テーマ:生徒による授業評価

科目への意識姿勢~得意と答える生徒を増やす

同じ教材で同じ指導をしていても、得意・苦手の分布はクラスによって異なります。学習履歴の中で積まれた成功体験や獲得している学習方策によって感じ取り方が違うためです。 得意寄りに分布が偏るクラスでは、より高度な課題を与えて達成感をより強固なものにする一方、苦手意識が優位なクラスでは課題のスモールステップ化や集団知の活用で成功体験を積み…
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授業内での活動を通した達成感・充足感

思考力・判断力・表現力を養うために主体的、対話的で深い学びの実現が求められていますが、思考とは、解くべき課題があってはじめて発動し、対話を通じて着想や知識を交換することで拡張・深化が図られるもの。表現力を磨くためにも、考えたところを相手に伝える活動は欠かせません。観察の窓も、生徒を活動させることではじめて開かれます。 2015/0…
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難易度の設定は負荷の感じ方を確かめながら

勉強に限らず、適正な負荷をかけることは、能力や資質を伸ばす上で欠かせない要素のひとつです。ある課題に対して正解を導けたとしても、楽々と達成した場合と、持てるものを総動員して達成した場合とでは、そこから得られる充足感も、その機会での成長も大きく異なります。 楽々とクリアできるようなハードルばかりでは、頑張りがいもありません。生徒が集…
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授業で実感する学力の向上や自分の進歩

日々の授業を通じて学力向上や自分の進歩を実感する生徒は、高い確率でその科目への興味や関心を深めるというデータ(下図)があります。自分で工夫や努力をして目標を達成したという快体験は、次の学習に向けたモチベーションを生み出しますし、進路意識や志望理由を作り出す学習指導、進路指導、探究活動で作るスパイラルの起点になります。 2015…
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理解したことをもとに課題への解を考える機会

理解したことをもとに考え、その結果を第三者の理解が得られるように表現する力は、高大接続改革以降の入試で最も重視されるものの一つです。授業毎にきちんと「学び終えて解を導くべき課題」を用意することは、これまで以上に大切になります。新しい学力観に沿った学ばせ方への転換を図る上でのスタートに立つことにほかなりません。 下のグラフに示す通り…
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達成すべき目標やポイントをはっきり示す

学習を通じて到達すべき状態を生徒に理解させておくことは、授業のわかりやすさを大きく高めます。目指していることに照らして、一つひとつの説明や指示の意味をより良く理解できるようになるからです。目標に到達できたときの達成感もより強固になるため、次の学びに向けたモチベーションを向上させる働きも強まりますし、生徒の苦手意識を抑制する効果も確認され…
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理解を確かめてから次のフェイズに進む

生徒の理解を確かめるのは、学びを先に進められる状態を確かなものにするためです。「その場で」と「言葉にさせて」の2つを鉄則に「対話で行う理解確認」を徹底しましょう。もし、前段の理解に不足や欠落が見いだされたら、機を逸することなくその解消を図りますが、教え直しよりも、教科書やノートの該当箇所を参照させたり、生徒同士の教え合いを促したりする方…
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よくわかる説明、戸惑わせない指示

説明や指示のわかりやすさを決める要素は、話し方や板書の巧拙だけではありません。今やろうとしていること(目的)は何かをあらかじめ理解させておくこと、前段までの理解をしっかり確かめながら進めることも重要な役割を持ちます。わかりやすさは学習効果を決定的に左右する要素であり、わからないことにはできるようにはなりません。 また、生徒を活動さ…
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学びの土台を作る、整理された板書・プリント

生徒に問い掛け、気づかせたことを板書を通じて生徒の視野に固定していくのが板書の役割です。授業評価アンケートのデータでは、Ⅱ板書と資料の得点とⅦ学習効果の間には強固な相関がみられます。一つひとつの理解を着実に積み上げるにも、情報整理や理解形成のプロセスを生徒と共有するにも、板書が果たす役割は大きく、アクティブ・ラーニングやICTの導入が進…
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いつもはっきりと教室の隅々まで届く声

伝える技術の根本は、「話し手の声がいつでもはっきりと聞き取れること」です。知識・理解を与えるにも、問い掛けて生徒に考えさせるにしても──視覚による補助が効果的であり且つ必要であることは言うまでもありませんが──、まずは先生が発した声による情報を生徒が集中してしっかり受け止め続けられることが大前提です。 先生の話が聞きとれないのでは…
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講義・座学系の授業評価項目

