テーマ:問答・対話、発言、活動

遠隔授業の可能性と課題

この1年間でオンライン/遠隔授業の環境整備は大きく進んできたようです。大学での授業評価アンケートの結果を拝見していても、試行錯誤の連続だったと思われる前期に比べ、後期では「遠隔授業のシステムが十分に整っている」との回答が有意に増加しており、システムに不備が生じたときの対応なども改善されてきている様子が窺えます。 また、システムなど…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

問答・対話、発言、活動

1 問い掛けの多い授業が良い授業 ★1.0 問い掛けの多い授業が良い授業(序) 1.1 問い掛けの多い授業が良い授業(その1) 1.2 問い掛けの多い授業が良い授業(その2) 1.3 問い掛けの多い授業が良い授業(その3)関連記事: プロセスに焦点を当てた問い 2 生徒を指名して発言させるとき ★2.0 生徒を指名して発言させる…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

対話により思考の拡張を図り、観察の窓を開く

授業内に生徒が活動する場を作る目的は、解くべき課題を与えて発動させた思考を「対話を通じた知識や発想の交換」で拡張させることに加えて、生徒の頭の中で何が起きているかを把握するための「観察の窓」を開くことにあります。 沈思黙考という言葉もありますが、一人の頭の中だけで考え得ることには限界があります。それ超えていくためには対話を通じた思…
トラックバック:4
コメント:0

続きを読むread more

自力で学ぶ力を育むのに重要な、最初に選ぶ”対話の相手”

授業中に問題演習を行っているとき、生徒に「わからないことがあったら手を挙げ(て質問し)なさい」と声をかけるのは教室でよく目にする光景です。明示されていませんが、質問する相手は「演習の様子を観察している先生」が意図されています。 生徒の疑問にきちんと答えるのはもちろん先生方の大事な仕事ですが、不明解消の方策を学ばせる/学習者として自…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

対話で行う理解確認

生徒の理解を確認しながら授業を進めることは、学びの成果を確かなものにするには欠かせません。下図でご覧いただける通り、理解確認と学習効果の間には、その得点率にはっきりとした相関がみられます。 【理解確認】先生は生徒の理解を確かめながら授業を進めてくれる。 【学習効果】授業を受けて、学力の向上や自分の進歩を実感できる。  縦軸…
トラックバック:4
コメント:0

続きを読むread more

活動を配列するときに考えるべきこと #INDEX

主体的・対話的で深い学びの視点での授業改善が図られる中、各地で授業を拝見していても実に様々な活動が授業の中に組み込まれるようになりました。途切れることなく配列されたアクティビティにノンストップで生徒が取り組んでいる光景もすでに珍しいものではありません。 しかし、単に対話の場面が増え、活動性が高まっても、それが主体的で深い学びになっ…
トラックバック:9
コメント:0

続きを読むread more

活動を配列するときに考えるべきこと(その4)

授業内外に配列する学習活動には様々なものがありますが、いくつかの分類軸を設けてみると整理がつきやすく、すべての活動について配列上の考慮が十分に巡らせることができているか点検が容易になります。 ひとつめは「個人で行うか、ペアやグループで行うか」での分類です。 前者には、練習や演習といった対話の要素を含まないものと、講義を聞いた…
トラックバック:6
コメント:0

続きを読むread more

活動を配列するときに考えるべきこと(その3)

授業内にアクティビティ(活動)をどのように配列するかを考えるときには、その前に「できるようにさせたいこと」(到達目標)をはっきりさせておくことが大切です。 ここでの到達目標は、学習内容の理解に加えて、内容(コンテンツ)を学ぶことで獲得する能力・資質(コンピテンシー)や学びの姿勢と方法も含まれるはずです。目標をしっかり見据えて、その…
トラックバック:8
コメント:0

続きを読むread more

活動を配列するときに考えるべきこと(その2)

授業中に配列する活動は、くれぐれも自己目的化させないようにしたいもの。漫然と活動したところで成果は大きくならず、目的を達成できたとの実感を得なければ次へのモチベーションも生まれません。 活動の一つひとつに目的意識を持ち込ませるというのは、「できるようになること/気を付けるべきこと(チェックポイント)」をあらかじめ生徒にしっかりと認…
トラックバック:8
コメント:0

続きを読むread more

活動を配列するときに考えるべきこと(その1)

主体的・対話的で深い学びの視点での授業改善が図られる中、各地での授業を拝見していても様々な活動が授業の中に組み込まれるようになりました。途切れることなく配列されたアクティビティにノンストップで生徒が取り組んでいる光景もすでに珍しいものではありません。 しかし、単に対話の場面が増え、活動性が高まっても、それが主体的な学びになっている…
トラックバック:7
コメント:0

