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zoom RSS ちょっと早いですが、新学期を迎える準備

<<   作成日時 : 2017/02/03 07:51   >>

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早いもので、明日は立春。まだまだ寒さ厳しく、先生方は入試業務や受験生指導で多忙を極める毎日と拝察いたしますが、そろそろ新年度を迎える準備もイメージしておかなければならない時期になりました。

新しいことを計画している学校ならその準備もあろうかと思いますが、それ以外の場面でもやるべきことは少なくありません。
新学期準備に関する記事を集めてみました。全編アップデート済みです。
新学期準備に関する記事を更新完了! 2017-03-03 現在


❏ まずはタスクの書き出し、優先順位を決める

やるべきことをリストアップし、それぞれの重要度を判断するところまでは、どこかで時間を見つけて先行させておきたいところです。

優先順位の高いものから、カレンダーに期限と所要日数を落とし込んでいくと、当期にできる範囲と、次期に繰り越す課題の切り分けがはっきりしてきます。

この仕訳とスケジューリングを怠り、勢いに任せて目先のものから手を付けていくと、優先度の高いものがスケジュールからこぼれかねません。
 ← いや、本当に…。学ばない自分に反省の材料だけは事欠きません!

仮に4月7日(金)が始業式だとすると、本日2月3日は63日前、新年度の本格始動まで、残すところ9週間です。


❏ 次に何をすべきかは、現時点での生徒の状況から考える

「指導は、現況と目標との差分を埋めるために行うもの」 ですから、まずは現時点での生徒の状況をもう一度正確に把握してみる必要があります。

模試や考査の成績からは、弱い単元や習熟が足りない項目を明らかにして、それをどうやって補うかを考えます。

次学年に進んでから関連領域を学ぶときに復習機会を作るのか、対象者を選び出して学び直しをさせるのか…。補習は、他の活動に充てる時間を圧迫しますので、基本的には最後の手段に取っておきたいものです。


❏ 補習を計画するときに踏まえておきたいこと

補習という形を選択するなら、時間確保の調整を、分掌・学年・教科、さらには部活顧問などの理解を得ながら行う必要もありますので、起案は早めにしたいものです。

また、既習事項の理解や習熟の度合いと、不足を補う必要性とは別のものかもしれません。「知識をどこまで拡張するかは個々のニーズに合わせて」 にも書いたように、学びを広げるべき範囲は生徒毎に違う可能性があります。

学び直しの機会を作る際は、あくまでも、「その生徒が次のステップに進んだ時に必要な土台を整え直すこと」 を最優先にやり方を考えるべきだと思います。


❏ 学習方策は身についたか、苦手意識を持っていないか

次に進んだときに必要なこと、という点では所謂「知識・技能」 だけを見ても十分とは言えません。

例えば、予習で課されるタスクをこなせない生徒だっていますよね。

例えば、辞書が上手に活用できないとか、自力で教科書や参考書を読んで理解できない/理解しようとする姿勢が希薄とか…。

この状態を放置して、次の学年での学習に進んでは、生徒も先生も大変です。

今年度のうちに、授業時間内で「模擬予習」 の時間を取ってみて、生徒がどんな方法で勉強しているかを確かめてみるのは如何でしょうか。

実際にやらせてみないと、補完指導を必要とする生徒をピックアップする「観察の機会」 が持てません。

ちなみに、学習オリエンテーションを全員にやり直すのも無駄ですよね。すでに要求を満たせている生徒に得るものはないし、自分のスタイルを確立できている生徒には、後ろから襟を引っ張られるようなものです。

また、学力は高くても、不要な苦手意識を抱えていたり、伸びている実感を持てずに学び続ける意欲を弱めている生徒もいるはずです。

拙稿「学力向上感、得意・苦手に成績が及ぼす影響は?」 も、併せてご高覧いただければ光栄です。


❏ 新入生オリエンテーションで、学習経験を尋ねておく

今いる生徒は、学ぶ姿を観察することで現況を把握することができますが、今度入学してくる生徒については別のアプローチが必要ですよね。

もちろん、入試の答案を見たり、内申書を読んでわかる部分もありますが、それだけで十分とは思えません。

例えば、中学校でどんな体験学習をしてきたかによって、高校で用意している指導機会がただの「やり直し」 になってしまう可能性だってあります。

生徒に既視感(デジャブ)を覚えさせただけでは、何にもなりません。

学習方策の獲得状況や学ぶときの姿勢などは、生徒本人に聞いてみたところで、正確な答えはあまり期待できませんので、新学期が始まってからの教室での観察が勝負です。

でも、「何を体験したか」 は本人に訊いてみるしかありませんよね。

新入生オリエンテーションでは、質問紙を用意しておき、
  • 「ここまでは身につけてきてほしい事柄」 について、
  • 「十分に慣れている」「やったことがある」「経験したことがない」
の分布くらいは把握を試みても良いのではないでしょうか。

新入生の側でも、こうした事柄を改めて問われることで、自己認識を明確にしたり、高校での学習への順応準備を意識したりするきっかけになるはずです。


教育実践研究オフィスF 代表 鍋島史一

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