テーマ:考査問題で何をどう測るか

考査問題に使う初見材料をどこから調達するか

新課程への移行で、獲得させた知識・技能が「生きて働いているか」を確かめる必要性が高まりました。教室で学ばせたことをしっかり記憶し答案上に再現すれば丸がもらえる問題だけでは、その要件を満たせず、初見の材料(本文や資料)で作られた問題を前に、どの道具(知識や技能)を使い、どのように答えを作るかを考えさせることになります。 従来通りの定…
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考査問題における得点集計(集計の取り方と活用法)

模擬試験もそうですが、定期考査が目的とするところは、その時点までの学習の成果を測定し、より高い次元での学力の獲得に向けた課題を形成することにあります。学力が正しく形成されたか、何が足りていないのかを明確に検出できる内容の問題と採点基準が必要になるのは言うまでもありませんが、せっかく検出した結果も「総合点」で丸めてしまっては、目に見える形…
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考査問題で何をどう測るか

1 考査問題の改善が授業も変える1.0 考査問題の改善が授業も変える(序) 1.1 考査問題の改善が授業も変える(前編) 1.2 考査問題の改善が授業も変える(後編) 2 考査問題の妥当性評価2.0 考査問題の妥当性を評価し、最適化を図る 2.1 考査問題の妥当性評価(その1) 2.2 考査問題の妥当性評価(その2) 2.3…
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学力観の変化は良問と悪問の分け方を変える

良問とは何かという問いには様々な答えがあろうかと思いますが、良問であるために外せない要件のひとつが「求められる学力を正しく点数に換算できること」であることに異論はないと思います。 パフォーマンスモデルからコンピテンシーモデルに学力観の更新が進む中、従来なら「良問」とされていた問題も、今後は「測定すべき学力が点数に換算できない」こと…
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考査の結果から自分の授業を振り返る

期末試験が間もなくです。生徒の答案には、先生方のこれまでの指導の成果が現れますので、答案の採点は、力を入れてきたことがどれだけ実を結んだか、どこに不足があったかを探る絶好の機会になるはずです。 期末試験の答案返却から終業式へと続く時期はいつも以上に慌ただしい日々と存じますが、採点を通して気づいたことは(簡単にでも)メモに残し、これ…
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新しい学びの中で「覚える力」が持つ意義

社会に出ると、純粋な記憶力が問われるシーンはそれほど多くないように思います。日々発達するICTは、計算のみならず「記憶」も代行してくれます。膨大なデータを「検索」するスピードと精度は、人の「想起」をはるかに上回りますし、記憶が変に混ざることもありません。 ならば、覚えることはすべて機械に任せ、人はもっとクリエイティブな知的活動にエ…
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指導目標と指導方法が変わったら定期考査の問題も

教科学習指導に限ったことではありませんが、「目標とするところ」と「目標に到達するための方法や計画」の間には高い整合性が必要です。両者の間のズレを放置しては、目標が達成される見込みも立ちません。 同時に、指導がどこまで成果を得たかを測定する評価方法も、学習目標にマッチしたものである必要があります。目標までの距離を正確に測れないことに…
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答案を正しく評価できているか

別稿「学力観の変化は良問と悪問の分け方を変える」でも申し上げた通り、高大接続改革以降の入試で出題の増加が予想される「答えが一つに決まらない問題」などの新しいタイプの問題では、採点基準の在り方しだいで、設問は良問にも悪問にもなり得ます。 答案を正しく評価することは、生徒の学びを正しい方向に導くことにほかなりません。新しい学力観に沿っ…
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出題研究の成果を踏まえて、考査問題のアップデート

この1月には大学入学共通テストが実施され、どんな方向に学力を形成していくべきか、具体的な方向が見えてきました。今後も出題の改善は続くでしょうが、試行テストのときから出題意図は一貫しており、今後も大きな方向転換はないものと思います。 まもなく、今年度最初の定期考査である1学期の中間考査ですが、大学入学共通テストや意欲的な大学群の出題…
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正答率の予測ができれば授業設計も最適化

