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zoom RSS できない? やらない? やらせてない?

<<   作成日時 : 2018/06/27 07:36   >>

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これまでの授業を振り返り、生徒にやらせずに先生が肩代わりしていたことがないか、洗い出してみることも時には必要だと思います。
  • 生徒にはできないと思い込んでいたことも試しにやらせてみたら思いもかけず良くこなしてくれた

  • 自分から進んでやらないだろうと思っていたことも、その必要性や楽しさに気づいたとたんに自分で取り組むようになった
という場面を経験して「これまではやらせていなかっただけかも」と気づくことも少なくありません。


❏ やらせてみたら、あっさりできてしまうかも

自力で教科書や副教材を読んでその内容を理解することや、課題に取り組むときの段取りを考えることなどがその典型ではないでしょうか。

解くべき問いを示しでた上で、「この資料を読んで自分なりに答えをまとめてみなさい。隣と相談してもいいよ」と指示をしたら、もしかしたらあっさりと出来たかもしれませんよね。

自分で調べて答えを見つける楽しさを知れば、問いさえ与えれば自力で学ぶようにになるはずです。


❏ 自分にできることを見つけることが行動のきっかけに

もう一歩進んで「問いを立てる」ところから、生徒にやらせてみたら、また思いもよらぬ成長を見せてくれるかもしれません。予習中心の授業に転換を図りたいのに、「うちの生徒には…」と躊躇しておられるようなら、次回の予習ができる状態を作って授業を終えるように仕掛けてみては如何でしょうか。状況は一変するかもしれません。

「生徒には難しいかな」「やれと言っても無理かな」と慮って、先回りして教えたり、お膳立てを整え過ぎたりすることが、生徒の能力発現と成長の機会を奪ってしまうリスクを常に念頭に置きたいものです。


❏ 何がどこまでできるのか、観察を通じて見極める

生徒たちが小中学校ですでに経験して方法を身につけていていることも沢山あるはずです。

やらせてみないと、何ができるようになっているかの見極めを誤ることもあるのではないでしょうか。

また、他の先生の授業を参観してみたら、自分のクラスではやらせてみたこともないことに、生徒が想像もしないほどの活力を持って取り組んでいることもあります。

様々な場面を作り、生徒の行動を観察するところから、指導の方法や授業の設計を考えていく必要があると思います。


❏ 次の学期/年度の指導を設計する準備にも

間もなく夏休みですが、残りの授業と考査の答案を通して生徒一人ひとりを良く観察し、次のステージに向かう準備は整っているかを見極めておかないと、2学期からの授業で生徒の学びに余計なブレーキをかけてしまうことになりかねません。

生徒の能力や資質の見極めには、夏休み中の講習会も有益な機会です。

普段の授業では、ちょっとためらいを覚えるような試行も、講習会ならやりやすく、そこで生徒の新たな一面を見いだせたら、様々な指導の可能性を探って行けそうです。


■ ご参考記事:
  1. できることはどんどんやらせる〜生徒の邪魔をしない
  2. 不用意な“待て”をかけない(全4編)


教育実践研究オフィスF 代表 鍋島史一

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