テーマ:理解確認/学びの振り返り

散布図中の位置で探る改善課題[活用機会×学習効果]

昨日の記事「習ったことを使ってみる機会」で触れた「授業を受けて獲得した知識や理解を用いて、問いに解を導いたり様々な課題に解決方法を考えたりする機会」をどれだけ整えたかは、生徒側の認識にある「授業を受けての学力向上/自分の進歩の実感」を大きく左右します。 下図は、横軸に【活用機会】「宿題や課題など、習ったことを使ってみる機会が整えら…
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習ったことを使ってみる機会

授業評価アンケートの標準的な質問設計の中に「宿題や課題など、習ったことを使ってみる機会が整えられている」かどうかを尋ねる項目【活用機会】を設けてあります。 この質問で尋ねていることのメインは、言うまでもなく文の後半です。文頭に付いた「宿題や課題」は、後半部分を実現するための手段であり、「など」が含意する通り、ほかにも実現の手段はあ…
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対話で行う理解確認

生徒の理解を確認しながら授業を進めることは、学びの成果を確かなものにするには欠かせません。下図でご覧いただける通り、理解確認と学習効果の間には、その得点率にはっきりとした相関がみられます。 【理解確認】先生は生徒の理解を確かめながら授業を進めてくれる。 【学習効果】授業を受けて、学力の向上や自分の進歩を実感できる。  縦軸…
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既習内容の確認は、問い掛けで

新しい単元を学ばせるときには、関連する既習内容をきちんと理解しているか/覚えているかを確かめないと、どこまでを前提に学びを始めさせれば良いか見極めることができません。土台ができていないところに建材を組んでも上手くいくわけがありませんよね。 確かめるには、問い掛けて生徒のアタマにあることを言葉にさせるのが最も効果的。わからないこと/…
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理解したことをもとに課題への解を考える機会

理解したことをもとに考え、その結果を第三者の理解が得られるように表現する力は、高大接続改革以降の入試で最も重視されるものの一つです。授業毎にきちんと「学び終えて解を導くべき課題」を用意することは、これまで以上に大切になります。新しい学力観に沿った学ばせ方への転換を図る上でのスタートに立つことにほかなりません。 下のグラフに示す通り…
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理解を確かめてから次のフェイズに進む

生徒の理解を確かめるのは、学びを先に進められる状態を確かなものにするためです。「その場で」と「言葉にさせて」の2つを鉄則に「対話で行う理解確認」を徹底しましょう。もし、前段の理解に不足や欠落が見いだされたら、機を逸することなくその解消を図りますが、教え直しよりも、教科書やノートの該当箇所を参照させたり、生徒同士の教え合いを促したりする方…
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振り返りを通じた成果のたな卸しと次への目標設定

興味や意欲は、努力して達成した中に生まれるものですから、振り返りを通じて自分の進歩を確認する場を整えることが、積極的な学びの姿勢を作ります。また、できたこととできていないことの切り分けがはっきりしないことには、次に何をするべきかを特定することもできません。振り返りとその支援のための助言が大切であるのは、このためです。 2015/0…
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振り返りのためのアウトプット #INDEX

インプットに不備や不足があっても、アウトプットの機会を持たなければそれに気づくことができません。しっかり教えて、きちんと覚えさせるというアプローチだけでは満たせないものがありそうです。読んだり、聞いたり、話し合ったりして理解したことを言語化する それをもとに考え出した解に他者の理解と共感を得るべく表現するといった体験を通して、本当に理解…
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振り返りのためのアウトプット(その2)

生徒が自らのインプットに不備・不足があったことに気づくための機会として、アウトプットの場を用意することが必要です。もちろん、アウトプットがうまくいき成果を形にできたら、それはそれで生徒に達成感を与え、次の学びへのモチベーションを高めますが、うまく行かなかったときに取る次の行動こそが、学習者としての自立・成長の鍵です。 2015/0…
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理解確認/学びの振り返り

