答えを仕上げる中で学びは深まる

授業を通して学力の向上や自分の進歩を実感できることで、生徒はその科目を学びつづける意欲を維持・向上することができますが、その実感をもたらすのは「習ったことを使って課題を解決できた体験」です。 課題を与え、知識や理解を活用する場面を整えることが重要なのは言うまでもありませんが、とりあえず答えが出せたところで立ち止まらせては深く確かな…
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出題研究を通して"問い方"を学ぶ

獲得した知識・理解を活用して解決する課題を軸にした授業デザインを採ることで、「学習目標の把握」「授業内活動の充実」「理解確認の徹底」といった学習効果を高めるための必須要件をほぼすべて整えることができるのは、別稿「知識活用の機会を整えて授業改善を加速」でご紹介したデータ(下図:同記事より再掲)が示す通りです。 ここで問題にな…
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入試問題を授業の教材に使うときに

新課程への移行に先駆け、新しい学力観を取り入れた出題も、意欲的な大学・学部では既に見られるようになっています。いよいよ新テストも始まりますので、これから暫くは、大学入試問題ウォッチに例年以上の力を入れて、新しい学力観の下での学ばせ方を模索しましょう。 出題研究を通して"問い方"を学ぶ ことは、先生方ご自身の持つ学力観を更新するのに…
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生徒に問いを立てさせる(続編)

以前に起こした拙稿「生徒に問いを立てさせる」では、問いを立てることは教材に深く関わることであり、問いを立てることで学びは広く・深いものになる、ということを申し上げました。 どんなジャンルの文章でも、問いを立てながら読むことで初めて書き手との対話が生まれます。グラフやデータ、あるいは絵画などの言語以外の方法で表現されたものも同じです…

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学びを深める、問いの立て方とその使い方

別稿「どんな問いを立てるかで授業デザインは決まる」でも申し上げたことですが、「問いの立て方」とその「使い方」は、授業を通した学びの成果(深まりと広まり)を大きく左右します。 問いを起点に展開する様々な学習活動が、生徒一人ひとりの学びをより深く広いもの、確かなものにするには、どんな問いを立てるのが良いのか、時には立ち止まって考えてみ…

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6ヵ年のストーリーを描く、教育活動の配列

お任せコースのみでやっているような料理屋さんもあれば、メニューが壁一面に「これでもか」と貼り出されている居酒屋さんもあります。 後者タイプのお店では、何度も足を運んでその店のメニューを熟知すれば、その日の気分で大いに楽しめますが、そうなるまでは何を頼むかの判断も容易ではないのが悩ましいところ。ときには、並んだ品書きには久しく注文を…

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思考力と表現力を養うには

1 学力の三要素、高大接続改革に向けて1.1 学力の三要素とは~もう一度考えてみました 1.2 考察:大学入学共通テスト&高大接続改革 モデル問題(共通テスト)を見て #1国語 モデル問題(共通テスト)を見て #2数学 新共通テストの採点基準~正しく適用できる力1.3 大学入学共通テストで求められる読解力 1.4 PISA…
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板書の技術、教具の使い方

1 板書の技術1.0 板書の技術(序) 1.1 (その1)深く確かな学びの実現に適切な板書は不可欠 1.2 (その2)伝えるべきものを効率的に確実に伝えるために 1.3 (その3)授業展開の各場面での板書とそこで学ばせるもの 1.4 (その4)板書を辿り直して、学びの振り返り 1.5 (その5)生徒のノートに残ったときをイメー…
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発言がどこから生じているのかに思考を巡らせる

文章を読み、あるいは発言を聞いて、表現されている内容を正しく理解することは大切であり、「読むこと」の第一の目的であることに異論を差し挟むつもりは毛頭もありません。 しかしながら、時には直接的に表現されていることの奥にあるもの、主張の根拠や、発言に込めた意図、筆者のバックグランドや根っこの思想まで推し量り、さらには「この場面ならこの…

