テーマ:教える技術

クラス内での学力差にどう対処すべきか~更新完了!

どんなクラスでも学力差は存在します。たとえ、習熟度別にクラスを分けて展開授業を行っても学力差は残りますし、時間の経過ともに差が再び拡大していくのは多くの先生方が経験している通りだと思います。 学力差を小さくするのは無理でも、学力差による悪影響を小さくすることはできます。ある程度の学力差があった方が、相互啓発や互恵 がうまく働き、ク…
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「正解ありき」で教えていないか?

演習問題を扱うとき、教える側はこれまでに数えきれないほど同じような問題を解いてきただけに、この手の問題はこう攻めれば良い直感が教えてくれます。一方、生徒には、そうした直感が働くほどの解いた経験はありません。このギャップを踏まえておかないと、解説の手法を間違えるおそれが生じます。 ❏ 正解を知っていないとできない説…
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興味関心と自ら学ぶ姿勢とのギャップ

主体的に学ぶ姿勢、自ら調べたり考えたり態度を獲得させることは、指導上の重要な目標であることは今更いうまでもありません。知識や技能を身につけさせても、変化や進歩が速い中、それらがいつまでも価値を持つとは限らず、自分で学び続けれられるかどうか求められます。 ❏ 興味関心を持つこと≠主体的に学ぶ姿勢 授業で学んだ…
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生徒を活動させることの意味を考える(記事まとめ)

各地で行われる研究授業を拝見する中、協働学習やアクティビティなど授業内での生徒の活動性が以前とは比べようもないほど高まっていることを実感します。その一方で、活動性が、「深い学び、対話的な学び、主体的な学び」 に直結し、思考力・判断力・表現力の向上やコンピテンシーとしての学力形成に直接的に寄与しているかというと疑問も残ります。 そん…
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せっかくの授業内活動を活かすために(その3)

授業時間内の活動性を高めることには、①生徒の頭の中を覗く「観察の窓」を開く、②他の生徒の意見や考えに触れさせて相互啓発を働かせる、③学習方策や知識の不足を生徒が相互に補完する、④知識や経験を交換することでの発想の拡充を図る、などの狙いがあるというのが前稿で申し上げたことです。 これらに加えて、活動課題に取り組む中で使用機会を自然に…
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せっかくの授業内活動を活かすために(その2)

授業内活動を設計するときに、「この活動で狙っているものは何か」 を明確にしておくことが大切です。手段の合理性や妥当性は、目標に照らしてこそ評価ができるということを忘れないようにしたいものです。 昨日の記事では、生徒の頭の中を覗く「観察の窓」を開くこと、他の生徒の意見や考えに触れさせて相互啓発を働かせることについて考えました。 …
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生徒がみな一斉に反応できていることに感じた違和感

この数年、高校に限らず機会があれば小中学校の授業も参観させていただいています。素晴らしい実践、実に様々な工夫を拝見して、大いに刺激されます。生徒や児童の活動性を高める工夫が随所に凝らされ、「おおっ、こんな方法もあるのか」 と勉強になります。 しかしながら、小中のみならず高校も含めた話ですが、授業内活動の充実を図ったことの成果が、ど…
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思考力を鍛えるのは、教える前が勝負

思考力を鍛えるには、答えや解き方を示すまでが勝負です。先生が正解や最適なアプローチを示してしまうと、その瞬間に生徒の意識は「考えること」 から「覚えること」 に切り替わりがちです。 ❏ 考えるより、覚える方が楽(つまらないけど) 与えられたものを覚えるのは、あれこれと書き出し考えてみるのに比べれば知的な刺激…
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正答率の予測ができれば授業設計も最適化

正答率を正しく予想できるということは、問題が要求する様々な学力に照らした生徒の状況把握が正確に行えているということです。指導は、目標学力と生徒の現況学力との差を埋めるために行うこと。…となれば、正答率の予測精度は指導設計の妥当性に直結することになりますよね。 ❏ まずは模試問題を使って力試し 正答率の予…
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目で見て、手を使って書きだすことの効用

目で見て手で書き写すことは、情報を視覚で確認して固定する行為です。学習した内容の理解と定着を図る場面で不可欠であるのは言うまでもありませんが、学習者としての活動そのものにも、様々な好ましい変化と大きな効果を及ぼすようです。 ❏ 学習目標を理解させるときにも 聴いているだけでは、聞き逃しもあるでしょうが、書き…
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伝達スキルと授業デザイン

先生による話し方や板書、指示や説明の組み立てなどが、授業の成否を大きく分ける要因であるのは疑いようのないところです。データに照らしてみても、上記の評価項目で未到達が解消した場合のシミュレーション(下図)では、学習効果における評価の分布が一変します。 ❏ 理解できないことにはできるようにならない 学習効果…
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実技実習の授業に「振り返り」がもたらす効果

