テーマ:探究活動、課題研究

「学びの拡張」まで考慮したカリキュラムの設計

カリキュラムの設計に当たり予め考えておくべきことの一つに「学びをどこまで拡張するか」という問題があります。 言うまでもありませんが、学びの拡張を図るのは、授業ごと/単元ごとの学びにおいてコアとなる理解をしっかり形成してからです。根っこと幹がしっかりしていない木が枝を伸ばしても、ぐらぐらするばかりで大きくがっしりしたものにはならない…
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探究から進路へのきっかけを作るプラスαの一問

クラス全体に与える必達課題と、学力に余裕のある上位生に挑ませる任意課題を併用することで複線的にゴールを構えることの効用は、以前に別稿「知識をどこまで拡張するかは個々のニーズに合わせて」でご説明した通りです。 本稿で新たにご提案するのは、そこからもう一歩踏み込んだ、その科目で学ぶことの先を上級学校に進んで専門的に学びたいという生徒へ…
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探究活動、課題研究

1 横断的・体験的な調べ学習の先にある探究活動1.0 総合的な探究の時間★ 1.1 高校生にとっての探究活動 1.2 『TOK(知の理論)を解読する』 を読んで 1.3 中学での経験を踏まえて考える「高校での探究活動」 1.4 新テスト対応にも探究活動は土台となる ★ 1.5 探究活動を通して養う"ファクトフルネス"★ 1.…
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〇〇的な(教科・科目に固有の)考え方、ものの見方

教科・科目に固有の考え方を理解させ、それに基づき物事を正しい見方で捉えられるようにさせることは、教科・科目を学ばせる最大の目的のひとつだと思いますし、そうなれたとの実感は生徒がその先に学びを進めていく上で大きな動機になると思います。 科目への自己効力感も高め、興味も大きく広げさせるでしょうし、今まで興味を持つことがなかったことに面…
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アイデアを作らせる~きちんと調べ、思考を拡充・整理

総合的な探究の時間において生徒に研究テーマを考えさせるところでご苦労を抱えておられる先生方も少なくありません。地域連携や新しいビジネスなどの考案に取り組ませることで自らの進路と向き合わせる教育活動でもアイデアを出させるフェイズでのご苦労が多いようです。 進路指導もまた、自分の将来を対象として行う探究活動であり、その探究の成果が「志…
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アイデアを膨らませ、まとめる方法への習熟

生徒に新しいアイデアを出させるためには、事前に行う調べ学習が重要というのが前稿の趣旨であり、調べさせ方にも様々な工夫があることをお伝えしました。本稿では調べ学習の中での気づきを拡張しながら整理していくフェイズでの指導の工夫を考えてみたいと思います。 ❏ 様々なツールを使い、思考を深め、対話を膨らませる 発想の整理や拡充を…
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アイデアを出させる前に、まずはきっちり調べ学習

学校の中に新しい教育活動が採り込まれるにつれて、生徒にアイデアを出させる機会が増えてきました。日々の教科学習指導の中でもPBL型の授業デザインなら、解の導き方や物事を確かめる手順などを生徒自身の発想に委ねることもあれば、探究学習のテーマを考えさせたり、新しいビジネスの発案に挑ませたりすることもあります。 そんなときに、何の土台もな…
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進路を選択する中での「自分を知る」をどう考えるか

進路指導計画は大きく分けて進路意識を形成する過程と進路希望を具体化し実現する過程とがありますが、前者の中に配置されているのが「自分を知る」ことをテーマにしたセクションです。呼び方は学校によって様々ですが、職業や社会を知ること、大学(学部・学科)や学問を知ることとともに3ヵ年/6ヵ年の計画に何らかの形で配列されています。 ❏ 知…
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調べたことの先に~新たな知と当事者としての関わり

探究活動や課題研究のプログラムを作って導入して生徒に取り組ませるとき、「何を目的とする活動か」という根源の問いに先生方がどのような答えを共有しているかはとても大事なことだと思います。探究活動には様々な役割がありますが、以下の2つは他の活動では代替困難です。既に知られているところの先を解明する(=新たな知を生み出し、より良い社会を作る方法…
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探究活動を通して養う"ファクトフルネス"

今年1月に「ファクトフルネス~あなたの“常識”は20年前で止まっている⁉」という書籍が日経BPから発刊されました。イントロダクションに掲載された13問のクイズを解いてみて、思い込みを乗り越えデータを基に世界を正しく見る習慣の大切さを改めて思い知らされました。 この大切さに気付くのに年齢制限はないでしょうが、自らの進路を…
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選定理由の言語化を~探究活動の成果発表会