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生徒が持つ知識/イメージを把握してから学びをスタート

新しい単元を学ぶ入り口では、生徒がこれまでの学習(教室の中に限らず生活を送る中でのもの)を通して、これから学ばせる内容/対象について何をどこまで知っているか/どんなイメージを持っているかを把握しておくことが大切です。 生徒が既に知っていること/イメージしていることと、授業を経て形成させるべき十分で正しい理解との差分を埋めることこそ…

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カラムを分けた板書で押さえる共通点と相違点

ものごとを理解するときは、それを単独で扱うよりも、生徒がある程度まで理解している何か対照となるものを引き合いに出し、互いの共通点と相違点を整理しながら学んだ方が、本質的なところ(意義や抱える課題など)を押さえやすくなることが多々あります。 ある時代・地域の政治制度を扱うときに現代日本のそれと照らし合わせたり、バイオームを学ぶ中、サ…

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生徒の答案をシェアして作る学び(相互啓発)

賛否が分かれるイシューなど、答えが一つに定まらない問題を扱うときは、生徒一人ひとりに個人ワークとして取り組ませるだけでは、発想も広がらず、多様な考え方を踏まえた上での答えに辿り着くのは容易ではありません。生徒同士が互いの気づきを交換する場として、協働や討論などの活動を授業に組み込むことが不可欠です。 当然ながら、グループでの話し合…

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質問に答えて不明を解消してあげる前にやるべきこと

生徒が問題演習を行ったり、実験や話し合いに取り組んでいたりするときに、先生方が机間指導をしながら生徒の質問に答えるシーンは日々の授業で頻繁に見かけるものです。 わからないことがあったら訊くようにと声をかけ、出てきた質問のひとつひとつに丁寧に答えていくのは、親身になって生徒を指導している姿そのものにも見えますが、よくよく考えてみると…

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学ぶ理由/自立した学習者

1 学び続けられる生徒を育てる1.1 自ら学び続けられる生徒を育てる 学習方策の獲得はどこまで進んでいるか ★ 目的意識をもって学びに取り組んでいるか ★ 生徒の興味・関心をどこまで育めたか ★ 学びに向かう力/主体的な学習姿勢をどう評価するか1.2 イノベーションをもたらす認知の網と偶然との出会い 1.3 認知の網の広げ…
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活動性を高める方法と効果

1 活動性を高め、成果を可視化する1.1 アクティビティと学習効果 1.2 活動の成果を可視化する 1.3 練習場面での成果確認 1.4 チェックリストを用いた目標提示と達成検証 1.5 "アクティブ・ラーニング"で学習時間が減る? 1.6 対話によって学びはどこまで深まったか 積極的に学ぶ姿勢(記事まとめ) Update…
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問答・対話、発言、活動

1 問い掛けの多い授業が良い授業 ★1.0 問い掛けの多い授業が良い授業(序) 1.1 問い掛けの多い授業が良い授業(その1) 1.2 問い掛けの多い授業が良い授業(その2) 1.3 問い掛けの多い授業が良い授業(その3)関連記事: プロセスに焦点を当てた問い 2 生徒を指名して発言させるとき ★2.0 生徒を指名して発言させる…
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教科固有の知識・技能を学ぶ中で

工業化社会では、正しい手順を正確に且つ効率的に再現できることが生産性を高めることに直結しました。個々の教科の内容を学ぶ中で身につけた「与えられた情報を素早く理解し、記憶する力」はそれ自体が武器になったように思えます。テストの点数で「覚える力」の高さを証明すれば、次のステージへのパスポートが手に入りました。 しかしながら、人工知能(…
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できない? やらない? やらせてない?

別稿「"丁寧に教える" ことを取り違えていないか」でも触れましたが、本来ならば生徒自身に挑ませて完遂を求めるべきことを、先生が不用意に先回り/肩代わりしてしまうと、生徒は自力でできるようにならなければいけないことをいつまでもできないままだったりします。 学習者としての自立を促すためにも、主体性の及ぶ範囲を膨らませるためにも、先生方…
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