失敗を積極的に経験させる(その2)

失敗を積極的に経験させるといっても、誰しもわざわざ失敗などしたくないものです。前稿に触れたような「失敗を重ねて自己効力感を弱め、学びが消極的なものになるのを抑える工夫」を凝らしても、それだけでは失敗のリスクを冒してまで積極的に挑戦する姿勢は生まれません。 ものごとに積極的にトライする姿勢を生徒に取らせるには、失敗への不安を上回る強…
トラックバック:5

続きを読むread more

失敗を積極的に経験させる(その1)

何かにトライして上手くいかないことは、確かに楽しい体験ではないでしょうが、失敗してこそ学ぶものがあることもまた事実。すでに出来るようになっていることだけ繰り返していては、もう一段上を目指すのに足りないものがあっても、それに気づく機会すら持てません。 失敗を恐れて尻込みをしていては、重ねるべき経験をやり過ごし、進歩にもブレーキがかか…
トラックバック:4

続きを読むread more

思考力を鍛えるのは、教える前が勝負

生徒の思考力を鍛えられるのは「正解や解法を示すまで」です。答えや解き方がわかった後にできるのは、「なるほど、そうか」と納得できるまで解に至る過程を辿り直してみることくらい。そこでは、解法を考え答えを導き出すために重ねる思考の大半を生徒は自ら体験できません。 答えを導くべき問いや解決すべき課題を与えたら、生徒が十分に思考を尽くすまで…
トラックバック:5

続きを読むread more

学級経営、生徒意識の把握

1 互いの学びを支え合う集団を作る1.1 教科学習指導の土台はホームルーム経営 ★1.2 ホームルームの年間実施計画 ★ 1.3 互恵意識で結ぶ学びのコミュニティ ★ 1.4 グループワークで作る学びへの積極姿勢 1.5 生徒が互いの頑張りを支え合う集団作り 1.6 進路意識の高揚を目的とした講演会の企画 1.7 多様な生徒で…
トラックバック:0

続きを読むread more

難易度の調整、適正な負荷

1 難易度をどう考え、どのように調整するか1.0 難易度をどう考え、どのように調整するか(序) 1.1 難易度をどう考え、どのように調整するか(その1) 1.2 難易度をどう考え、どのように調整するか(その2) 1.3 学習内容の難しさと苦手意識 New! 2 負荷の高め方2.0 負荷の高め方(序) 2.1 難易度の感じ方を把…
トラックバック:3

続きを読むread more

学習方策や目的意識に応じた負荷をしっかり掛ける

授業評価アンケートで「目的意識を持った授業への取り組み」や「授業内容や課題の難易度」について生徒の認識を尋ねてみると、その集計値分布は学年が進むにつれて「ある特徴的な傾向」を示します。 下図は、直近1年で蓄積した様々な学校の授業評価アンケートのデータをもとに、その「傾向」をお伝えするために作成したものです。ちなみに、教科は国社数理…

続きを読むread more

明日(10月20日)のブログはお休みします。

平素より、格別のご高配を賜り、誠に有難うございます。 つい先ごろまでエアコンを使っていたような気がしますが、昨日からは急な冷え込みで、一気に季節が進んだようです。 先生方におかれましては、お風邪など召しませんよう、くれぐれも御身大切にお過ごしください。 さて、明日、10月20日(水)ですが、サーバー側のメンテナンスが予…

続きを読むread more

学習内容の難しさと苦手意識

学習内容や課題の難易度が高まれば、その科目を苦手と感じる生徒が現れる/増えてくるのは想像に難くないところかと思います。「難しい、わからない、できない」という経験を繰り返すうちに、科目に対する自己効力感を徐々に弱め、やがては「苦手」と意識するようになります。 授業評価アンケートのデータに照らしてみても、難易度が高まるにつれて生徒の意…

続きを読むread more

予習・復習、課題のあり方

1 予習・復習で何をさせるか~目的とタスクのデザイン1.0 予習・復習で何をさせるか(序) 1.1 予習の目的と課すべきタスクの考え方 1.2 復習の目的と課すべきタスクの考え方 1.3 予復習のデザインに加えて、履行率を高める工夫を 2 その宿題、本当に必要ですか?2.0 その宿題、本当に必要ですか?(序) 2.1 その…
トラックバック:2

続きを読むread more

宿題をやってこない生徒への対応

宿題をやってこない生徒への対応に頭を悩ませている先生方は少なくないと思います。何の指導もしなければ、生徒の行動を改めさせることもできません。かといって、その場で叱ってみたところで貴重な授業時間を費やす割りに効果は限定的。クラスの空気が重たくなるだけかも…。 こうしたジレンマを打ち破るカギは、宿題を、その日の授業を進める上で必要な準…
トラックバック:2

