生徒を指名して発言させるとき(その1)

生徒を指名するに当たりどんなことを心掛けていますかと先生方にお尋ねすると、「できるだけ均等に発言の機会を与えるようにしている」という答えがかなりの割合で返ってきます。生徒が授業をただ聞いているだけではなく、発言させることで生徒が能動的に関わる授業にしたいからということのようです。 しかしながら、意図した通りの結果になっているかとい…
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問い掛けの多い授業が良い授業 #INDEX

問い掛けには、様々な役割と機能があります。知識や理解を確かめるという基本機能に加えて、問題意識を刺激する、思考や行動を引き出す、着眼点を獲得させる、課題解決のプロセスを共時的に体験させるといった場面でも、問い掛けがその役割を果たしてくれます。 学びの場に必要な生徒への働きかけの大半は、問い掛けで実現できるのかもしれません。題意を理…
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問い掛けの多い授業が良い授業(その3)

問い掛けには、生徒に記憶を検索・想起させたり、問題意識を刺激して思考や内省を促したりする機能があります。発想や着眼点を広げさせたり、行動を起こさせたりする場面でも、説明や指示よりも問い掛けの方が効果的なことも少なくありません。 前稿、前々稿では主に、先生から生徒への問い掛けについて考えてきましたが、教室という学びの場を考えると、生…
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問い掛けの多い授業が良い授業(その2)

発問を軸にして授業を構成することには、生徒の思考や行動を引き出したり、説明などの情報をしっかり受け止める態勢を取らせたりする効果があり、課題解決のプロセスを共時的に体験させていくのも、先生が発する問い掛けにほかなりません。問答を通じて論理性を養うことにも常に意識を向けたいところです。 どんな問いを発するかで、生徒が身につける学力が…
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問い掛けの多い授業が良い授業(その1)

教室で行う発問の役割は、知識の有無や理解の正しさを確認するだけではありません。発問をきっかけに生徒の思考や行動が引きだされますし、問うことで問題意識を刺激すれば生徒の側で情報を受け取る準備が整います。 確かな学び、活発な思考と行動、問題意識を持った深い学びが発問によって支えられるということであり、一般論として「問い掛けの多い授業が…
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知識の活用、学びの仕上げ

1 課題解決を通した知識活用の機会1.0 課題解決を伴わない知識獲得は…(序) 1.1 課題解決を伴わない知識獲得は…(その1) 1.2 課題解決を伴わない知識獲得は… (その2) 2 課題解決を軸にした授業デザイン2.1 伝達スキルと授業デザイン 2.2 知識活用の機会を整えて授業改善を加速  ├ 習ったことを使ってみる機会…
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学年・校種間の指導を繋ぐ

1 学年・校種間での学びの接続 ★1.0 進級後の指導を見据えて(学年間での学びの接続) 1.1 同じ教材で同じように教えているのに… 1.2 前年度の指導に起因する学習指導上の課題 Updated! 1.3 生徒は何ができるか~指導計画立案の前に確認 1.4 生徒は学び方をどこまで身につけているか 1.5 教え方と学び方の…
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目標の示し方、導入の工夫

1 学習目標の示し方1.0 学習目標の示し方(序) Updated! 1.1 学習目標の示し方(その1) Updated! 1.2 学習目標の示し方(その2) Updated! 1.3 学習目標の示し方(その3) Updated! 1.4 学習目標が伝わらない?(その1) 1.5 学習目標が伝わらない?(その2) 2 解…
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キャリアは選ぶものではなく重ねるもの

進学先や就職先を決めるのは、ここから先、自分がどの道を進んでいくのか(=進路)を選択することです。同時に2つ以上の道を歩くことはできませんから、他の選択肢に後ろ髪を引かれる思いがあっても一つを選ぶしかないのが通常です。この意味では「進路選択」というよく使われる言葉の成り立ちは十分に合理的なものだと思います。 これとは対照的に、「キ…
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進路指導で育む“選択の力”(その2)

進路選択は生徒にとって重大事です。生徒一人ひとりの資質や志向に合致した進路を決定するという目的を達することに加え、その過程を「選択の力」を獲得する機会と捉えた指導を実践しようというのが前稿の主旨です。進路指導を通じてどんな資質や姿勢、スキルが身につくいていくか、それらが探究活動や教科学習指導を通して獲得するスキルとどのように関わっている…
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進路指導で育む“選択の力”(その1)

