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zoom RSS 進級後の指導を見据えて(学年間での学びの接続)

<<   作成日時 : 2019/01/24 05:06   >>

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教科学習指導にしても、進路指導や生活指導にしても、単年度で指導が完結するわけではありません。ある学年での指導は、その次に進んだ時に必要になる事柄を獲得させる準備でもあり、また、前年度までの指導で達成できなかった指導目標の補完をする機会でもあります。

単年度の指導目標が達成できていなければ、きちんとフォローしなければなりませんが、そんな場面ばかりが膨らんでは、指導計画は後手に回り続けます。

当座の目標を達成することに終始し、既習事項が十分に定着したと安心していても、次のステージに進む準備が整っている保証はありません。

中学/前期では、学力向上感や学びの中での充足感を強く実感していた学年が、上級学年に進むにつれて、学びへの自己肯定感を失っていくとしたら、学習目標や指導主眼が学年や校種の間でうまく接続されていない可能性を疑ってみる必要がありそうです。

単元や学期、学年ごとの指導目標/指導主眼が、3年間/6年間を見渡したグランドデザインの中に正しく配列され、互いに結び付き合っているかどうかどこかのタイミングで点検してみては如何でしょうか。

2017/10/19 に公開したシリーズをアップデートしました。


同じ教材で同じように教えているのに…
2019.01.21 Updated!
生徒は、それまで自分が受けてきた様々な授業の中で、学習観を作り、それに応じた学習方策を身につけてきています。また、学習を通じて積み重ねてきた成功体験、特に不明が生じたときに自力で克服した体験の量により、負荷耐性も異なります。様々な背景や学習履歴をもった生徒が構成するクラスでは、集団としての特性も異なる以上、教え方・学ばせ方というインプットへの反応を探り、教え方や負荷のかけ方を調整する必要があります。

前年度の指導に起因する学習指導上の課題
2019.01.22 Updated!
あるクラスを担当していて、学習指導がうまく行かない場合、その原因が前年度までに生徒たちが受けていた授業に存在する場合があります。既習事項の習熟が不十分であれば、学び直しに手間取り本時の学びが十分に深められないこともありますし、不安定土台の上に新たな知識を積もうとしてもうまく行きません。授業改善に向けた改善計画を練るとき、自学年での課題と前学年での指導改善で解決を図るべき課題とをきちんと切り分けしましょう。

生徒は何ができるか〜指導計画立案の前に確認
2019.01.18 公開
来年度の教育活動の最終設計に入る前に、確実に行っておきたいことのひとつに、「これまでの指導を通して生徒は何をできるようになっているか」の点検があります。指導とは、現状と目標の差分を解消する活動ですので、目標をしっかり定めるのと同時に、現時点で知っていること/出来ていることをきちんと把握しないことには、正しい設計ができません。来年度の指導計画を固める時期を迎え、その確認をするのは今をおいて外にないはずです。

教え方と学び方のマッチング
2018.09.27 公開
生徒はそれぞれの学習履歴の中で学び方を身につけてきています。その一方で、先生方もそれぞれの教え方をお持ちです。進学や年度の切り替わり等で生徒と先生の組み合わせが変わったことを機に「学び方」と「学ばせ方」のミスマッチが生じることがあります。教え方と学び方のマッチングが失われると、学び側での戸惑いなどが生じ、生徒本来のポテンシャルが十分に発揮されず、成績の伸び悩みという形で影響が現れることが少なくありません。

中高一貫校での中高/前後期接続
2019.01.23 Updated!
中高一貫校の強みは、6ヵ年を通した指導計画のもとで中断なく指導の成果を積み上げられることにありますが、入学当初の高い意欲と終盤での進路希望実現への努力との間に生じる「中だるみ」が大きくなりがちという弱みも持ち合わせます。今学んでいる単元を理解すると同時に、次に進む準備をしていることを生徒は意識できているでしょうか。また、見えないところで同年代の生徒が何に挑み、頑張っているかを知る機会はあるでしょうか。


