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zoom RSS 進路関連行事に向けた企画・準備・事前指導

<<   作成日時 : 2017/03/06 04:43   >>

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3月に入り、本格的な春が近づくのを感じますが、同時に新学期も近づいてい来ています。学年末試験や卒業式が終われば、あっという間に春休み。年間行事予定やシラバスの起草、授業開きへの準備へと忙しい日々が続きそうです。

進路の年間指導計画も、本年度の成果と課題を踏まえて、具体化が進む頃かと存じます。1月下旬に公開した記事をまとめてみました。


進路講演などに向けた事前指導
外部から講師を呼んで生徒向けに講演をしてもらうとき、「生徒にどんな変化を期待しているか」 を、明確なイメージとして、現場の先生方が、本番を迎えるまでの一定期間にわたって共有しておく必要がありそうです。講演などは、あくまでも一過性のイベントであり、そこから十分な情報や刺激を受け取れるかどうかは、生徒一人ひとりが、それまでにどんなことを考え、知り、経験してきたかによって大きく異なり、事前指導が重要です。

課題解決学習における導入の工夫
ワークショップタイプの進路行事は、講義、討論、発表、講評という4フェイズに加え、プレ討論、調べの時間、グループ再編などを組み込むことで、より大きな果実を結ぶことに繋がりそうです。ここでの気づきや達成感は、課題解決に向けた協働の楽しさ、大切さを学ぶ貴重な機会です。主体性や多様性の獲得につながりますし、活動を通じて膨らませた興味はやがては将来の夢や進路意識となっていくかもしれません。

行事にじっくり向き合える、忙しすぎない学校生活
様々な教育意図をもって整備が進む指導機会も、生徒が忙しすぎて参加できなかったり、準備不足のまま会場に足を運んだりしているのでは、所期の成果は結べません。重要な行事を企画したら、部活動や放課後補習とかち合わないようにするべきですし、目指しているものを学年団が共有し、生徒の参加意欲を刺激して行事に向かわせるレディネスを整えることに力を合わせていくべきだと思います。


併せて、ブログ記事総目録の「進路意識形成を支える指導」 も更新しました。
お時間の許すときにご高覧いただければ光栄です。




まとめページの起草に当たっての追記


進路意識形成に向けた刺激にと、外部から講師やファシリテーターを招いて講演会やワークショップを行うケースが増えています。

機会あるごとに参観させていただいてますが、現場を拝見すると「あれっ?」 と感じることも少なくありません。

大きな労力と長い時間をかけて企画する行事ですから、成功させたいのは山々ですし、せっかくの機会を生徒が活かしきれなければあまりに勿体ない。

特に気になることが多いのは、
  1. 生徒がなんの準備もせずにその場に臨んでいる
  2. せっかくの内容が、構成の拙さで生かされない
  3. 自由参加とは言え、あまりにも参加者が少ない…
といったところでしょうか。

生徒がなんの準備もせずに、受け身の姿勢で会場に足を運んでしまうのは、その行事に込めた思いを学年団の先生方が共有できていないことに遠因があるかもしれません。

その行事が何を目指して作られる場なのか、生徒にどんな変化や成長を期待して企画した行事なのか、先生方が明確に意識できていれば、それに応じた準備を生徒に取らせる働きかけが生じるのではないでしょうか。

また、内容と構成を講師の方にお任せするのも結構ですが、講師の方はその分野のエキスパートであっても、生徒を育てる場のプロではありません。

現場の先生方も、教育効果の最大化に積極的に関わることで、講師が持つものを生徒にしっかり受け取らせることができるはずです。

出席者が少ないのも大きな問題です。10の効果を15人しか受け止めないのと、300人が受け止めるのとでは、学校全体としての教育効果は20倍もの開きがあるということですよね。

行事に込めた思い、その場で目指すものをしっかり共有し、生徒の時間というリソースの最適配分を図るべきではないでしょうか。

こうした問題意識に立って起こした記事が如上の記事3稿です。お時間の許すときにご高覧をいただければ光栄です。


教育実践研究オフィスF 代表 鍋島史一

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行事にじっくり向き合える、忙しすぎない学校生活
どの学校でも、より良い教育を目指して様々な教育機会の整備がどんどん進んでいます。一昨日取り上げた進路講演も、昨日の記事で書いたワークショップもその一つですが、せっかく作った教育機会なら、意欲的に参加する生徒を増やしたいもの。 ...続きを見る
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2017/03/06 04:46
課題解決学習における導入の工夫
昨日の記事では、進路講演などの単発イベントで所期の成果をより確実に得るための工夫 について考えました。進路意識を持たせたり、キャリアについて考えさせたりするこうした機会を、講演タイプではなく、ワークショップ型で運営するケースも増えてきています。 ...続きを見る
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2017/03/06 04:48
進路講演などに向けた事前指導
外部から講師を呼んで生徒向けに講演をしてもらうとき、「生徒にどんな変化を期待しているか」 を、明確なイメージとして、現場の先生方が、講演本番を迎えるまでの一定の期間にわたって共有しておく必要がありそうです。 ...続きを見る
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2017/03/06 04:48
進路意識形成を支える指導
1 興味を追いかけ、しなやかに選択を重ねる1.1 キャリアは選ぶものではなく重ねるもの 1.2 カッコつきの“キャリア教育の充実!”に思うところ 2 進路指導で育む“選択の力”2.1 進路指導で育む“選択の力”(その1) 2.2 進路指導で育む“選択の力” (その2) ...続きを見る
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生徒が互いの頑張りを支え合う集団作り
早いもので明日から4月です。新入生はもとより、進級する生徒も、何かしらの希望や決意を抱いて新学期を迎えます。特に最上級生を迎える生徒たちは、自らの進路希望の実現に気持ちを高めていると思います。 ...続きを見る
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2017/03/31 07:46
優れた実践を見て言語化する(見取り稽古)
剣道では「見取り稽古」 という言葉があります。ほかの人の稽古や試合を見て学ぶことを指しますが、優れた技術などを見て、あとで真似をしたり、イメージを作るのに役立てるために行うものですが、「一本」 になるかどうかを見極められるようになるのも見取り稽古の大事な目標です。 ...続きを見る
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2017/04/27 07:13

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