問答を通じて論理性を養う(その3)

問答を通じた論理性・思考力の涵養は、すべての科目を選ぶことなく学ばせられる高校に通っているうちにこそ推し進めたいところ。様々なジャンルを対象に思考の訓練を重ねた方が、より汎用性の高い力が得られるはずです。しかしながら、生徒の思考を引き出しながら問いを重ねようと、ただ発問を増やしてみても、生徒の反応が鈍いままというケースも少なくありません…
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問答を通じて論理性を養う(その2)

スクール形式で行う、一見すると講義形式のような授業スタイルでも、頻繁に問いが発せられ、生徒の発言をきちんと拾い上げて次の問いに繋ぐという流れができていれば、生徒の頭を十分にアクティブな状態にすることができます。問いを重ねるということは、思考を掘り下げることであり、また見落としを減らし視座を広げることに繋がっていきます。 もちろん、…
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問答を通じて論理性を養う(その1)

生徒に論理性や思考法を身につけさせる最上の方策の一つは、先生との問答(対話)です。問いを投げかけ思考させ、考えたところを言葉にさせることで、思考そのものやその土台となる観察の欠落に気づくことができます。外からの問いによって、それまでの考えを相対化させることは、より合理的な答えに近づくために欠かせないものだと思います。 2015/0…
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プロセスに焦点を当てた問い

教室で発している問いのうち、「結果」 を尋ねるときと、「過程(=プロセス)」 を訊ねるときの割合はどのくらいでしょうか。高大接続改革では「答えを出すにはどのようにすればよいか」と解決へのアプローチそのものを焦点とする問いも増えてきそうです。 正解が何であるかを訊ねるときはもちろんですが、「~が~になるのはどうしてか」という理由を聞…
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既習内容の確認は、問い掛けで

新しい単元を学ばせるときには、関連する既習内容をきちんと理解しているか/覚えているかを確かめないと、どこまでを前提に学びを始めさせれば良いか見極めることができません。土台ができていないところに建材を組んでも上手くいくわけがありませんよね。 確かめるには、問い掛けて生徒のアタマにあることを言葉にさせるのが最も効果的。わからないこと/…
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対話により思考の拡張を図り、観察の窓を開く

授業内に生徒が活動する場を作る目的は、解くべき課題を与えて発動させた思考を「対話を通じた知識や発想の交換」で拡張させることに加えて、生徒の頭の中で何が起きているかを把握するための「観察の窓」を開くことにあります。 沈思黙考という言葉もありますが、一人の頭の中だけで考え得ることには限界があります。それ超えていくためには対話を通じた思…
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学びの重なりを上手に利用したコンパクトな学校経営

学校は様々な教育活動の集合体として成り立っていますが、相補関係を考慮しないで個々の教育活動を設計すると、部分最適化は図られても、リソースの最適配分という視点が欠落することもあります。 新たな要請に応えて足し算(増築)を繰り返し、教育活動を膨らませていくばかりでは、リソースの枯渇は免れません。 積み上げてきたものを振り返り、そ…
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効果測定とスクラップ&ビルド(教育資源の最適配分)

高大接続改革と次期学習指導要領への対応の中で様々な新しい教育活動が採り入れられていますが、これまで作り上げてきた教育活動に「足し算」していくだけでは、限りある教育リソースが枯渇するのは火を見るより明らかです。以前から行われていることや新しく取り入れてみたことは一つひとつきちんと効果測定を行い、効果のないもの/費用対効果に劣るものを取り止…
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新しいことに生徒が戸惑いを見せても

生徒をそれまでやらせたことがないことに挑ませれば、最初の戸惑いは当たり前のこと。例えば、拙稿「教科書をきちんと読ませる」や「質問を引き出す」でご提案したような活動でも、教室に初めて持ち込んでみたときから何の障害もなくスムーズに運ぶのはむしろレアケースです。 最初のトライで上手くいかないからといって、その後の挑戦を止めてしまっては生…
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業務の無駄を省く~現場レベルで可能なコストカット

先生方の多忙はもはや限度を超えており、業務の削減と効率化は先送りできない課題の一つです。多忙の原因には、制度改革を必要とする構造的なものと、現場レベルでの仕事の進め方しだいで解消を図りえるものとがあります。 構造的な問題の改善を急がなければならないのは当然として、同時に、日々の教育活動に改善の余地がないかを洗い出し、ひとつひとつ片…
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指導案の優劣を論じるときも