正答率を正しく予想できるということは、問題が要求する様々な学力に照らした「生徒の状況把握」が正確に行えているということです。 教科学習指導は、目標学力と生徒の現況学力との差を埋めるための行為であり、正答率の予測精度(=現況学力を正しく把握しているか)は、指導設計の妥当性に大きく影響を与えます。 様々な場面で実際に予測を行って…
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考査問題の改善が授業も変える#INDEX

先生方の頭の中には「学力観」というものがあります。普段はことさら意識することがなかったとしても、それらは授業の進め方、テスト問題の作り方にはっきりと現れます。学力観が背景要因となって{何を教えるか=何を測るか}という関係が作られているということです。 瞬間ごとに相を変えていく授業は、固定して吟味の対象にするのも容易ではありませんが…
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考査問題の改善が授業も変える(後編)

卒業までに身につけさせたい学力から逆算して、時期ごとに獲得させるべき学力(科目固有の学習内容に加えて能力や資質など)を目標に設定し、その達成度を測れる定期考査問題を3年間/6年間に正しく配列することは、授業の改善に大きく寄与します。 定期考査は学力形成の工程における「中間検証」の機会です。そこまでに獲得できた学力を正しく評価できて…
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考査問題の改善が授業も変える(前編)

より良い授業を目指した工夫や取り組みは実に様々で、拝見するたびに先生方の意欲的な取り組みには頭が下がるばかりです。しかしながら、学びの成果を測るツールたる考査問題の改善には指導法の工夫に比べてあまり意識が向けられていないようにも感じています。 新しい学力観を取り入れた学ばせ方への転換が図られても、定期考査が旧態依然のままではその成…
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考査問題の妥当性を評価し、最適化を図る #INDEX

「授業で何を教えるか」と「考査で何を測るか」はともに、担当する先生方の頭の中にある学力観を反映したものだけに、両者はほぼ同じものです。片方の最適化を図れば、もう一方もおのずと改善されます。 授業改善を図ろうとするとき、相互参観や研究授業を開催することが多いかと思いますが、指導で何を目指すかという「主眼」に関わる部分については、考査…
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試行テストの分析で用いられた出題評価の手法

2018年11月に実施された大学入学共通テストの試行テストの検証結果が大学入試センターのホームページで公開されています。既にご覧になられたと思いますが、本日のブログでは、結果分析で用いられていた出題評価の様々な方法を取り上げてみます。校内で導入するにはハードルが高いものもありますが、考査問題の妥当性を評価し、最適化を図る際にも知っておい…
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設問ごとに出題の妥当性を確かめる

設問ごとに出題の妥当性を確かめるには、得点データを用いた定量的なアプローチと、内容に基づく定性的なアプローチがあります。 前者を用いて本格的に設問の妥当性を検証しようとすると、別稿「試行テストの分析で用いられた出題評価の手法」でご紹介するような手法を導入する必要がありますが、日々の教科学習指導の中ではコスパを優先して、もう少し手軽…
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考査問題の妥当性を考える時の視点(その2)

前稿で申し上げた通り、先生方の頭の中にある教科観・学習観は、授業のあり方と考査の作り(内容・配点・採点方法)の双方に表れます。 考査問題の現物を眼前に広げ、データも使って客観視した上で、個々の問題が何を測定しているのか改めて考え、測るべき学力を正しく点数に反映できる考査に近づけて行くことは、教科観・学力観の更新、ひいては授業の改善…
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考査問題の妥当性を考える時の視点(その1)

考査問題で何を測るかは、授業で何を教えるかと「ほぼ同義」です。教える側には、意識しているか否かに拘らず、「学力観」「教科観」が頭の中にあり、それが一方でテスト問題に、他方で授業実践に現れます。 出どころが同じだけに、それが表出した両者が互いに近いものになるのは当然です。考査問題を拝見すると、作成された先生がどんな授業をするかおよそ…
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ノート持ち込み可の定期考査がもたらすもの