続きを読むread more

生徒の答案をシェアして作る学び(相互啓発)

賛否が分かれるイシューなど、答えが一つに定まらない問題を扱うときは、生徒一人ひとりに個人ワークとして取り組ませるだけでは、発想も広がらず、多様な考え方を踏まえた上での答えに辿り着くのは容易ではありません。生徒同士が互いの気づきを交換する場として、協働や討論などの活動を授業に組み込むことが不可欠です。 当然ながら、グループでの話し合…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

多様な意見と正しい理解(対話をどう収束させるか)

生徒に問いを投げかけて考えさせたり、お題を与えて調べさせたりするのは、思考力や調査スキルを身につけさせるために欠かせません。やらせないことにはそこで必要となる能力・スキルは育ちません。そうした能力やスキルを生徒一人ひとりがどこまで獲得できているか観察し評価するにも、そうした活動の場を整えることは不可欠です。 しかしながら、考えた結…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

対話によって学びはどこまで深まったか

主体的、対話的な深い学びを構成する要素のうち、主体性を持った学びに欠かせない【学習方策】と【目的意識】につき前々稿、前稿でデータ解析の結果に基づいて考察を行いましたが、本稿では「対話的な深い学び」にフォーカスしてみたいと思います。 なお、主体的、対話的な深い学びについては、拙稿「主体的・対話的で深い学びの実現に向けて(全3編)」で…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

コミュニケーション・ツールとしてのICT

臨時休校や分散登校が続くで、ICTの利用が一気に進んだように見受けられます。校内のWi-Fiも整備が加速しそうですので、利用環境は今後ますます改善していくものと思われます。タブレットやスマホを使って小テストやアンケート、意見集約などを行う機会も増えています。 ICTを用いた小テストは回答した瞬間に採点が完了し結果を表示できるため生…
トラックバック:4
コメント:0

続きを読むread more

動画で授業を完結しない~授業を構成するパーツとして

新型コロナによる臨時休校が長引く中、生徒の学びを可能な限り保証しようと教室での対面授業に代わる指導法が試されています。YouTubeでの授業動画の配信や zoomでの遠隔ライブ授業も拡充の一途です。 様々な方法が試されたことでそれぞれの方法の強みや弱みも明らかになってきました。深く確かな学びを実現するには、様々なツールを組み合わせ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

リモート学習で「答えが一つに決まらない問題」を扱う

答えが一つに決まらない問題は、生徒が社会に出て多々直面するものであり、教室の中でもそれらへのアプローチを学ばせる必要があるのは明らかです。解内在型の問いがメインだった従来の教科学習では、立場によって賛否が分かれる問題や解法が未確立の問題を扱うのはどちらかと言えばレアでしたが、今後は教室で扱うケースも増えていくはずです。 様々な見方…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

対面以外の環境で実現する対話的な学び

対話的な学びの必要性は広く認識されるようになってきました。学びの中で対話を増やすことの目的は活動性を高めて生徒を退屈させたり居眠りさせたりしないことでないのは言うまでもありません。 対話の拡充を図ることで目的とするのは、知識の共有、気づきの交換で発想の拡充と思考の深化を図ること多様な意見に触れて、自分の考え方を相対化する機会を得る…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

対話と協働による気づきと学びの深まり

授業内における学習者の活動性が高まることで、授業を受けて学力や技能の向上をより強く実感できたり、苦手意識の発生や増大を抑制できたりといった効果があることは、既にデータで確かめられています。授業内活動を通した達成感・充足感活動性が苦手意識を抑制する機能とその限界これをもう一歩進めて、「深い学び」に繋がっているかどうかを確かめようというのが…
トラックバック:3
コメント:0

続きを読むread more

授業内での活動を通した達成感・充足感

思考力・判断力・表現力を養うために主体的、対話的で深い学びの実現が求められていますが、思考とは、解くべき課題があってはじめて発動し、対話を通じて着想や知識を交換することで拡張・深化が図られるもの。表現力を磨くためにも、考えたところを相手に伝える活動は欠かせません。観察の窓も、生徒を活動させることではじめて開かれます。 討論や練習、…
トラックバック:4
コメント:0

続きを読むread more

意図したことを正しく表現する方法を学ばせる

思考力・判断力・表現力が重視され、主体的に学ぶ姿勢が求めれるようになる中、生徒が自ら考えたことを発表する場面が増えてきました。 探究型学習の成果発表会などはその最たる例でしょうが、高大接続改革を機に「証明する方法を説明する」「解決策を考え周囲の理解と共感を得る」という言語活動の要素を含む問題が登場するなど、日々の教科学習指導の中で…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

