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zoom RSS 行事にじっくり向き合える、忙しすぎない学校生活

<<   作成日時 : 2017/01/27 08:10   >>

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どの学校でも、より良い教育を目指して様々な教育機会の整備がどんどん進んでいます。一昨日取り上げた進路講演も、昨日の記事で書いたワークショップもその一つですが、せっかく作った教育機会なら、意欲的に参加する生徒を増やしたいもの。

参加させないことには、せっかくの企画や準備も実を結びません。生徒だって、参加しないことには、得るものは何もありません。


❏ どの行事・活動を優先するかを教員団の共通認識に

校内で様々な行事や活動が同時に行われている状況下では、生徒はどれかひとつを選ばなければなりません。ほかはあきらめるしかないということです。

どうしても参加させたい、指導の中軸となる行事については、先生方の共通認識を高めて、実施時間の調整をすることも必要なのではないでしょうか。

実際、部活や補習の開始時間を繰り下げるなどの対応をとっている学校もあります。

目指しているものをはっきりさせ、その意義を理解してもらわないことには、如上の調整に向けた機運は生まれません。

だからこそ、企画段階、準備機会を通して、「生徒にどんな変化を期待しているか」 を、先生方が共有する取り組みが必要だと思います。


❏ 参加意欲を高める働きかけは十分か

どんな意欲的な行事を作ってみたところで、生徒は、行事の名称を目にしただけで、他の用事をやりくりして参加の時間を確保しようとは思ってくれないものです。

もし、その行事に参加していたら得られたはずの気づきが、その後の選択や生き方に大きな意味を持つことだってあるのに、と考えるとなんだかとてももったいない気がします。

例えば、ワークショップを行うのであれば、その日に解決を試みる課題をお題として通知文書に明示しておいたり、取り上げる社会問題などを扱った記事などを添えておいたりするのも、一定の効果を持つのではないでしょうか。

芸能イベントと学校行事は違いますから、どんな講師が来校するかという情報だけでは、自分たちが取り組む課題、導き出す答えをイメージできず、そこに参画する当事者意識は持ちようがありませんよね。


❏ 教育機会の一つひとつにじっくり向き合える余裕を

きちんと設計された教育機会に、できるだけ多くの生徒を参加させ、行事に臨むまでの準備をしっかり行わせることが、似たような指導を繰り返す無駄を減じることにもなりそうです。

忙しすぎない学校、学ぶ機会の一つひとつに生徒がじっくりと向き合える状態を作ることも、学校経営の大切な課題だと思いますが如何でしょうか。

これまでの行事配列をどこかで一度冷静に見直してみる必要もあるように感じます。まさに今、ゼロ学期の真っただ中。新年度に向けて、検討を始める時期です。

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教育実践研究オフィスF 代表 鍋島史一


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