主体的、対話的な深い学びへ~授業評価アンケート

新課程への移行がいよいよ目前に迫りました。新しい学力観にそった教え方の転換を図る中、新しい学力観に基づく評価方法の導入も併せて進めなければなりませんし、高大接続改革に備えて考査問題も新しいスタイルに切り替えていく必要があります。その流れの中で、授業評価アンケートの質問設計の更新もまた喫緊の課題の一つです。 2019/04/03 公…
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科目を学ぶことへの目的意識/学ぶ理由

主体的、対話的な深い学びを構成する要素のうち、「主体性」にはその科目を学ぶことへの自分の理由を持っているかどうかが含まれると思います。学習方策が獲得できなければ学びは依存的に、学ぶ理由がなければ受動的になり、いずれも主体的な学びとは言えない気がします。 前項で取り上げた科目の学び方や取り組み方の獲得に加えて、振り返りを通じて見出し…
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科目の学び方や取り組み方の獲得

主体的に学んでいると言えるには、生徒本人が「学ぶことへの自分の理由」を持っていることに加え、自ら学び進められるだけの学習方策を獲得している必要があります。誰かに教えてもらわなければ勉強が進められない状態はどこかで脱したいもの。自ら学び続けられる生徒を育てることは、数ある指導目標の中でも最も重要なものの一つです。 【学習方策】 私…
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対話と協働による気づきと学びの深まり

授業内における学習者の活動性が高まることで、授業を受けて学力や技能の向上をより強く実感できたり、苦手意識の発生や増大を抑制できたりといった効果があることは、既にデータで確かめられています。授業内活動を通した達成感・充足感活動性が苦手意識を抑制する機能とその限界これをもう一歩進めて、「深い学び」に繋がっているかどうかを確かめようというのが…
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休校中の学びを把握~リモート指導の好適手法の確立へ

緊急事態宣言を受けて、休校措置が取られ対面での授業は行えない状況が続いています。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかる見込みが立たない中で、今の状況に暫くは耐えることになりそうです。 休校中も生徒の学びを止めさせないよう、生徒が自宅で取り組む課題を与えたり動画を配信したりと様々な努力が重ねられています。環境整備が先行していた…

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科目への意識姿勢~得意と答える生徒を増やす

同じ教材で同じ指導をしていても、得意・苦手の分布はクラスによって異なります。学習履歴の中で積まれた成功体験や獲得している学習方策によって感じ取り方が違うためです。 得意寄りに分布が偏るクラスでは、より高度な課題を与えて達成感をより強固なものにする一方、苦手意識が優位なクラスでは課題のスモールステップ化や集団知の活用で成功体験を積み…
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授業内での活動を通した達成感・充足感

思考力・判断力・表現力を養うために主体的、対話的で深い学びの実現が求められていますが、思考とは、解くべき課題があってはじめて発動し、対話を通じて着想や知識を交換することで拡張・深化が図られるもの。表現力を磨くためにも、考えたところを相手に伝える活動は欠かせません。観察の窓も、生徒を活動させることではじめて開かれます。 討論や練習、…
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難易度の設定は負荷の感じ方を確かめながら

勉強に限らず、適正な負荷をかけることは能力や資質を伸ばす上で欠かせません。ある課題に対して正解を導けたとしても、楽々と達成した場合と、持てるものを総動員して達成した場合とでは、そこから得られる充足感も、その機会を通しての成長も大きく異なります。 楽々とクリアできるようなハードルばかりでは、頑張りがいもありません。生徒が集中力を欠く…
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授業を受けて実感する学力の向上や自分の進歩

日々の授業を通じて学力向上や自分の進歩を実感する生徒は、高い確率でその科目への興味や関心を深めるというデータ(下図)があります。自分で工夫や努力をして目標を達成したという快体験は、次の学習に向けたモチベーションを生み出しますし、進路意識や志望理由を作り出す学習指導、進路指導、探究活動で作るスパイラルの起点になります。 2015/0…
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理解したことをもとに課題の解を考える機会

理解したことをもとに考え、その結果を第三者の理解が得られるように表現する力は、高大接続改革以降の入試で最も重視されるものの一つです。授業毎にきちんと「学び終えて解を導くべき課題」を用意することは、これまで以上に大切になります。新しい学力観に沿った学ばせ方への転換を図る上でのスタートに立つことにほかなりません。 2015/05/15…
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達成すべき目標やポイントをはっきり示す

