テーマ:知識の活用、学びの仕上げ

ターゲット設問を分割~小さな問いで場面ごとの理解確認

その日の授業を終えたとき/単元をひと通り学んだときに、そこまでに理解したことをもとに考え、生徒が自力で答えを導くべき問いや解決すべき課題(「ターゲット設問」と呼びます)を与えることは、学習目標を把握させたり、何のために学んでいるかを認識させたりするのに有効であるのは、以下の各記事でもお伝えしてきた通りです。  ■ 学習目標は解くべ…
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教室でしかできない学びを充実~問いを軸に授業を設計

臨時休校解除後の教室では、授業日数の不足やコマ数確保のための短縮授業も想定されます。今までと同じように教えていては、カリキュラムの消化すらおぼつかず、深く掘り下げた学びは困難になります。別稿でも触れた通り、「個人で出来ることと教室でしかできないことを切り分けて後者に重点」をおいた授業デザインが求められます。 教室でしかできない学習…
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知識の活用、学びの仕上げ

1 課題解決を通した知識活用の機会1.0 課題解決を伴わない知識獲得は…(序) 1.1 課題解決を伴わない知識獲得は…(その1) 1.2 課題解決を伴わない知識獲得は… (その2) 2 課題解決を軸にした授業デザイン2.1 伝達スキルと授業デザイン 2.2 知識活用の機会を整えて授業改善を加速  ├ 習ったことを使ってみる機会…
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授業を受けて実感する学力の向上や自分の進歩

日々の授業を通じて学力向上や自分の進歩を実感する生徒は、高い確率でその科目への興味や関心を深めるというデータ(下図)があります。自分で工夫や努力をして目標を達成したという快体験は、次の学習に向けたモチベーションを生み出しますし、進路意識や志望理由を作り出す学習指導、進路指導、探究活動で作るスパイラルの起点になります。 2015/0…
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理解したことをもとに課題の解を考える機会

理解したことをもとに考え、その結果を第三者の理解が得られるように表現する力は、高大接続改革以降の入試で最も重視されるものの一つです。授業毎にきちんと「学び終えて解を導くべき課題」を用意することは、これまで以上に大切になります。新しい学力観に沿った学ばせ方への転換を図る上でのスタートに立つことにほかなりません。 2015/05/15…
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解いたことで成長ができる問題こそが"良問"

どんな問いを立てるかは、授業デザインの要です。学習目標を認識させるにも、答えを仕上げる中で学びを深く確かなものにするにも、問いは大きな役割を果たします。 予習に取り組ませるときも、範囲を指定して「予習しておきなさい」と指示するだけのときと、指定範囲をしっかり勉強すれば答えられる問いが用意され、その答えを作るために教科書や参考書に当…
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単元ごとに設定するターゲット設問

習ったことを使ってみる機会を整えることは、学びを深く確かなものにするには欠かせません。ターゲットとなる設問を導入フェイズで見せておけば、何を学ぶかをしっかり理解させることができますし、学び終えてその問いに立ち戻って答えを仕上げれば「わかった」ところで学びが止まることも防げます。 課題を与えて解決の方法を考えさせたり、必要な情報を集…
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授業を終えてからの学びの「仕上げ」と「拡張」

授業は50分という限られた時間の中で行われるものですから、そこでできることには限りがあります。授業内での学びで得た知識や気づきを携えて課題にじっくり取り組み学びを深く確かなものにすることや、教室での学びの中で刺激された興味や関心に沿って学びを拡張していくことを通じて、学びの総量(深さ✕広さ✕密度)を大きくしたいものです。 ❏ …
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解くべき課題で「何のために学んでいるか」を伝える

単元内容が明示され、何を学び、何を身につけるべきかを明示されたとしても、その前段階として、「何のために学ぶのか」という問いに答えが示されない/見いだせないことには、学習者は「学ぶことへの自分の理由」を持てないのではないでしょうか。 自分の理由がなければ、所詮は他人事。身を入れて学ぶ気にならなかったとしても、学習者を責めるわけには行…
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単元を跨いで作る、習ったことを使ってみる機会

授業で習ったことを使って答えを導くべき問いは、学習目標を理解させるために導入フェイズで示すターゲット設問としても、授業を終えた段階での学びの仕上げにも大きな存在価値を持つものですが、「ある日の授業で学んだことを使う機会」は、一つひとつの授業あるいは単元に閉じた如上の問い/課題以外にも、その後に学ぶ別の単元の中にも設け得る/設けるべきもの…
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課題解決の場を整えたら、挑ませる前に理解の確認

