活動を配列するときに考えるべきこと(その2)

授業中に配列する活動は、くれぐれも自己目的化させないようにしたいもの。漫然と活動したところで成果は大きくならず、目的を達成できたとの実感を得なければ次へのモチベーションも生まれません。 活動の一つひとつに目的意識を持ち込ませるというのは、「できるようになること/気を付けるべきこと(チェックポイント)」をあらかじめ生徒にしっかりと認…
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活動を配列するときに考えるべきこと(その1)

主体的・対話的で深い学びの視点での授業改善が図られる中、各地での授業を拝見していても様々な活動が授業の中に組み込まれるようになりました。途切れることなく配列されたアクティビティにノンストップで生徒が取り組んでいる光景もすでに珍しいものではありません。 しかし、単に対話の場面が増え、活動性が高まっても、それが主体的な学びになっている…
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チェックリストを用いた目標提示と達成検証

学習目標を示すときに最も効果的なのは「学び終えたときに解を導くべき問い」を導入フェイズで示してしまうことですが、練習場面や話し合いなどの活動では、「問いを解く」こと以外にも目標があるので、その伝え方を別の形で考えなければなりません。 練習を通じてできるようになるべきこと、活動への取り組み方、チームへの貢献の仕方といった行動目標を「…
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授業の中で思考力を鍛える

新しい学力観の下で、思考力を鍛えることの必要性への認識はますます高まってきています。なかなかすっきりした定義が難しい「思考力」ですが、大きく分けると「分析的な思考力」と「統合的な思考力」に分けてから考えるようにするとストンと落ちることが多いように思います。 分析的な思考力与えられた問題を分析的に思考・判断する力統合的な思考力複数の…
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出題内容から窺う、大学の教育姿勢

先日、拙稿「出題研究を通して"問い方"を学ぶ」を更新し、新しい学力観に沿った問い方を学ぶのに好適な教材を高大接続改革以降の大学入試問題から探しましょうとのご提案をいたしましたが、出題研究を通して各大学の教育姿勢を窺い知ることも同時にできるはずです。 自教科の出題だけを見ても、大学全体での出題姿勢(アドミッション・ポリシー)やその背…

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限られた授業時間を有効に使う

新課程への移行で、「各単元の学習内容をしっかり理解させ、知識として定着させた上で、且つ思考力や判断力、表現力も高める」という高い要求が教室に向けられます。これまで以上にやるべきことが増えるのは明白ながら、授業時間は基本的にこれまでと変わりません。 この結果、当然ながら、「授業時間をいかに有効に使うか」がこれまで以上に重要な課題とな…

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学ばせたことは、きちんと教科書に落とし込む

教室での学びを「きちんと教科書に落とし込む」ことには以下の効果が期待されますし、実際に教室で試してみるとその手応えも十分です。 個々の学習内容を全体像の中においた体系的な理解が形成できる教科書を深く学べば受験にも対応できるとの安心感が得られる教科書をきちんと読む[読めるようになる]ことに動機が生まれる しかしながら、授業時間の不…
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答えを仕上げる中で学びは深まる

授業を通して学力の向上や自分の進歩を実感できることで、生徒はその科目を学びつづける意欲を維持・向上することができますが、その実感をもたらすのは「習ったことを使って課題を解決できた体験」です。 課題を与え、知識や理解を活用する場面を整えることが重要なのは言うまでもありませんが、とりあえず答えが出せたところで立ち止まらせては深く確かな…
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出題研究を通して"問い方"を学ぶ

獲得した知識・理解を活用して解決する課題を軸にした授業デザインを採ることで、「学習目標の把握」「授業内活動の充実」「理解確認の徹底」といった学習効果を高めるための必須要件をほぼすべて整えることができるのは、別稿「知識活用の機会を整えて授業改善を加速」でご紹介したデータ(下図:同記事より再掲)が示す通りです。 ここで問題にな…
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入試問題を授業の教材に使うときに

新課程への移行に先駆け、新しい学力観を取り入れた出題も、意欲的な大学・学部では既に見られるようになっています。いよいよ新テストも始まりますので、これから暫くは、大学入試問題ウォッチに例年以上の力を入れて、新しい学力観の下での学ばせ方を模索しましょう。 出題研究を通して"問い方"を学ぶ ことは、先生方ご自身の持つ学力観を更新するのに…
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生徒に問いを立てさせる(続編)

