては、進んだ先での自己認識の高まりにもつながることがわかります。生徒/学生を支える私たちにできることを考察してみました。

結果への満足≧プロセスへの満足、という事実/コントロール可能なプロセスにこそ意識を向ける/選択を急がせるより、踏むべき手順を踏ませることに注力/集団としての特性に照らして個をよりよく理解/アンケートが持つ優れた機能: 「尋ねることで問題意識を喚起する」/クラスや学年の比較の中に“倣うべき優良実践”を探す/クラス担任の先生にとって質問文は“目指すべき到達状態”を示すもの/時期を逸して「遅れた」という意識を持つと/進路意識だけを高めても・・・、学力を高めることが選択肢を拡げる

推薦入試を利用させる条件

一般入試では自信がないという理由で推薦を選ばせると、入学後についていけないことがあるのはよく知られたところです。大学側もリメディアルプログラムは用意してくれていますが、手厚ければそれなりに負担も大。補習的な授業とその準備で時間を食われて、本来の勉強が後手に回りがちです。そんなビハインドを跳ね返すだけの強いモチベーションを大学での学びに対して持っているかどうか、きちんと確かめてから推薦入試を選択肢に加えましょう。

推薦入試は、志望理由が明確なときだけの選択肢/ビハインドを跳ね返すだけのモチベーションを持っているか/志望理由をしっかりと固めることが、耐性と適応力を高める/志望動機が正しい手順で作られていることが、如上の指導の成立要件

5教科7科目に挑ませることの意味

高校までの教科学習指導は、すべての領域を強制力を以って学ばせることができる最後の機会です。様々な情報に敏感に反応し、受け取った情報に基づいて正しい選択ができる土台を作る、すなわち「認知の網」をしっかりと張らせておくのは、高校までの教科学習指導に期待される大きな役割の一つです。

認知の網を狭めさせないために教室でできること/受験を意識させることは真剣さを引き出す手段/受験期を待たず、できるだけ早いうちから/中だるみの防止にも大きな効果

選択した結果に向き合う

決定先進路が自分の中の候補リストに加わった時期、つまり志望順位に関わらずその大学や企業を現実的な選択肢として認識した時期がいつであったかによって、決定先進路への満足度に違いが見られます。進路先が決定したとはいえ、生涯を通して積み上げていくキャリアの中ではスタートラインに立ったかどうかの段階。これから歩く広々とした世界への入り口に過ぎません。卒業生への“おめでとう”に添えて、「現実は、あなたが考える以上の選択肢を提供しているかもしれない」 と伝えてあげてみてください。

決定先進路を候補として認識したのはいつか/そこにいる自分に何ができるか、もう一度考える/早すぎる場合も、満足度は下がる傾向/自らの選択結果に向き合う必要



教育実践研究オフィスF 代表 鍋島史一

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選択した結果に向き合う
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進路決定までのプロセスを正しく踏ませる#INDEX
決定先進路への満足度には、競争などの要素もあって完全なコントロールはできません。これに対し、納得いくプロセスを辿らせることは可能です。データからは、プロセスへの満足を高めることが結果への満足、ひいては、進んだ先での自己認識の高まりにもつながることがわかります。生徒/学生を支える私たちにできることを考察してみました。 ...続きを見る
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受験シーズンもいよいよ終盤戦。生徒の皆さんが日ごろの努力の成果を存分に発揮してくださることをお祈りいたします。 ...続きを見る
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記事インデックスの更新!(進路指導、カリキュラム)
テーマ別記事インデックスのうち、「教育課程・カリキュラム」 と「指導計画&進路指導」 を更新しました。 ...続きを見る
現場で頑張る先生方を応援します!
2016/08/23 05:12

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