新年度に向けて、最終結果と照らした指導の成果検証

早いもので1月も終わりを迎えました。センター試験の結果も既に出ていますし、最終的な出願校も決まったはずですので、3ヵ年/6ヵ年に亘って行ってきた学習指導と進路指導の成果を測るのに必要な指標は、これですべて揃ったことになります。 一般入試の合否結果はまだですが、それを待っていては来年度の指導計画にこれまでの指導を振り返っての成果と課…

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質問や相談が上手にできない生徒

学校生活を送る中で生徒は様々な悩みや問題を抱えます。生活、学習、進路の各領域で成長を遂げようとする中、自分の中に蓄えてきた知識や経験だけでは判断がつかないことや解決できない問題に遭遇します。 しかしながら、そうした悩みや問題を抱えたときに適切な相談ができていない生徒もいます。周囲に信頼して相談できる人がいても、自分が抱えている悩み…

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年度の後半で授業評価が下がる?

1学期の授業評価アンケートで見出された改善課題を着実にクリアして数か月後に実施した2学期のアンケートでは大きく評価を改善しているケースが少なくありませんが、これとは逆に1学期の高い評価を2学期に維持できないということもあります。継続的にデータを見ていると、年度が替わるごとに評価を上げて、夏を過ぎるとまた下がるという繰り返しが観察されるこ…
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終盤まで伸び足を止めないために

模擬試験の成績や授業評価アンケートのデータを見ていると、2年生のときの大きな低下(あるいは停滞)を3年生の前半で大きく巻き返したと思ったのに、夏を越えて受験期を迎えた途端にパタッと伸び足が止まってしまうことがあります。 原因は様々で、見立てを誤り拙速な対処策を考えると却って問題を大きくするリスクがあります。本稿をご参考に幾つかの類…

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授業を終えてからの学びの「仕上げ」と「拡張」

授業は50分という限られた時間の中で行われるものですから、そこでできることには限りがあります。授業内での学びで得た知識や気づきを携えて課題にじっくり取り組み学びを深く確かなものにすることや、教室での学びの中で刺激された興味や関心に沿って学びを拡張していくことを通じて、学びの総量(深さ✕広さ✕密度)を大きくしたいものです。 ❏ …

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探究から進路へのきっかけを作るプラスαの一問

クラス全体に与える必達課題と、学力に余裕のある上位生に挑ませる任意課題を併用することで複線的にゴールを構えることの効用は、以前に別稿「知識をどこまで拡張するかは個々のニーズに合わせて」でご説明した通りです。 本稿で新たにご提案するのは、そこからもう一歩踏み込んだ、その科目で学ぶことの先を上級学校に進んで専門的に学びたいという生徒へ…
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生徒に問いを立てさせる

"主体的、対話的な深い学び"は、次期学習指導要領のキーワードのひとつですが、その実現のカギをにぎるのは生徒に自ら問いを立てさせることだと思います。 教員からの発問や教科書会社が用意した設問が、学習者一人ひとりの興味を刺激するとは限りません。他人が作った問いに答えるという、いわば「他人事」に従っても、主体的な学びになるとは限りません…
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論点(イシュー)を使った単元導入

学習目標を生徒に把握させるのに最も手早く確実であり、且つ広く使えるのは「学び終えて解を導くべき課題を導入フェイズで与えること」ですが、科目や単元によっては、別稿「問題意識を刺激する(学びのウォーミングアップ)」でも書いた通り、賛否の分かれるイシュー(論点)から入るプレディスカッション型の導入も効果的です。 2018/08/07 公…
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隠されているものは覗きたくなる

以前、"所さんの目がテン"というテレビ番組で「のり弁の心理効果」を特集していました。このブログでのり弁について考察する気は毛頭ありませんが、「のり弁には好奇心をくすぐる宝探しのようなわくわく感がある」という点には興味を覚えました。「ご飯を隠すように海苔がのせられていることで、見えない中身を知りたいという意識が働く」というメカニズムは、学…
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解くべき課題で「何のために学んでいるか」を伝える