1 理解度の確認~場面と方法1.0 理解度の確認~場面と方法(序) 1.1 理解度の確認~場面と方法(その1) 1.2 理解度の確認~場面と方法(その2) 1.3 理解度の確認~場面と方法(その3) 1.4 理解度の確認~場面と方法(その4) 1.5 既習内容の確認は、問い掛けで ★ 2 振り返りのためのアウトプット2…
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予習・復習で何をさせるか~目的とタスクのデザイン

予習は、授業準備を通じて前回までの授業で学ばせたことを実地に練習させる機会です。せっかく学び方や取り組み方を学ばせたのに生徒自身に行わせず、先生が肩代わりしてしまっては、生徒はその方法に習熟する機会を得られません。 復習にも様々な目的がありますが、当然ながら、「忘れないように習ったことを繰り返す」 ことだけがその目的ではありません…
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学ばせたことは、きちんと教科書に落とし込む

教室での学びをきちんと教科書に落とし込むことの重要性は方々でよく言われていることながら、実際の授業で着実に行うのは容易ではないようです。学ばせたことを教科書に落とし込むことを徹底すれば、学習内容を全体像の中においた体系的な理解が形成できる教科書を深く学べば受験にも対応できるとの安心感を得る教科書をきちんと読むことへの動機を持たせられると…
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ひとつの課題から複線的なハードルを作る

クラス内の学力差は、大きくなることはあっても、なかなか縮まることはありません。「どのレベルに合せて授業をすれば良いのか」というお悩みは、多くの先生に共通するものでしょう。授業の進め方以外にも、どんな課題を与えるかは厄介な問題です。 上位生ばかり意識しては、他の生徒は手が出なくなりますし、真ん中に合せては上位にも下位にもぴったり来な…
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5分間アウトプットの費用対効果

学力の向上や自分の成長や進歩を実感するには、学習を通じて達成すべきこと(=学習目標)の把握教え合い・学び合い、対話を通じた学びの深まりという2つの要素に加えて、習ったことを課題解決に活用する機会が欠かせません。学習目標の把握には「解くべき課題」が必要であり、活動を自己目的化しないためには「目標の認識」が不可欠という因果関係から、これら3…
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苦手意識を抑えて、伸びている実感を持たせる

授業を受ける中で「学力や技能の向上」「自分の成長や進歩」を実感できている生徒は、高い確率でその科目に新たな興味や関心を見出していくというデータがあります。逆に、伸びている実感が得られなければ、その科目を学び続ける意欲を維持するのは容易ではありません。 教室は、興味が生まれる瞬間を体験して学ばせる場であり、学びの成果や伸びている実感…
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答えを仕上げる中で学びは深まる

授業を通して学力の向上や自分の進歩を実感できることで、生徒はその科目を学びつつづける意欲を維持・向上することができますが、その実感をもたらすのは「習ったことを使って課題を解決できた体験」です。 課題を与え、知識や理解を活用する場面を整えることが重要なのは言うまでもありませんが、とりあえず答えが出せたところで立ち止まらせては深い学び…
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"正解を言って欲しい"と言う生徒

生徒や学生にアンケートなどで授業の感想を聞くと、「正解をちゃんと言ってもらいたい」という声がちらほらと聞こえます。 先生はある意図をもって、敢えて正解を示していないのが、傍から見ていても明らかな場合にもです。 答えは与えられるものではなく、自分で作るものという発想をしっかり持てている生徒・学生ばかりではないということでしょう…
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単元で学んだことの体系化に挑ませる

どの科目でも、ひとつの単元で沢山のことを学びますが、それをひとつずつ順番に覚えて行くだけでは単元の全体像をつかみきれなかったり、体系化された知識にならなかったりします。 まとめプリントを先生が作って配ってあげたとしても、生徒は「自力で知識を体系化する場面」を経験していません。 生徒が自分で整理してまとめ上げる機会を作ることで…
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進歩を止めさせない自己評価の在り方

生徒にスピーチをさせたり、グループでまとめた意見を発表させたりするとき、エバリュエーションシートを用意して生徒自身にあるいは相互に評価をさせていると思います。 自分の答案や意見を客観的に評価する力は、思考の欠落、論証の不足、表現の不備などの改善課題に自ら気づき、次の機会により良いものを目指すための土台を作ります。 先生が評価をつけて…
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自己評価、相互評価を行わせるときの工夫

