学習機会としての模試受験 #INDEX
模擬試験には、当然ながら合否判定の結果をみて志望校/出願校を選ぶという使い方もありますが、学習機会としても積極的・戦略的に利用したいものです。少なくとも半日、ときに丸一日という多大な時間を模試に費やした挙句、合否判定の結果で進路の可能性を狭めていくだけならば、授業を進めた方がましかもしれません。
2014年11月に起こしたシリーズの記事を順次リライトしました。
模擬試験を受けさせる前の指導、成績が戻ってからの指導の2つの局面で、それぞれ考えておきたいことをまとめてみました。
模試に向けて、これまで勉強してきたことの学び直しをしたり、やりかけのままだった教材を仕上げたりする場面を作ることは、計画的な学習への姿勢と方策を身につけさせるチャンスです。
模試を受けた後、進路希望の実現に向けて足りないものは何か、それをどうやって埋めていくかを具体的に考えさせましょう。補習と講習で導いてあげられるのは、卒業させるまでです。その先を自力で歩いて行けるようにすることにこそ、重きを置くべきだと思います。
#01 学習機会としての模試受験(その1)~仕上げさせる 9/4更新
├ 自分の課題を特定させ、持ち時間の中に配列させる
├ やりきらずに放置していたことの仕上げを優先
├ 学び直しに好適な材料(例)
├ 他にも“ベタ”ながら効果的な方法がたくさん
└ 安易に新しいものに手を出させない
#02 学習機会としての模試受験(その2)~計画させる 9/5更新
├ 手放す時期を見込んで徐々に進める「守破離」
├ やるべきことを見つけるには生徒自身による“振り返り”
├ 計画を立てたら、全体量を「週数」で分割
└ 計画は1週間単位、最初は「投資量型」で
#03 学習機会としての模試受験(その3)~好適時期は? 9/6更新
├ 好適時期に集中して行うべき指導
├ 大きな選択に臨むときが最適タイミング
├ 環境の変化が控えるときの「助走」として
├ どのタイミングで「学び直し計画」に着手させるか
└ 短い期間から始めて徐々に長期計画に
#04 模試受験後の指導~進路希望を維持させる~ 9/7更新
├ やりたいことに挑み続けられるように
├ C判定までの点差が埋められるかどうか
├ 問題検知センサーと記憶を手繰り寄せる方策
├ 一度手をつけた教材はきっちり仕上げ切らせる
├ 合否は総合点で争うもの~広い視野で戦略立案
├ プラスαの詰め方を誤らせないために
└ 志望の切り下げで、学びの目的を見失わせない
■関連記事: どこまで伸びるか見立てる 9/10更新
├ 可能性を小さく見積もらせない/見積もらない
├ 成績推移だけでは伸びしろの見立てはつかない
├ 正解できなかった理由とその解消の様子を観察する
├ 頭の中でやっていることを観察する機会を作る
├ 模擬試験のやり直しを通じた振り返りと課題形成
└ 伸びた生徒と伸びなかった生徒の行動特性にも照らして
教育実践研究オフィスF 代表 鍋島史一
模擬試験を受けさせる前の指導、成績が戻ってからの指導の2つの局面で、それぞれ考えておきたいことをまとめてみました。
模試に向けて、これまで勉強してきたことの学び直しをしたり、やりかけのままだった教材を仕上げたりする場面を作ることは、計画的な学習への姿勢と方策を身につけさせるチャンスです。
模試を受けた後、進路希望の実現に向けて足りないものは何か、それをどうやって埋めていくかを具体的に考えさせましょう。補習と講習で導いてあげられるのは、卒業させるまでです。その先を自力で歩いて行けるようにすることにこそ、重きを置くべきだと思います。
#01 学習機会としての模試受験(その1)~仕上げさせる 9/4更新
├ 自分の課題を特定させ、持ち時間の中に配列させる
├ やりきらずに放置していたことの仕上げを優先
├ 学び直しに好適な材料(例)
├ 他にも“ベタ”ながら効果的な方法がたくさん
└ 安易に新しいものに手を出させない
#02 学習機会としての模試受験(その2)~計画させる 9/5更新
├ 手放す時期を見込んで徐々に進める「守破離」
├ やるべきことを見つけるには生徒自身による“振り返り”
├ 計画を立てたら、全体量を「週数」で分割
└ 計画は1週間単位、最初は「投資量型」で
#03 学習機会としての模試受験(その3)~好適時期は? 9/6更新
├ 好適時期に集中して行うべき指導
├ 大きな選択に臨むときが最適タイミング
├ 環境の変化が控えるときの「助走」として
├ どのタイミングで「学び直し計画」に着手させるか
└ 短い期間から始めて徐々に長期計画に
#04 模試受験後の指導~進路希望を維持させる~ 9/7更新
├ やりたいことに挑み続けられるように
├ C判定までの点差が埋められるかどうか
├ 問題検知センサーと記憶を手繰り寄せる方策
├ 一度手をつけた教材はきっちり仕上げ切らせる
├ 合否は総合点で争うもの~広い視野で戦略立案
├ プラスαの詰め方を誤らせないために
└ 志望の切り下げで、学びの目的を見失わせない
■関連記事: どこまで伸びるか見立てる 9/10更新
├ 可能性を小さく見積もらせない/見積もらない
├ 成績推移だけでは伸びしろの見立てはつかない
├ 正解できなかった理由とその解消の様子を観察する
├ 頭の中でやっていることを観察する機会を作る
├ 模擬試験のやり直しを通じた振り返りと課題形成
└ 伸びた生徒と伸びなかった生徒の行動特性にも照らして