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zoom RSS 出題研究の成果を指導計画作りに活かす

<<   作成日時 : 2018/02/13 06:36   >>

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2月も中盤を迎えて、大学入試もピークを迎えようとしています。年度末の多忙をものともせず、日々、予備校のホームページで入試解答速報をチェックしておられる先生も少なくありません。出題研究に余念がないそのお姿には頭が下がる思いです。


❏ 出題研究を通して、問い方・答えさせ方を学ぶ

出題研究は、問い方・答えさせ方を研究するのに最善の方法です。

2020年の入試に向けて、思考力・判断力・表現力を重視する方向に、指導目標を置き直していこうと思えば、定期考査の問題も趣旨を変えていく必要があります。

生徒は、テスト問題に合わせて学習スタイルを作りますから、授業を変えるだけでは十分な効果は得られません。

そのお手本というか、参考にすべきもののひとつが、これから数年で大きく変容が予想される大学入試問題だと思います。


❏ 良問を見つけたら、指導カレンダー上に配列してみる

高大接続改革に向けて、意欲的な大学では、新しい学力観に沿った出題を増やしてくるものと思われます。

今年あたりからは、学習型問題や答えが一つに決まらない問題なども、見かけることが多くなるかもしれませんね。

問題を解きながら良問を見つけたら、その場で指導カレンダーに組み込んでしまいましょう。生徒が挑む機会がなければせっかくの良問も活かせません。

ある単元のまとめとして挑ませるのか、別の単元の導入で使ってみるのか、同じ問題でも先生方の発想次第で様々な使い方があるはずです。

定期考査や校内実力テストに応用問題として出題してみるのもいいですよね。夏期講習会などで志望校別対策講座の教材にする手もあります。


❏ 挑ませる課題が決まれば、そこまでの指導も設計しやすい

ある時期にその問題を生徒に解かせようと思えば、それまでにどんなことを学ばせる必要があるか、どんな練習を積ませるべきかイメージがわいてきます。

必要な知識を学ばせておくほか、参照型教材の使い方に習熟させて、課題解決に必要な知識や情報を生徒自身が集められるようにしておくことも大切です。

議論の立て方や文章の構成の基礎を学ばせる機会も、しっかり設計したいところです。

論述問題であれば、採点基準を理解させ、自分の答案を評価してブラッシュアップを図れるようにするのも重要な指導目標です。


❏ 生徒が自己答案を相対化できるように

日頃の授業でも、教科書の本文内容に基づいて、要約したり、意見を述べさせたりしながら、答案が満たすべき条件を一つひとつ、具体例に沿って理解させていきましょう。

公開添削を行いながら、良い答案と悪い答案の線引きを言語化できるように持っていくことが大切です。

数か月の集中的な練習を重ねておけば、生徒は採点の観点と規準をある程度のところまで理解して、答案の自己点検に利用できるようになるようです。

記述・論述対策というと、生徒の答案を丁寧に添削してあげることを思い浮かべるかもしれませんが、基準に照らした自己点検を、生徒自身ができるようにしないことには、先生方の手を離れてからの成長が止まってしまうのではないでしょうか。



2020年入試への対応はどの学校でもなかなかヘビーな課題かと存じますが、出題研究とその成果を指導カレンダーに組み込むようにするだけで、かなりのところまで対応ができそうな気がします。


教育実践研究オフィスF 代表 鍋島史一


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