個人の練習やグループでの活動の成果を発表させるとき、生徒に自己評価や相互評価を行わせることで、取り組みのたな卸しもできますし、さらに良くなる/良くするための手掛かりも見つけられます。 しかしながら、形だけの自己評価/相互評価を繰り返してもその効果は限定的です。効果に繋げるために必要な工夫について考えてみました。 &#10…
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チェックリストを用いた目標提示と達成検証

学習目標を示すときに最も効果的なのは、「学びを終えて解を導くべき問い」を導入フェイズで示してしまうことですが、練習場面や話し合いなどの活動では、「問いを解く」こと以外にも目標があるので、その伝え方を別の形で考えなければなりません。 練習を通じてできるようになるべきこと、活動への取り組み方、チームへの貢献の仕方といった「目指すべき到…
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リフレクションシートの記載を参考に観察精度を高める

生徒一人ひとりにその日の授業を振り返らせるのは、できるようになったことを「たな卸し」して学びに対する自己効力感を高めると同時に、次に向けた自分の目標を設定させるためですが、そこに書き出されたことをしっかり読めば、生徒一人ひとりが抱えている課題や達成感を覚えた箇所などを知る手掛かりになります。 先日の「今日の授業でどんな気づきがあっ…
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勉強を好きにさせる学ばせ方

先週半ば、東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所との共同研究(親子パネル調査)の結果速報がプレスリリースされました。方々で取り上げられましたので、ご覧になった方も多いと思います。 「子どもの生活と学びに関する親子調査2016」 結果速報 ❏ 勉強が嫌いでも好きに転じる可能性がある 勉強嫌いが小6か…
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探究型学習(課題研究等)の成果をどう測るか

課題研究などの探究型学習に限りませんが、何かに取り組ませたら、きちんと評価をする必要があります。 できるようになったことをたな卸することで生徒に自らの成長を自覚させるとともに、足りなかったものに気づかせて次はどうすれば良いか展望を立てさせることがその目的です。 ❏ 探究方策の獲得に焦点を当てた評価を …
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活動させるのは観察のため

授業の中では、生徒に様々な活動に取り組ませます。話を聞くだけでなく、実地に体験し、考えて行動し、理解したことを言語化することで、生徒は学びを深めていきます。 もちろん、知識の定着や手順への習熟を図るという目的もありますが、教える側にとっては「活動させることで、はじめて観察が可能になる」 ということこそ、大きな意味を持つと考えます。…
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小テストをもっと効果的に #INDEX

授業で学んだことをしっかり定着させることを意図して行う小テスト。授業で習って、復習で覚えて、テスト用紙に再現してと、最低3回は対象知識への接触機会を持てますので、再記銘により記憶が保持されやすくなります。 また、覚える練習、思い出す練習は、記憶力そのものを鍛えるのにも欠かせません。知識の定着に加えて、学習に必要なスキル/能力を得て…
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小テストをもっと効果的に(その2)

小テストは、知識の定着を促すには欠かせないものです。反復の機会を整えるとともに、「思い出す練習の場」として、知識を想起しやすいものに変えていく効果も備えます。 しかしながら、小テストに頼り過ぎるといろいろな弊害を招きます。再テストのあり方、やり直しのさせ方、評価への組み込みなど、考えてみるべきことは色々ありそうです。 &…
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小テストをもっと効果的に(その1)

授業で学んだことを定着させるために行う小テスト。授業で習って、復習で覚えて、テスト用紙に再現してと最低3回は対象知識の記銘機会を作れるだけに、記憶の保持と想起に一定の効果が期待できます。 でも、小テストだけではカバーできないことや、頼りすぎることでの弊害も少なくありません。 小テストをもっと上手に活かすための工夫について、ち…
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理解度の確認~場面と方法#INDEX

2016.02.05 更新 理解度を確認することは、ワンステップずつ足場を固めて、次に進ませるレディネスを整えることです。 本時の学びに入る前には、前回までに学んできたことが身について記憶に残っているかどうかを確かめますよね。確認を通して記憶の再記銘を図るという意味もあります。 新しい概念や知識を導入したら、課題に挑ませる…
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