進路指導が、生徒一人ひとりに資質や志向に合致した進路を決定させることを目的として行うものであることに異論の余地はありませんが、この目的を達成する過程で生徒が身につけていくべき様々な資質や姿勢があることも忘れてはいけません。 とりわけ、進路を選択していくプロセスの中で養われる「選択の力」は生徒がその後の人生を歩む上でとても大切なもの…
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最短の進路がベストにあらず

普段乗ることがあまりない路線を利用したとき車内を見回していたら、専門学校の中吊り広告に「私の進路は最短距離」というコピーを見つけました。ある職業を志す決意で入学する専門学校である以上、進路希望という夢を最短距離で実現させることが求められるのは当然ですが、これが高校での進路指導となると全く別の話になります。 ❏ 寄り道が視野を広…

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学ぶことへの自分の理由(後編)

当ブログでは「学ぶことへの自分の理由」という表現をあちこちで使っていますが、「自分」の反対は言うまでもなく「他人」です。「他人の理由」で学ばされる状態、すなわち「他人事の学び」では身も入らないのではないでしょうか。「知りたい」「わかりたい」「できるようになりたい」と思えるものを見つけるかどうかで、取り組み方にも結果にも大きな違いが生じる…
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学ぶことへの自分の理由(前編)

教員側での「教える理由」と生徒側での「学ぶ理由」は必ずしも一致しません。授業評価アンケートで以下の2つの質問への回答を数値化して相関係数を算出してみるとその結果は0.48に止まります。ある程度の相関はありますが、密接に連動しているというわけではなさそうです。 【目標提示】この授業の目的や取り組み方について、先生から事前に具体的な説…
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生徒による授業評価

1 授業評価アンケート~正しい活用と質問設計1.0 授業評価アンケート~正しい活用と質問設計 1.1 講義・座学系の授業評価項目・質問文 1.2 実習・実技系の授業評価項目・質問文 1.3 授業以外について尋ねておくべき生徒の意識 1.4 授業評価アンケートの質問設計~まとめと追記 1.5 授業評価アンケートを行うときの最小要…
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授業評価の結果から(記事まとめ)

今期も多くの学校で授業評価アンケートをご利用いただきました。改めて御礼を申し上げます。お預かりしたデータの集計・分析を行う中で、気づいたこと、検証してみたことをそれぞれ記事に起こしてみました。授業改善を進める上でご参考となる部分があれば幸甚です。 2016-09-02 更新の「まとめページ」を再アップデートしました。 【伝達スキ…
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生徒の特性に合わせた教え方・学ばせ方のアジャスト

授業評価アンケートの集計結果が伝えてくれるのは、生徒が身につけている学び方と先生の教え方/学ばせ方のマッチングの度合いです。同じように教えていても、クラスによって集計値が違うのは当たり前で、その違いは想定を超えて大きく出ることもしばしばです。 質問項目ごとの集計値から学習者の集団特性を素早く捉え、教え方/学ばせ方のアジャストを図る…

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課題のシェアから始める組織的授業改善

より良い授業の実現を図るなら、「習ったことを使ってみる機会」である、授業を通じて獲得した知識や理解を用いて答えを導くべき問いをしっかり用意する必要があり、それらが学習目標の理解や学びの仕上げに正しく利用できているか、生徒の学力向上感との間で散布図を描いてチェックしてみるべき、というのが一昨日と昨日の記事の趣旨です。 ❏ 紙の上…

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散布図中の位置で探る改善課題[活用機会×学習効果]

昨日の記事「習ったことを使ってみる機会」で触れた「授業を受けて獲得した知識や理解を用いて、問いに解を導いたり様々な課題に解決方法を考えたりする機会」をどれだけ整えたかは、生徒側の認識にある「授業を受けての学力向上/自分の進歩の実感」を大きく左右します。 下図は、横軸に【活用機会】「宿題や課題など、習ったことを使ってみる機会が整えら…

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習ったことを使ってみる機会

授業評価アンケートの標準的な質問設計の中に「宿題や課題など、習ったことを使ってみる機会が整えられている」かどうかを尋ねる項目【活用機会】を設けてあります。 この質問で尋ねていることのメインは、言うまでもなく文の後半です。文頭に付いた「宿題や課題」は、後半部分を実現するための手段であり、「など」が含意する通り、ほかにも実現の手段はあ…

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