先日の新聞に、変わる、定期テスト ノート持ち込みOK・単元テストに変更 大学入試改革にらむ(朝日新聞2019年11月27朝刊)という記事が掲載されていました。記事には、生徒と先生の双方で起きた変化がそれぞれの立場からの発言を引用して次のように書かれています。 「最初はイヤだなと思った。勉強しても差がつかなくなるから」と勉強熱心な3年女…
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高大接続改革と定期考査問題

2020年に迫る高大接続改革に備えてこれまでに何年もかけて積み上げてきた準備を土台に、 "新しい学力観にそった、教え方の転換" が図られているものと拝察しますが、同時に、学力形成の中間検証手段である定期考査もそれに見合ったものに更新されていかなければなりません。 次に控える定期考査までに、教え方と測り方の双方がきちんと更新できたか…
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散布図と残差から個々の生徒の課題を探る

昨日の記事で取り上げた、入学試験と中間考査の成績との相関や散布図を作るときの手順や、学び方の転換に問題を抱えている生徒を抽出するための「残差」を算出する方法をご紹介したいと思います。 ❏ 計算式を設定しておけば、データを取り込むだけ 下図は、ある学校で実際に作成したものですが、12行目以降にクラス、出席番号…
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入学試験での成績と定期考査のパフォーマンス

5月も下旬となり中間試験を迎えますが、この機に新入生の入学選抜での成績と中間考査での得点を比較してみてはいかがでしょうか。双方の得点から散布図を描き、相関を確かめてみることで、入試問題が、入学後の学びが求める力や適性を正しく測ったか定期考査は、入学と卒業を結んだ線上に正しく位置しているか生徒一人ひとりが、入学後に正しい学び方を身につけて…
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論述問題対策の前段階~要約の練習(後編)

答えが一つに決まらない問題や、多量の文章や資料を読ませてそこで理解したことを元に思考させ、その結果を論述させる問題が増えてくるとなると、その前段階である要約の力はしっかり養っておきたいところ。 発表や答案を、生徒自身や生徒相互で評価させることで、より良い要約にするために何が必要かを、生徒が自ら気づけるようにしていくことが重要である…
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論述問題対策の前段階~要約の練習(前編)

高大接続改革では、「読んで理解したことを元に、思考した結果を表現する力」がこれまで以上に大きく試されます。 カッコ内の後段にある「自分の考えに展開させる」も大事ですが、それ以前に、(自力で)読んだり聞いたりして理解したことをきちんと消化して自分の言葉にまとめられないことには話になりません。 ❏ 意見論述や協…
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行動を起こしてこそ、見えてくる景色がある

新しい年を迎えると目標や抱負があれこれと浮かんできますが、考えているだけでは立ち止まっているのと一緒です。ひとつひとつを形にしようと行動してみてこそ、それまで見えなかった景色が目の前に広がり、そこに新しい目標/やるべきことも見えてくるように思います。 散歩していても場所を移すごとに新しい景色が目に飛び込んでくるのと似ています。立ち…
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高大接続改革に備えて考査問題も新しいスタイルに

2018年の春に高校に迎え入れる生徒は、2020年の高大接続改革入試に初めて挑む学年です。1年生のうちから新しい学力観に沿った教え方/学ばせ方に切り替えないと、3年後の進路実現に際して後手を踏むリスクが高そうです。 指導方法については主体的・対話的で深い学びの実現に向けて、各地で実に様々な取り組みがなされていますが、もう一つ忘れて…
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考査問題と被験者学力のマッチング

考査問題の妥当性を評価し、最適化を図ることの重要性は以前の記事でも書いた通りですが、たとえ同じ問題であっても、どんな学力層の生徒に与えるかで「良問」にも「悪問」にもなり得ます。 ❏ いかなる場合でも出題を避けるべき問題 詳細は如上の記事に譲りますが、目標学力(=指導を終えたときできるようにさせたい事柄、獲得…
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正解がひとつに決まらない問題

先日の記事で取り上げてみた「学習型問題」と並んで「答えが一つに決まらない問題」も出題の増加が見込まれるとされています。 正解が一つに決まらないと言っても、答えがない/解決不能ということではありませんよね。 解決へのアプローチに様々な切り口が考えられる問題や、賛否などの立場によって異なる議論が成立する問題などのことを指します。…
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