学習を通じて到達すべき状態を生徒に理解させておくことは、授業のわかりやすさを大きく高めます。目指していることに照らして、一つひとつの説明や指示の意味をより良く理解できるようになるからです。 目標に到達できたときの達成感もより強固になるため、次の学びに向けたモチベーションを向上させる働きも強まりますし、生徒の苦手意識を抑制する効果も…
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理解を確かめてから次のフェイズに進む

生徒の理解を確かめるのは、学びを先に進められる状態を確かなものにするためです。「その場で」と「言葉にさせて」の2つを鉄則に「対話で行う理解確認」を徹底しましょう。もし、前段の理解に不足や欠落が見いだされたら、機を逸することなくその解消を図りますが、教え直しよりも、教科書やノートの該当箇所を参照させたり、生徒同士の教え合いを促したりする方…
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よくわかる説明、戸惑わせない指示

説明や指示のわかりやすさを決める要素は、話し方や板書の巧拙だけではありません。今やろうとしていること(目的)は何かをあらかじめ理解させておくこと、前段までの理解をしっかり確かめながら進めることも重要な役割を持ちます。わかりやすさは学習効果を決定的に左右する要素であり、わからないことにはできるようにはなりません。 また、生徒を活動さ…
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学びの土台を作る、整理された板書・プリント

生徒に問い掛け、気づかせたことを書き出して生徒の視野に固定し、教室全体で共有するのが板書の役割です。既に整理された結果を提示するだけならプリントやスライドで十分ですが、対話的な学びが根付くほど動的になる学びに対応するには、臨機応変に展開/デザインできる板書の強みを十分に活かしていく必要があります。 電子黒板などのICTやデジタル教…
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いつもはっきりと教室の隅々まで届く声

伝える技術の根本は、「話し手の声がいつでもはっきりと聞き取れること」です。知識・理解を与えるにも、問い掛けて生徒に考えさせるにしても──視覚による補助が効果的であり且つ必要であることは言うまでもありませんが──、まずは先生が発した声による情報を生徒が集中してしっかり受け止め続けられることが大前提です。 先生の話が聞きとれないのでは…
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同じことを尋ねたつもりでも…(学校評価アンケート)

学校評価に限りませんが、アンケートの質問文を考えるときに大切なことは、尋ねる側が意図するところを回答者が正しくイメージしてくれるかどうかです。同じことを尋ねたつもりでも、ちょっとした文言の違いから回答の分布がまったく違ってしまいます。 2016/10/18 公開の記事をアップデートしました。 ❏ 自分のことについて?クラス全体の…
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学校評価アンケート~質問設計を通して校是の共有

学校評価アンケートは、主だった学校行事が終わる年度後半での実施が普通ですが、どんな評価項目を立て、どんな質問文で訊くかはできるだけ早い時期に検討を進め、教職員への周知を図るべきです。 生徒や保護者にYESと答えてもらいたい質問文は、学校が教育活動を通して実現を図るべきことがらに外ならず、質問設計を通した「目指すべき到達状態」の確認…
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学ぶ理由/自立した学習者

1 学び続けられる生徒を育てる1.0 自ら学び続けられる生徒を育てる 1.1 イノベーションをもたらす認知の網と偶然との出会い 1.2 認知の網の広げ方~5教科7科目をきちんと学ぶ 1.3 学び方における守破離 1.4 学び方そのものを学ばせる 1.5 学習方策は課題解決を通して身につく ★ 1.6 情報を集めて編む作業で…
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休校期間中の自学自習をより確かなものにするために

新型コロナウイルスの感染拡大で5月の連休まで対面での教育活動は事実上不可能になりました。この状況下では、生徒一人ひとりがどれだけ主体的・意欲的に学習を進めるかが問われますが、生徒の意欲と力量に任せるだけでは学力差は大きく広がるばかりです。 しっかり取り組んだ生徒は、単元の理解や知識を十分に蓄えるだけでなく、学びのスキルも高めている…

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解いたことで成長ができる問題こそが"良問"

どんな問いを立てるかは、授業デザインの要です。学習目標を認識させるにも、答えを仕上げる中で学びを深く確かなものにするにも、問いは大きな役割を果たします。 予習に取り組ませるときも、範囲を指定して「予習しておきなさい」と指示するだけのときと、指定範囲をしっかり勉強すれば答えられる問いが用意され、その答えを作るために教科書や参考書に当…
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