生徒による授業評価アンケートの目的は「より良い授業の実現」にほかなりません。この目的を達成する上で欠かせない「課題形成」と「改善行動の効果測定」の2つがアンケートによって提供される機能です。まずは、「良い授業」とは何かを明確にしておくことが大前提。曖昧なままにしては、せっかくの評価/観察も、恣意的な判断が混ざり込んだり、目的から離れたり…
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自分の取り組みの成果を発表できる機会

自分の取り組みの成果を発表することは、発表という目標に向けてより意識的な取り組みを促す効果だけではありません。取り組みの成果を存分に伝えられれば達成感による次へのモチベ―ションが、多少の失敗を含んだ時は次に向けた課題の形成など、いずれの場合も次に向かうきっかけを得ることになります。 また、他の生徒の成果発表に触れることで、自分の取…
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授業を受けて実感できる自分の進歩

自己効力感を高めることができれば、そこに主体的な取り組みや積極的な姿勢が作り出されていきます。逆に下がってしまった状態では、できない自分に向き合うことへの抵抗から、対象に近づくことを避けようとする「負のモチベーション」 が発生してしまいます。 2015/06/02 公開の記事をアップデートしました。 授業評価項目[実技系]⑥ 進…
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振り返りを通じた成果のたな卸しと次への目標設定

興味や意欲は、努力して達成した中に生まれるものですから、振り返りを通じて自分の進歩を確認する場を整えることが、積極的な学びの姿勢を作ります。また、できたこととできていないことの切り分けがはっきりしないことには、次に何をするべきかを特定することもできません。振り返りとその支援のための助言が大切であるのは、このためです。 2015/0…
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作業や練習の目的の明示、到達目標の設定

ひとつひとつの作業や練習に取り組ませる際、その目的や目指すべき到達状態をしっかりと示しておくことは、目的意識を持った主体的で積極的な授業参加を促すための大前提であるとともに、モチベーションの原資である達成感をより強固にしたり、パフォーマンスの向上を図るのにどうすれば良いかを気づかせたりする上でも欠かせません。 得意な生徒と苦手な生…
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生徒の状況を把握した上での授業進行

生徒一人ひとりが現在どのような状況にあるのかを把握することの必要性は言うまでもありません。確認が不十分であれば、次の段階に進める状態になっていない生徒を置いてきぼりにすると同時に、先に進む準備ができている生徒を立ち止まらせてしまい成長を遅らせます。 教える側では十分に状況を把握して進めているつもりなのに、生徒の側では「まだ準備でき…
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戸惑いを抑える、約束事と個々の指示

何らかの行動を指示したときに、生徒が期待通りの反応をとれないことがあります。原因は様々ですが、大別すると「何を求められているのか把握しかねている場合」と「指示に応える態勢が整っていない場合」の2通りがあります。これに加えて、取るべき行動はわかっており態勢も整っているにもかかわらず、周囲の様子を伺って行動を起こして良いものか躊躇している場…
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練習や作業のポイントを把握させる

練習や作業のポイントがしっかりわかっていれば、勘所をつかんだ効果的な取り組みが期待できます。他方、ポイントをつかめないまま無為に時間を費やしては、当然ながら学びの成果は上がらず、次のステップに進むレディネスも調いません。いかに簡潔にポイントを捉えさせて、練習・作業に十分な時間を残すかが先生方の腕の見せどころ。 繰り返し言って聞かせ…
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生徒による授業評価

1 授業評価アンケート~正しい活用と質問設計1.0 授業評価アンケート~正しい活用と質問設計 1.1 講義・座学系の授業評価項目・質問文 1.2 実習・実技系の授業評価項目・質問文 1.3 授業以外について尋ねておくべき生徒の意識 1.4 授業評価アンケートの質問設計~まとめと追記 1.5 授業評価アンケートを行うときの最小要…
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主体的、対話的な深い学びへ~授業評価アンケート

新課程への移行がいよいよ目前です。高校の新課程を初めて学ぶ生徒は現在、中学1年生。中高一貫校では「新課程で学び高校を卒業していく生徒」が既に在籍しているわけですから、新しい学力観にそった教え方の転換を図る中、学びの評価も新しいものに組み直す必要が出てきます。授業評価アンケートの質問設計の更新は今後の課題の一つです。 学習評価は多面…
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授業改善をより確実にするためのデータの見方