授業内活動のあれこれ #INDEX

授業内活動というと生徒同士の話し合いが真っ先に思い浮かぶかと思いますが、先生との問答やテストや資料を読んで自力で理解すること、考えたこと/気づいたことをまとめることなど、実に様々なものがあります。教室での対話を通じて得た気づきを携えて課題にじっくり取り組み納得のいく答えを仕上げることだって学習者の活動の一つでしょう。 教室を島型の…
トラックバック:5
コメント:0

続きを読むread more

授業内活動のあれこれ(その3)

前回に引き続き、教科書や資料を読むことを起点とした授業内活動について考えてみます。読んで理解し、文字を介した先人/作者と対話することも立派な活動ですが、自分が活動していること/そこで何かの学びや進歩があることを生徒が実感できるような仕掛けがあると、活動へのモチベーションも高まるのではないでしょうか。 読むことは、英語や国語といった…
トラックバック:3
コメント:0

続きを読むread more

授業内活動のあれこれ(その2)

授業内での生徒の活動というと生徒同士の話し合いが真っ先に思い浮かびますが、それだけではありません。前稿で取り上げたような、知識の定着を図ったり理解を整理し深めたりする場面でも、生徒による活動が欠かせません。「既習内容の重ね塗り」や「新出概念の言語化やモデル化」などはその最たる例です。 当然ながら、知識を獲得する場面でも、本文や資料…
トラックバック:2
コメント:0

続きを読むread more

授業内活動のあれこれ(その1)

思考力や判断力、表現力を高める上では言うまでもなく、知識の定着を図るにも、理解を深く確かなものにするにも学習者自らが活動する必要があります。どれだけ丁寧に教えても覚えるのは生徒ですし、習ったことを使ってみてこそ、道具としての知識に意味の拡張が図られます。 知識の獲得・拡充を図る場面でも、自ら調べて情報を集め、知識に編む練習をさせな…
トラックバック:4
コメント:0

続きを読むread more

アクティビティと学習効果

授業内の活動を通して参加意識や充足感を得られることと、そこでの学習を通じて学力向上や自分の進歩を実感できることとは、単純にイコールではないようです。 2015/07/17 公開の記事をアップデートしました。 以下のグラフ(散布図)は、生徒による授業評価アンケートのデータを元に、授業内での活動に生徒が得る充足感と、授業を通じて…
トラックバック:7
コメント:0

続きを読むread more

発言がなかなか出ない/思考が膨らまないとき

授業中の活発な発言や思考を促そうと、様々なアクティビティを仕掛けてみても思ったように生徒が動いてくれないことも少なくありません。生徒が自力で/協働で解決すべき課題を与えないと、活動が自己目的化し、盛り上がりにも学びの深まりにも欠けてしまいます。 しかしながら、しっかりお題を与え、生徒が考え/話し合う場を作ってみても、戸惑いもあるの…
トラックバック:7
コメント:0

続きを読むread more

わからないでいる生徒を指名しても…

今期もあちらこちらの学校をお訪ねして授業を拝見させていただきました。様々な工夫が凝らされた実践を拝見して、刺激を受けながら貴重な時間を過ごせました。この場をお借りして御礼を申し上げます。 素晴らしい実践については、機会を見つけて当ブログでもご紹介していく予定ですが、それとは別にどうしても気になる場面も少なからず見受けられました。そ…
トラックバック:7
コメント:0

続きを読むread more

生徒を指名して発言させるとき#INDEX

生徒を指名して発言させるのは、積極的で能動的な学習参加を促すとの意図による部分もあるでしょうが、やり方を間違えると、指名されていない他の生徒が思考と表現を止めてしまったり、発言は引き出せても、対話的で深い学びに繋がらなかったりすることもままあります。 各地の学校をお訪ねして授業を拝見していると、指名には実に色んなパターンがあります…
トラックバック:4
コメント:0

続きを読むread more

生徒を指名して発言させるとき(その3)

生徒に発言させることには様々な目的がありますが、その目的を達する方法は発言だけに限られるわけではなく、目的に応じた代替手段を講じた方が効果が大きいこともある、というのが前稿の趣旨です。 しかしながら、生徒に発言をさせてこそ、そこに含まれる気づきや考えをクラス全体でシェアすることができ、その先に発想の拡充や思考の深まりが期待できる場…
トラックバック:3
コメント:0

続きを読むread more

生徒を指名して発言させるとき(その2)

昨日の記事に引き続き、生徒を指名して発言させる場面を考えていきます。全員に発言の機会を与えることで能動的に学びに関わらせたいという意図が、方法を誤ると意図とは逆の結果をもたらすことはすでにお伝えした通りです。本日は、もう一歩、根源的なところに立ち戻り、「なぜ、生徒に発言させるか」 を少し掘り下げみたいと思います。 2015/11/…
トラックバック:3
コメント:0

続きを読むread more