教育実践研究オフィスF 代表 鍋島史一

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中高一貫校での中高/前後期接続
中高一貫校の強みは、6ヵ年を通した指導計画のもとで中断なく指導の成果を積み上げられることにありますが、同時に、連続した指導期間が長くなるほどに抱え込むリスクもあります。その一つは、入学当初の高い意欲と終盤での進路希望実現への努力との間に生じる「中だるみ」が大きくなりがちなことでしょう。 ...続きを見る
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2017/10/19 07:38
前年度の指導に起因する学習指導上の課題
あるクラスを担当していて、学習指導がうまく行かない場合、その原因が前年度までに生徒たちが受けていた授業に存在する場合があります。 ...続きを見る
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2017/10/19 07:38
同じ教材で同じように教えているのに…
同じ教材を使って同じように教えているのに、アンケートでの生徒からの反応がクラスごとに大きく違うことは珍しくありません。回答分布の違いを把握してクラスの特性に応じた調整をこまめに行っていくのも、授業評価アンケートの結果を有効に活かす重要な場面のひとつです。 ...続きを見る
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2017/10/19 07:39
異校種間での指導を繋ぐ
1 校種間連携で行う授業改善1.0 校種間連携で行う授業改善(研究授業&出前講義) 1.1 校種間連携でできること(その1) 1.2 校種間連携でできること(その2) 1.3 校種間連携でできること(その3) 1.4 校種間連携でできること(その4) 1.5 校種間連携でできること(その5) 1.6 異校種連携で行う授業研究の必要性 2 小中高合同研究授業をお訪ねして2.1 小中高合同研究授業をお訪ねして(その1) 2.2 小中高合同研究授業をお訪ねして(その2) 2.3... ...続きを見る
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2017/10/19 07:50
カリキュラム・年間指導計画
1 シラバスの起草・更新に際して1.0 シラバスの起草・更新に際して(序) 1.1 その1 まずは全体を見渡したグランドデザインを 1.2 その2 指導計画立案の前に検証可能な目標の設定 1.3 その3 副教材の取り扱いや学ばせ方のすり合わせ 1.4 その4 使いながら記録を残してブラッシュアップ 1.5 シラバスを熟読・活用することには効果あり 1.6 評価規準は使いながらブラッシュアップ 2 教科学習指導における数値目標のあり方2.0 教科学習指導における数値目標... ...続きを見る
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2017/12/11 08:59
生徒は何ができるか〜指導計画立案の前に
来年度の教育活動の最終設計に入る前に、確実に行っておきたいことのひとつに、「これまでの指導を通して生徒は何をできるようになっているか」の点検です。指導とは、現状と目標の差分を解消する活動ですので、目標をしっかり定めるのと同時に、現時点で知っていること/出来ていることをきちんと把握しないことには、指導を正しく設計することはできません。 ...続きを見る
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2019/01/18 07:36
受験学年のスタートに向けて(まとめ)
早いもので、今日から2月です。4月に最上級生となる現2年生が迎えた「ゼロ学期」も3分の1が経過したことになります。受験学年としての心構えを作らせ、受験に団体戦で挑めるクラスを作るには、年度末までのこの時期での準備がとても重要です。 ...続きを見る
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2019/02/01 05:26
進路希望の具体化と実現へ
1 選択の機会ひとつひとつに備えさせる1.1 大きな分岐(選択の機会)を前に整えるべき指導機会 1.2 先に控える選択の機会をいつ認識させるか 1.3 進路の手引きは冊子よりもファイリング形式で 1.4 準備が整わないうちに選択を迫っていないか 2 進路希望の実現をあきらめさせない2.1 どこまで伸びるか見立てる 2.2 第一志望をあきらめさせない指導 2.3 受験期は、またとない成長の好機 ★ 3 学習機会としての模試受験3.0 学習機会としての模試受験(序) 3.1 学... ...続きを見る
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2019/02/08 07:23
新学期を迎える準備(まとめページ)
年度末を迎えようとしているこの時期に、やるべきことをリストアップし、それぞれの重要度を判断しておきたいところです。当ブログの中から「春休み」と「新学期」をキーワードに持つ記事を集めてみました。最終更新日が古い記事もありますが、残り5週間ほどの準備期間でのタスク管理に何かのご参考となればこの上ない喜びです。 ...続きを見る
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2019/03/01 06:07

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