以前に起こした拙稿「生徒に問いを立てさせる」では、問いを立てることは教材に深く関わることであり、問いを立てることで学びは広く・深いものになる、ということを申し上げました。 どんなジャンルの文章でも、問いを立てながら読むことで初めて書き手との対話が生まれます。グラフやデータ、あるいは絵画などの言語以外の方法で表現されたものも同じです…

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学びを深める、問いの立て方とその使い方

別稿「どんな問いを立てるかで授業デザインは決まる」でも申し上げたことですが、「問いの立て方」とその「使い方」は、授業を通した学びの成果(深まりと広まり)を大きく左右します。 問いを起点に展開する様々な学習活動が、生徒一人ひとりの学びをより深く広いもの、確かなものにするには、どんな問いを立てるのが良いのか、時には立ち止まって考えてみ…

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6ヵ年のストーリーを描く、教育活動の配列

お任せコースのみでやっているような料理屋さんもあれば、メニューが壁一面に「これでもか」と貼り出されている居酒屋さんもあります。 後者タイプのお店では、何度も足を運んでその店のメニューを熟知すれば、その日の気分で大いに楽しめますが、そうなるまでは何を頼むかの判断も容易ではないのが悩ましいところ。ときには、並んだ品書きには久しく注文を…

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板書の技術、教具の使い方

1 板書の技術1.0 板書の技術(序) 1.1 (その1)深く確かな学びの実現に適切な板書は不可欠 1.2 (その2)伝えるべきものを効率的に確実に伝えるために 1.3 (その3)授業展開の各場面での板書とそこで学ばせるもの 1.4 (その4)板書を辿り直して、学びの振り返り 1.5 (その5)生徒のノートに残ったときをイメー…
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発言がどこから生じているのかに思考を巡らせる

文章を読み、あるいは発言を聞いて、表現されている内容を正しく理解することは大切であり、「読むこと」の第一の目的であることに異論を差し挟むつもりは毛頭もありません。 しかしながら、時には直接的に表現されていることの奥にあるもの、主張の根拠や、発言に込めた意図、筆者のバックグランドや根っこの思想まで推し量り、さらには「この場面ならこの…

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生徒が持つ知識/イメージを把握してから学びをスタート

新しい単元を学ぶ入り口では、生徒がこれまでの学習(教室の中に限らず生活を送る中でのもの)を通して、これから学ばせる内容/対象について何をどこまで知っているか/どんなイメージを持っているかを把握しておくことが大切です。 生徒が既に知っていること/イメージしていることと、授業を経て形成させるべき十分で正しい理解との差分を埋めることこそ…

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カラムを分けた板書で押さえる共通点と相違点

ものごとを理解するときは、それを単独で扱うよりも、生徒がある程度まで理解している何か対照となるものを引き合いに出し、互いの共通点と相違点を整理しながら学んだ方が、本質的なところ(意義や抱える課題など)を押さえやすくなることが多々あります。 ある時代・地域の政治制度を扱うときに現代日本のそれと照らし合わせたり、バイオームを学ぶ中、サ…

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生徒の答案をシェアして作る学び(相互啓発)

賛否が分かれるイシューなど、答えが一つに定まらない問題を扱うときは、生徒一人ひとりに個人ワークとして取り組ませるだけでは、発想も広がらず、多様な考え方を踏まえた上での答えに辿り着くのは容易ではありません。生徒同士が互いの気づきを交換する場として、協働や討論などの活動を授業に組み込むことが不可欠です。 当然ながら、グループでの話し合…

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質問に答えて不明を解消してあげる前にやるべきこと

生徒が問題演習を行ったり、実験や話し合いに取り組んでいたりするときに、先生方が机間指導をしながら生徒の質問に答えるシーンは日々の授業で頻繁に見かけるものです。 わからないことがあったら訊くようにと声をかけ、出てきた質問のひとつひとつに丁寧に答えていくのは、親身になって生徒を指導している姿そのものにも見えますが、よくよく考えてみると…

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活動性を高める方法と効果

1 活動性を高め、成果を可視化する1.1 アクティビティと学習効果 1.2 活動の成果を可視化する 1.3 練習場面での成果確認 1.4 チェックリストを用いた目標提示と達成検証 1.5 "アクティブ・ラーニング"で学習時間が減る? 1.6 対話によって学びはどこまで深まったか 積極的に学ぶ姿勢(記事まとめ) Update…
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