探究活動や課題研究には代表者による成果発表がつきものですが、代表者や発表作品を選定した理由はきちんと言語化してレジュメや作品に添えて表示したいものです。発表や作品に触れた生徒に「なぜ選定されたのか」を知らしめることは、探究活動の目指すべきあり方を示すことに外ならず、それ自体が生徒に対するとても重要な指導だと思います。 …
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具体的なタスクを通して、作法を学ばせる(探究活動)

探究活動や課題研究の成果発表会を拝見していると、興味を掘り下げ、リサーチクエスチョンを立て、答えを導いたのちに自分の生き方・あり方まで踏み込めているものもあれば、先行研究を拾い上げ、繋ぎ合わせただけのものも見られます。 どうしてここまでの差が生じるのかをしっかり考察することが、次期学習指導要領で始動する「総合的な探究の時間」を有意…
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総合的な探究の時間

中教審のワーキンググループが、高校の「総合的な学習の時間」の名称を「総合的な探究の時間」に変更する案をまとめたとの報道があったのは2016年6月17日のことでした。その後、2018年7月公示の学習指導要領解説でその具体的な内容が明らかになりました。新旧課程比較対照表「総合的な探究の時間」新学習指導要領解説「総合的な探究の時間」今回の改訂…
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学習指導、進路指導、探究活動で作るスパイラル

学習指導と進路指導という二本柱をしっかり立てれば成立したのがこれまでの指導計画でしたが、次期学習指導で加わる探究活動を組み合わせるとなると、単純にもう一本の柱を立てれば済む話ではありません。 学習、進路、探究という三領域が「並列」していては、互いの関連が希薄になりますし、ただでさえ「教育の強じん化」で、思考力・判断力・表現力を高め…
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ポートフォリオの円滑な導入と効果的な活用に向けて

高大接続改革に向けてポートフォリオの導入が始まっています。プラットフォームは様々な事業者や機関が提供しているものの、使う側である高校では運用方法について試行錯誤が続いている段階のようです。大学がどんなデータを求めてくるかはっきりしないので運用方法の検討を進められずにいるとの声も方々で聞かれます。 しかしながら、ポートフォリオは学習…
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探究活動における評価とフィードバック

教科学習指導では、"学習目標は解くべき課題で示す"で書いたように、導入フェイズでターゲット設問を提示しておけば、学び終えてからその問いに立ち戻って答えを仕上げさせることで学習目標の達成を検証すると同時に学びをより確かなものにすることができますが、探究活動や課題研究の場合、同じ手法は使えません。 探求活動の目的から考えるテーマ選びで…
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良いものを選んで重点的に~探究活動の成果発表

探究活動や課題研究の成果発表会では、優れたものをきちんと選び出してスポットライトが当たるように工夫する必要があるのではないでしょうか。後輩たちは先輩の発表を見て参考やヒントにしますので、良いものと悪いものの違いが判るように見せてあげないと、適当にお茶を濁したものをみて「あの程度でOK」という誤解をするかも知れません。 …
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プレゼンテーション力より質問力

探究活動や課題研究に限らず、日々の授業の中でも生徒がプレゼンテーションに取り組む機会が増えています。小学校からの蓄積もあってか、中高生のプレゼン力は確かに高まっていますが、プレゼン後の質疑応答では、ほとんど質問が出ないか、たまに質問が出ても散発的で、そこから議論に展開するような場面はめったに見かけません。 プレゼン力だけでなく、質…
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自由研究/課題研究は狙い通りの成果を得たか?

8月も終わりに近づきました。小中学生のときの夏を振り返ってみると思い出されることの一つに自由研究があります。試しにネットで「自由研究」を検索してみたら、表示された件数は443,000,000件。ものすごい数に様々な立場からの関心の高さを改めて実感します。 ちなみにリライト前の記事を書いた2年前のヒット数は24,300,000 件で…
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教え込むより、調べさせて気づかせる

教科固有の知識や理解を効率良く形成しようとすると、調べさせたり考えさせて気づかせたりするよりも、教えるという方法を選択してしまいがちですが、それでは生徒が自力で物事を理解したり、何かを解き明かしたりする力を養う機会を奪ってしまうことにならないでしょうか。 ❏ 美味しい料理を食べさせる≠作り方を覚えさせる と…
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探究活動を支える土台を築く