習ったことを使ってみる機会を調えることが学びを深く確かなものにすることはこのブログでも繰り返しお伝えしてきた通りです。 授業を通して学んだことを活用して解決する課題を導入フェイズで示しておけば学習目標の理解が高まり、学び終えて課題の答えを仕上げさせればそこまでの学びに欠けていたものが補われるという2つの効果が相乗的に働くことに加え…
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散布図中の位置で探る改善課題[活用機会×学習効果]

昨日の記事「習ったことを使ってみる機会」で触れた「授業を受けて獲得した知識や理解を用いて、問いに解を導いたり様々な課題に解決方法を考えたりする機会」をどれだけ整えたかは、生徒側の認識にある「授業を受けての学力向上/自分の進歩の実感」を大きく左右します。 下図は、横軸に【活用機会】「宿題や課題など、習ったことを使ってみる機会が整えら…
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習ったことを使ってみる機会

授業評価アンケートの標準的な質問設計の中に「宿題や課題など、習ったことを使ってみる機会が整えられている」かどうかを尋ねる項目【活用機会】を設けてあります。 この質問で尋ねていることのメインは、言うまでもなく文の後半です。文頭に付いた「宿題や課題」は、後半部分を実現するための手段であり、「など」が含意する通り、ほかにも実現の手段はあ…
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目標を見つける入り口~日々の学びでの興味・関心

目標を持った状態で巣立たせるには、日々の学びの中に興味や関心を見つけてもらうことがスタートです。興味は自力で考え工夫して達成したこと(=できるようになったこと)の中に生まれ、関心は「自分事」として認識できる課題に触れて芽生えてきます。 せっかく生まれた興味・関心もそのままにしては、深化・拡張することなく埋もれてしまいます。機を逃す…
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学ばせたことは、きちんと教科書に落とし込む

教室での学びをきちんと教科書に落とし込むことの重要性は方々でよく言われていることながら、実際の授業で着実に行うのは容易ではないようです。学ばせたことを教科書に落とし込むことを徹底すれば、学習内容を全体像の中においた体系的な理解が形成できる教科書を深く学べば受験にも対応できるとの安心感を得る教科書をきちんと読むことへの動機を持たせられると…
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ひとつの課題から複線的なハードルを作る

クラス内の学力差は、大きくなることはあっても、なかなか縮まることはありません。「どのレベルに合せて授業をすれば良いのか」というお悩みは、多くの先生に共通するものでしょう。授業の進め方以外にも、どんな課題を与えるかは厄介な問題です。 上位生ばかり意識しては、他の生徒は手が出なくなりますし、真ん中に合せては上位にも下位にもぴったり来な…
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5分間アウトプットの費用対効果

学力の向上や自分の成長や進歩を実感するには、学習を通じて達成すべきこと(=学習目標)の把握教え合い・学び合い、対話を通じた学びの深まりという2つの要素に加えて、習ったことを課題解決に活用する機会が欠かせません。学習目標の把握には「解くべき課題」が必要であり、活動を自己目的化しないためには「目標の認識」が不可欠という因果関係から、これら3…
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結論を出さずに終える授業

授業の終わりは「今日の授業の内容をまとめて」 というのが定番スタイルかもしれませんが、ちょっと発想を変えて、問いに答えを出さずに次の授業につなぐというやり方はいかがでしょうか。 授業を「復習→導入→展開→演習→まとめ」 という固定的な構成で考える必要はありません。 結論を与えてしまうことで学びや思考を締めくくらず、問いをオー…
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質問を引き出す~学びを深め、広げるために

ひと通りの学習を終えた場面で生徒に質問させれば、そこまでの学びを振り返らせることができます。しかしながら、「質問ありませんか」という聞き方はあまり効果的とは言えません。もともと積極的な生徒が手を挙げたとしても、他の生徒は押し黙ったままでその時間が過ぎるのを待っています。 生徒からの質問があれば受けるというのではなく、もっと積極的に「質…
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終了時の工夫で成果を高める(記事まとめ)

同じ教材を用い、同じ展開で授業を行っても、仕上げ方/まとめ方で学習効果は大きく異なります。これまでに公開した拙稿から、関連する記事をまとめてみました。実りの秋も近づいています。日々の授業における学びの実りをもっと大きくするために、是非ともお試しください。 過日の記事でも申し上げた通り、「教室は、興味が生まれる瞬間を体験して学ばせる…
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答えを仕上げる中で学びは深まる