授業評価アンケートの集計結果は、個々の項目の評価値を別々に眺めるよりも、「目的変数」を設定した上で、それとの関連の中で個々の数値を解釈する方が、授業改善に向けた改善課題を捉えやすくなります。 授業評価アンケートの集計が終わったらで書いた通り、授業評価アンケートが担うのは「生徒の学びに対する意識」の把握であり、最も大切なのは「授業を…
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アンケートの質問設計の見直しと改善

学校では、様々な場面でアンケート調査が行われていますが、年度末を迎え、予定していた調査はひと通り終わったところでしょうか。蓄積されたデータは分析を経て、これまでの指導の成果検証や次年度に向けた改善計画作りに役立てられていることと思います。 調査で得られたデータと解析の結果を、具体的な行動と結びついた改善計画にまとめるのと並行して、…
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アンケートで探る“学ぶ側の認識” #INDEX

学習評価は、個々の生徒の現状を正しく捉えゴールに導く方策を考えるにも、これまでの指導の成果を検証し、改善に向けた課題を形成するにも欠かせないものです。学習評価は多面的に行う必要があり、知識・技能、思考力・判断力・表現力を正確に測定するテスト新しい学力観に基づく評価方法(ルーブリックやポートフォリオ)学ぶ側の認識を探る、面談法や質問紙法に…
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アンケートで探る“学ぶ側の認識”(その3)

生徒が学習活動の中で経験してきたことは一人ひとり違います。学習履歴の違いは説明や指示に対する受け止め方の違いを生み出すため、個人レベルでも集団レベルでも、同じ指導に対しても異なる反応が返ってくる/異なる結果が生じるのは当然です。学ぶ側の認識と教える側の想定は往々にして一致しないことを念頭に、学ぶ側の認識を丁寧に探り、両者の認識の乖離を最…
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アンケートで探る“学ぶ側の認識”(その2)

模擬試験の成績などでも観測できる結果学力(知識・技能、思考力・判断力・表現力)の伸びと、授業評価アンケートなどの集計に現れる学習者側での伸びの実感(学力向上感)とは別物で、両者が一致しないこともしばしばですが、進路希望の実現を目指す意欲と行動を継続できるかどうかは、前者より後者にかかっているようです。 学んだことに新たな興味や関心…
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アンケートで探る“学ぶ側の認識”(その1)

学習指導が所期の成果を上げているかどうか正しく評価するには、学習の成果として形成された知識・技能、思考力・判断力・表現力を測定する「テスト」や、活動そのものをルーブリックなどの基準に当てはめて行う「パフォーマンス評価」に加えて、学習者の認識そのものを把握するための「アンケート調査」や「面談調査」なども欠かせません。 2014/10…
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同じ教材で同じように教えているのに…

同じ教材を使って同じように教えているのに、アンケートでの生徒からの反応がクラスごとに大きく違うことは珍しくありません。回答分布の違いを把握してクラスの特性に応じた調整をこまめに行っていくのも、模試や考査での成績データや授業評価アンケートの結果を有効に活かす重要な場面のひとつです。 2017/10/06 公開の記事をアップデートしま…
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授業評価の事前指導と結果のフィードバック

生徒による授業評価アンケートを行うときにどんな事前指導をしておくべきか、アンケートが終わったときにその結果をどう伝えるべきかというご質問をいただきました。結論だけ言うなら、授業評価アンケートの目的を先生と生徒が共有した状態を作ることが事前指導であり、結果をあれこれ言葉にするのではなく、結果を活かしたより良い授業を生徒の眼前に実現して見せ…
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授業評価アンケートの集計が終わったら

生徒による授業評価アンケートは、授業改善に向けた課題形成とこれまでの改善行動の効果検証のために行うものですから、集計結果が良かったかどうかよりも、結果が出た後の個人/組織の行動の方が大切です。 健康診断を受けて気になる数値があったのに生活改善をしないとエライことになるのと同じかもしれません。 ❏ 生徒は授業…
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"講義・座学系の授業評価項目" 5/7 更新完了

授業評価アンケートの結果は、より良い授業を実現するための課題形成と改善行動の効果検証のためになくてはならない指標です。 定期健診を受けずにいると体の不調が知らぬ間に進んでしまうこともありますし、体質改善に取り組んでも、その結果が目に見えてこないことには達成感も希薄で、頑張りもなかなか続きません。 可視学力である教科固有の知識…
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