指導案を持ち寄ってその改善協議をするときや、教育実習生にアドバイスをするとき、それぞれの経験や考え方が競合を起こし、議論がかみ合わないことがあります。昨日の記事とも関連しますが、エビデンスがないまま論じても、主観のぶつかり合いばかりで、より良い指導法を協働で作り出していくことにはつながりにくいものです。 2016/06/29 公開…
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新たな取り組みを始めるときの鉄則

学校に限ったことではありませんが、新しいことを導入しようとしたときには、きちんと踏んでおきたい手順というものがあるように思えます。目的の確認や効果の検証も不十分なまま、新しい取り組みの手順と方法だけ決めて拙速に「全生徒を対象にいっぺんに実施」というのでは乱暴にすぎるのではないでしょうか。 拙稿「マニュアルありきでの指導にはリスクあ…
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働き方改革~校務の見直しと再構造化(記事まとめ)

学校の先生の多忙が取りざたされて久しくなりました。報道を見ても、現場でのご様子を拝見しても「働き方改革」は待ったなしの課題だと改めて感じています。外にいる私が直接何かできるわけでもなく心苦しく感じておりますが、少しでも何かのヒントになればと、考えるところを起こした拙稿をまとめてみました。 ご多忙を極める中、矛盾する言葉で誠に恐縮で…

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探究活動、課題研究

1 横断的・体験的な調べ学習の先にある探究活動1.0 総合的な探究の時間★ 1.1 高校生にとっての探究活動 1.2 『TOK(知の理論)を解読する』 を読んで 1.3 中学での経験を踏まえて考える「高校での探究活動」 1.4 新テスト対応にも探究活動は土台となる ★ 1.5 探究活動を通して養う"ファクトフルネス"★ 1.…
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マニュアルありきでの指導にはリスクあり

総合的な探究の時間をはじめ、新しい学力観に沿った新たな教育活動が次々と導入され、その指導法の確立は喫緊の課題となっていますが、新たな指導法を考えるときに大切なのは、マニュアル作りを先行させることではなく、目標とするところを教員団がしっかりと共有したうえで、それぞれが最善と思う方法で指導に当たり、その成果を比べる中で、より良い方法を選び出…

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自力で学ぶ力を育むのに重要な、最初に選ぶ”対話の相手”

授業中に問題演習を行っているとき、生徒に「わからないことがあったら手を挙げ(て質問し)なさい」と声をかけるのは教室でよく目にする光景です。明示されていませんが、このセリフの直接目的語は、当然ながら「わからないこと」、そして間接目的語はおそらく「机間指導中の教員」だと思います。 生徒の疑問にきちんと答えるのはもちろん先生方の大事な仕…
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記事の投稿・更新をしばらく休止いたします ※7/8再開

いつも当ブログの拙稿をお読みいただき、誠にありがとうございます。昨日、サーバー側での大規模リニューアルがあり、仕様が大幅に変更されました。記事の表示に乱れが生じているほか、操作方法にも変更が加えられ、現在、正常な投稿・更新が困難な状態にあります。復旧に向けてあれこれと手を打っているところですが、しばらくの間、記事の投稿を差し控えたく存じ…

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科目への意識姿勢~得意と答える生徒を増やす

同じ教材で同じ指導をしていても、得意・苦手の分布はクラスによって異なります。学習履歴の中で積まれた成功体験や獲得している学習方策によって感じ取り方が違うためです。 得意寄りに分布が偏るクラスでは、より高度な課題を与えて達成感をより強固なものにする一方、苦手意識が優位なクラスでは課題のスモールステップ化や集団知の活用で成功体験を積み…
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明日(7/2)のブログ更新について

いつも当ブログの拙稿をお読みいただき誠に有難うございます。明日(7月2日)は、サーバー側での大規模メンテナンスが15時ごろまで予定されているため、記事の公開・更新が夕方になる見込みです。なお、メンテンナンスが行われている時間帯も記事の閲覧はできるとのことです。 メンテナンス終了後は、ブログのデザインも変わるとのアナウンスがございま…
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授業内での活動を通した達成感・充足感

思考力・判断力・表現力を養うために主体的、対話的で深い学びの実現が求められていますが、思考とは、解くべき課題があってはじめて発動し、対話を通じて着想や知識を交換することで拡張・深化が図られるもの。表現力を磨くためにも、考えたところを相手に伝える活動は欠かせません。観察の窓も、生徒を活動させることではじめて開かれます。 2015/0…
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