続きを読むread more

教科間で行う、課題量の把握と調整 #INDEX

生徒にどのような授業外学習の課題(予習・復習、宿題など)を与えるかで、生徒の学び方が大きく変わります。教室での対面で行う学習活動でやることと、生徒が個々に取り組む学習活動でカバーすることの線引きを曖昧にしては新しい学力観が求める「学ばせ方」も実現しません。 当然ながら、各教科の指導に当たる先生方は、生徒の学力を伸ばすために様々な課…
トラックバック:5

続きを読むread more

教科間で行う、課題量の把握と調整(その3)

生徒が抱える課題の総量を適正範囲に収めるように調整するにしても、家庭学習にどのくらい時間を投じさせるべきなのか、合理的に導かれた目安値がないと、増やすか減らすかの判断もつきません。 3年間あるいは6年間を見通した学習指導計画において「この時期にはこのくらいの時間を家庭学習に充てさせる」という目安をきちんとした根拠に基づいて決めたい…
トラックバック:3

続きを読むread more

教科間で行う、課題量の把握と調整(その2)

教科間で調整を行いつつ、課題(予復習、宿題など)の総量を適切な範囲にキープするには、いくつかの数字を把握しておく必要があります。 ひとつは「生徒一人ひとりが授業外の学習に充てている実際の時間」。一般的には「家庭学習時間」と呼ばれますが、放課後の自習室で勉強をする時間や通学の電車・バスで参考書を広げる時間なども含めるべきですので、呼…
トラックバック:3

続きを読むread more

教科間で行う、課題量の把握と調整(その1)

家庭学習にきちんと取り組ませるため、各教科が与える課題量を学年内で把握し、調整を図っている学校があります。 こなしきれない量の課題(予習・復習、宿題)を生徒が抱えて履行率が下がる/仕上げが不十分になることがないように、逆に、やるべきことが見つからずに個々で取り組む学習活動が不十分になることがないように、というのがその意図するところ…
トラックバック:3

続きを読むread more

やりきらせる責任~仕上げ切らないことを習慣化させない

課題に取り組み、努力や工夫で達成できたら、生徒の中には自信が生まれ、達成への過程では新たな能力や資質を獲得し、課題への向き合い方も学んでくれますが、レディネスや時間の不足で課題を完遂することができなかったら…。生徒にとっても面白かろうはずがありません。 やるべきことを完遂しない/できないでいることを不用意に繰り返させていては、学ぶ…
トラックバック:6

続きを読むread more

やりきらせる責任(その2)

知識の獲得・拡充を図る場面でも、獲得した知識を活用して課題に解を導く場面でも「適切な支援を行って完遂に導くこと」は指導者が果たすべき責任です。やりきらない/仕上げきれないことを習慣化させたときに生じる弊害は小さくありません。 努力や工夫を重ねて物事を完遂した達成感は、生徒に自信を与えるとともに、その過程で様々な学びの方策を身につけ…
トラックバック:3

続きを読むread more

やりきらせる責任(その1)

与えたものをきちんと仕上げさせることは、教える側が常に意識をしておかなければならないこと。課題を与えた以上、達成/完遂させるのは与えた側の責任です。 やりきらずに放置した経験/課題を達成できなかった体験を繰り返させるうちに、意図せず、それで良しとする意識や姿勢を「学習」させてしまっては一大事です。 生徒に与える課題には、持て…
トラックバック:3

続きを読むread more

探究活動と進路指導でポートフォリオに残すログ

学習の記録(成果のみならず、どのような体験をしたか、そこでどんな考え/内省をもったか)を残していくポートフォリオは、生徒が自分の学習をコントロールする「メタ認知」を養うことを意図して作成するものですが、残されたログは様々な場面で活用されることになります。 生徒の指導に様々な立場から関わる先生方が、「ポートフォリオに残されたログをど…

続きを読むread more

多様な生徒で構成する学びのコミュニティ

ご存じの通り、大学入試では、一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜という大枠に加えて様々な入試方式が用意されていますが、目的とするところは多様な学生で構成する学びのコミュニティの創出にあります。 学力の高い学生、日々の活動に積極的に取り組んできた学生、強い目的意識や使命感を持って入学してきた学生などがバランスよく混在していれば、様々…

続きを読むread more

終了時の工夫で成果を高める(記事まとめ)

同じ教材を用い、同じ展開で授業を行ったとしても、授業を終えるときのアクションや教室を離れて行わせる学びの仕上げのあり方しだいで、学習効果は大きく異なります。授業を進めて、教科書の予定のページまで終わったからと言って「ほっ」としている場合ではありません。 以下のそれぞれの場面で、押さえるべきところをしっかり押さえていたか、これまでの…
トラックバック:3

続きを読むread more