単元内容が明示され、何を学び、何を身につけるべきかを明示されたとしても、その前段階として、「何のために学ぶのか」という問いに答えが示されない/見いだせないことには、学習者は「学ぶことへの自分の理由」を持てないのではないでしょうか。 自分の理由がなければ、所詮は他人事。身を入れて学ぶ気にならなかったとしても、学習者を責めるわけには行…

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探究活動、課題研究

1 横断的・体験的な調べ学習の先にある探究活動1.0 総合的な探究の時間★ 1.1 高校生にとっての探究活動 1.2 『TOK(知の理論)を解読する』 を読んで 1.3 中学での経験を踏まえて考える「高校での探究活動」 1.4 新テスト対応にも探究活動は土台となる ★ 1.5 探究活動を通して養う"ファクトフルネス"★ 1.…
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評価、効果測定・成果検証

1 効果測定を通じた教育資源の最適配分1.1 効果測定とスクラップ&ビルド(教育資源の最適配分) 1.2 働き方改革~校務の見直しと再構造化(記事まとめ) 1.3 学校経営計画の進捗を確かめ、達成可能性を高める 1.4 選考基準は妥当だったのか~追跡調査に基づく検証 2 データを用いて理解者と賛同者を増やす2.1 効果測定は、理…
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予習・復習、課題のあり方

1 予習・復習で何をさせるか~目的とタスクのデザイン1.0 予習・復習で何をさせるか(序) 1.1 予習の目的と課すべきタスクの考え方 1.2 復習の目的と課すべきタスクの考え方 1.3 予復習のデザインに加えて、履行率を高める工夫を 2 宿題をやってこない生徒への対応2.0 宿題をやってこない生徒への対応(序) 2.1 …
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先生も生徒も、評価者としてのトレーニング

新しい学力観への転換に伴い、指導方法の工夫を重ねるのと並行して評価方法にも組み直しが必要になりますが、ここで忘れがちなのは、新しく設けた評価基準を正しく適用できるようになるための評価者としてのトレーニングです。試行期間を使ってしっかり練習を積みましょう。 当ブログでも繰り返し申し上げてきましたが、学習評価は以下のような様々な材料と…

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新しい評価の実行可能性を高めるための工夫

新しい学力観への転換が図られる中で、学習指導の方法の工夫と開発が進んできました。新たな指導法を開発・発見すると、すぐに教室で試してみたくなりますが、ぐっと立ち止まって「評価はどうする?」と自問してみましょう。ここに来て、学習評価の改善も本格化な取り組みを始めた学校も少なからず見受けられるようになってきました。 学習の「結果」と「プ…

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新しい学力観に基づく評価方法(記事まとめ)

高大接続改革や次期学習指導要領に向けて、教科学習や探究活動における指導法の改善は各地での試行と工夫で進んできたようです。各地の現場で授業公開や成果発表を見て回ると、様々な新しい取り組みに心躍ります。しかしながら、新しい学びに応じた評価方法はというと指導法の改善ほどは議論も行動も進んでいないのかもしれません。 きちんとした評価ができ…
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どこにスケールを当てて学びの成果を測るか

学力を測定するとき、評価を行う時点で生徒がどこまで到達しているかを見るのが普通ですが、前稿でも触れた「学びを経て生じた差分」にも十分な注意を向けるべきだと思います。 新課程への切り替わりを前に「主体的・対話的な深い学び」の実現に向けて様々な指導法の工夫がなされる中、評価においては「到達したのがどこか」に加え、学びを通して「どのくら…

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最初の答えと作り直した答えの差分=学びの成果

何らかの課題や問いを与えて生徒に取り組ませるとき、生徒が最初に作った答え(=単元やテーマを学ぶ前の段階で考え出せたこと)を保存しておき、それを学び終えて仕上げた答えと比べてみると、両者の違いに着目することで学びの成果を確認・可視化できるようになります。 たとえ、答えに行きつかなかったとしても、書きかけの答案や題意を図に起こそうとし…

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