新学習指導要領への移行に向けて教育課程の見直しが進む中、探究活動をどうプログラムするかはとりわけ大きな課題です。どれほど意欲的にプログラムを設計しても、指導時間の限りもあって、各教科での学習や進路指導と関連付けなしには十分な効果は得られません。 探究型学習のプログラム作りを単体で進めていくのではなく、学校の教育活動全体を見直し、個…
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教科学習指導と探究活動の重ね合わせ

探究活動にしっかり取り組ませるには様々な土台が必要です。探究の方策を学ばせる機会も作らなければなりませんし、「読んで理解したことを元に考える力」や「質問を立てる力」も育まなければなりません。これらを探究活動にあてた僅かな指導時間で完結させるのは困難です。 こうした土台の大半は、日々の教科学習指導の中で培っていくべきものであり、探究…
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探究活動の充実には図書館との連携が不可欠

探究型学習を学校の教育活動の軸に据えようとするなら、図書室との連携は欠かせません。ここ数年、学校を訪ねるとき、図書室を覗かせていただくようにしていますが、自習室としての使用がメインになっているせいか、蔵書群に学校の教育目標や特徴的な教育活動との関りを見出せるケースばかりではないように見受けられます。 ❏ 探究の入…
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"探究活動の作法"を学ぶ機会は整っているか

前稿"探究活動の課題~調べ学習との境界と進路への接点"でも申し上げましたが、調べ学習との違いを十分に認識していなかったり、自らの進路やこれからの学びとの接点が意識されないまま、カッコつきの「探究活動」に取り組んでいる生徒がいます。 ひとつには、探究活動の進め方や守るべき「作法」を学ぶ機会がなかったことが原因かもしれません。 …
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探究活動の課題~調べ学習との境界と進路への接点

各地の学校で行われている探究活動や課題研究を拝見する中、生徒の取り組み方にはいくつかの類型的な問題点があるのではないかという思いを強くしています。とりわけ、調べ学習と探究活動の境界がどこにあるか理解していない巨人の肩の上にまだ到達していないことへの自覚がない選んだテーマに「自分ごと」としての関わりを見出していないなどは多くの生徒に見出さ…
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新テスト対応にも探究活動は土台となる

大学入学共通テストの導入に向けた試行調査では、その試行結果の報告において、「探究の過程等の設定を通じて、知識の理解の質を問う問題や思考力、判断力、表現力を発揮して解く問題を、各科目における全ての分野で重視した」とのこと。 "探究の過程等の設定"(…行政文書らしい言い回し!)と言われても、具体的なイメージがわきにくいところですが、添…
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第3期教育振興基本計画と"総合的な探究の時間"

先日パブリックコメントの募集が終了した第3期教育振興基本計画の策定に向けた基本的な考え方では、今後の教育政策に関する基本的な方針として以下の5つを挙げています。 夢と自信を持ち、可能性に挑戦するために必要となる力の育成社会の持続的な発展を牽引するための多様な力の育成生涯学び、活躍できる環境の整備誰もが社会の担い手となるための学びのセー…
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探究活動・課題研究と手段科目としての英語学習

音声認識や自動翻訳の技術が飛躍的な進歩を遂げる中で、英語に限らず単に外国語を聞いたり話したりする能力は、個人が苦労して獲得する必要性はなくなってくるような気もします。 拙稿『多国籍化する社会での共生と協働』 で書いた通り、言語運用力以外の部分に大切なものが新たに生まれるのだと思います。 ❏ 手段科目としての…
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考察: 大学入学共通テスト&高大接続改革

2020年の高大接続改革もいよいよ近づいてきと感じます。新テストに最初に挑む世代もすでに中学3年生。来年は高校に入学してきます。高校の教育成果は3ヵ年の積み上げですから、本年度のうちに対応準備を進めたいところ。 まだ全容が見えているわけではありませんが、現時点で見えているところから、やるべきところをしっかり考えていくべきだと思いま…
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高大接続改革では"探究活動"と"行動評価"にも注目

先週16日に検討・準備体制などが発表された「大学入学共通テスト(仮称)」 では、英語の外部検定利用や国語と数学の記述式問題などが話題になっていますが、「第1回、第2回モニター調査実施結果の概要について」 や文科省HPで公開された「高大接続改革の進捗状況について」 なども注目箇所があります。 ❏ 探究活動への取り組…
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