授業を通して学力の向上や自分の進歩を実感できることで、生徒はその科目を学びつつづける意欲を維持・向上することができますが、その実感をもたらすのは「習ったことを使って課題を解決できた体験」です。 課題を与え、知識や理解を活用する場面を整えることが重要なのは言うまでもありませんが、とりあえず答えが出せたところで立ち止まらせては深い学び…
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生徒が解法を考える機会

講義座学系の教科で「授業を通じて学力の向上や自分の進歩を実感できるか(学習効果)」に対し大きな寄与度*を持つ項目の一つに「習ったことを使って課題解決に取り組む機会(活用機会)」があります。数学も例外ではなく、下図の通り、学習効果の上位群(トップ25%)に含まれる授業は、その大半が80ポイント以上という高い評価を得ています。 *寄与…
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教え込むより、調べさせて気づかせる

教科固有の知識や理解を効率良く形成しようとすると、調べさせたり考えさせて気づかせたりするよりも、教えるという方法を選択してしまいがちですが、それでは生徒が自力で物事を理解したり、何かを解き明かしたりする力を養う機会を奪ってしまうことにならないでしょうか。 ❏ 美味しい料理を食べさせる≠作り方を覚えさせる と…
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"正解を言って欲しい"と言う生徒

生徒や学生にアンケートなどで授業の感想を聞くと、「正解をちゃんと言ってもらいたい」という声がちらほらと聞こえます。 先生はある意図をもって、敢えて正解を示していないのが、傍から見ていても明らかな場合にもです。 答えは与えられるものではなく、自分で作るものという発想をしっかり持てている生徒・学生ばかりではないということでしょう…
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知識活用の機会を整えて授業改善を加速

ようやく夏も終わりそうですが、今年も多くの学校の授業評価アンケートのデータをお預かりして、分析させていただきました。データからは様々な「問い」をもらいます。それまで考えていたことだけでは、説明がつかないデータのことです。 そのたびに、あれこれ考えて「データを説明できる仮説」を作り、実際に授業を観に行ってそれを確かめたりするのは、な…
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学びの成果をたな卸し

はたから見ていても、入念に練られた授業できちんと学びの成果が出ているのは明らかなのに、生徒自身がその成果を実感できていないことがあります。 伸びている実感を欠けば、頑張り続ける意欲も維持できません。「科目を切る」という選択で進路の可能性を狭めてしまう生徒も出てきます。 それとは逆に、学習を通じて進歩を感じ取って頑張っていれば…
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質問を引き出す(続編)

一年ほど前に、「質問を引き出す~学びを深め、広げるために」と題する記事をこのブログで公開しました。内容はこんな感じです。 質問をするということは、まず疑問点や「その先を覗きたい箇所」 を探すことになりますよね。当然ながら、ノートや教科書、プリントを見返すことになります。しかも、そこに載っていることを覚えるという意識ではなく、疑問や興味を…
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協働学習を"集団としての調和"で終わらせない

教室内での問答や討論などで実現される「対話的な学び」は、生徒が互いの知識や経験、発想を交換することで学びをより深いものにするのに加え、一人では解決できない課題に取り組むときにも欠かせないものです。 しかしながら、対話が盛り上がることと一人ひとりのうちに学びの成果が蓄積されているかどうかは別の話。集団としての活動が盛り上がっているこ…
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やりきらせる責任~仕上げ切らないことを習慣化させない#INDEX

何かの課題に取り組んで、自分の努力や工夫で達成できたときにはじめて自信が生まれます。 自信がないところでは、やろうとしないことで「やればできる子」 で居続けようとするかもしれません。寓話に出てきた「酸っぱい葡萄」 が伝えようとしていることは、まさにこれですね。 一方、どれだけ丁寧に教えて、がっちり手引きをして達成に導いても、…
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課題の仕上げは個人のタスクに(後編)

様々な授業内活動を通じて課題解決の糸口を得るとともに必要な材料を揃えたら、仕上げの段階は生徒一人ひとりの個人タスクに戻すべきというのが前編の趣旨です。 活動を通じて深めた学びは、生徒一人ひとりが手元に戻して答案などの形に仕上げてこそ、その成果を自らの内に固定できます。 アウトプットを通じてインプットの不備を知ること、答案とし…
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