実技自習系のどの教科にも当てはまりますが、授業を終えた段階で、本時の取り組みやパフォーマンスを振り返らせて、新たにできるようになったこと(=昨日の自分を起点とした進歩)を実感させるようにすることが大切です。 ❏ 振り返りを通じて「できるようになったことのたな卸し」 一律に、他の生徒とパフォーマンスを比べ…
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振り返りを経てこそ次への課題形成

実技実習を中心とする教科・科目では、「授業を通じた自分の学びを振り返ること」が、学習目標の理解を高め、得意/苦手の意識にも好ましい変化をもたらします。 ❏ 学びの成果のたな卸し&次に向けた方略立案 何ができるようになったか「たな卸し」をきちんと行えば、「工夫と努力で進歩できる」ことの実感が強化され、不要な苦…
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課題解決を伴わない知識獲得は… #INDEX

教科固有の知識・技能について、学ぶことは減らさず、思考力や表現力をこれまで以上に高めることを目指すという次期学習指導要領の改訂方針にどのように対応していくか…。 特に、知識の獲得・拡充・体系化に多くの時間がかかる教科・科目では、授業設計の発想に大きな転換が求められそうです。 相矛盾するような要請に応えるべく、問題の切り分けを…
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課題解決を伴わない知識獲得は… (その2)

教える内容は減らさず、思考力・判断力・表現力はこれまで以上に鍛えていくという、次期学習指導要領の改訂方針(教育の強靭化)が出されています。知識を与えて体系化を図るのにただでさえ時間がかかる地歴公民などでは、知識の活用場面を作る時間まで捻出できないという問題が深刻さを増しそうです、 解決のためには「問題の切り分け」 が必要です。 …
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課題解決を伴わない知識獲得は…(その1)

過日、文部科学大臣から発信された「教育の強靭化」 と題したメッセージでは、学ぶことがら(知識や技能)は減らさず、思考力・判断力・表現力をこれまで以上に鍛えるという方針が示されました。 知識量が担保されないと学力が形成されないという考えが根強い地歴公民の先生方からは、戸惑いの声が聞こえます。 知識を与えて体系化を図るのに時間が…
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わからないでいる生徒を指名しても…

今学期もあちらこちらの学校をお邪魔して授業を拝見させていただきました。様々な工夫が凝らされた実践を拝見して、刺激を受けながら貴重な時間を過ごせました。この場をお借りして御礼を申し上げます。 素晴らしい実践については、また機会を見つけて当ブログでもご紹介していく予定ですが、それとは別にどうしても気になる場面も少なからず…。 そ…
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教科学習指導の効果を高める土台

授業を通して各教科固有の知識・技能を学んでいく土台となるのが、様々な場面を通じて生徒が獲得する「学習方策」 であり、学びを後押しするエネルギーが、生徒自身が見つけた「学ぶことへの自分の理由」 です。 これらをできるだけ早い時期に作り上げることができれば、その後の学習は、その土台に立つことで効率を高め、学力形成を加速することも期待で…
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指示を的確にこなす生徒~それだけで良いのか?

どの生徒のノートを見てもきれいに板書を書き取っており、寸分の違いもない。あるいは、予習も完璧に行われており○をつけていくだけ、生徒を指しても期待した通りの答えがきっちり戻ってくる ── 表面的な現象だけを見れば「指導の成果」のように見えなくもありませんが、どこかに違和感を覚えませんか。 ちゃんとノートを写せない、予習もしてこない、…
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目標提示とアウトプット【インデックス更新】

【テーマ別記事インデックス】 の教える技術#02 目標提示とアウトプット を更新しました。 今回、追加したアイテムは、以下の通りです。 学力の三要素とは~もう一度考えてみました 思考・判断・表現の各要素を織り込み、主体性・多様性・協働性を身につける場を設けながら学習内容は減らさない。最初に知識・技能を整えて、次に思考力・判断力…
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表現力を高め、評価するために(記事まとめ)

大学入試は、知識・技能に加えて、思考力や表現力を試す問題にシフトしようとしています。高大接続改革以降にどんな問題が登場してくるかは、現段階では予想の範囲を超えられませんが、何もせずに変化の到来を待つわけにもいきません。 後手を踏んでは、生徒も巻き込んでしまいます。今からできることは何かを探りながら、少しずつ確実に歩を進め、2020…
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高大接続改革に向けて今できる準備

大学入試改革では、これまでと違った新しいタイプの問題が登場すると考えられています。昨年末に文科省のホームページでイメージ例が公表されましたが、検討の途中とあってまだサンプルは十分ではありません。現段階では、出題の変容を正確に予想するのは困難です。 しかしながら、すでに一部の大学で出題されている「正解がひとつに決まらない問題」 など…
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表現力を高める指導

表現力は、思考力・判断力とともに、学力の第2要素を構成します。高大接続改革では、思考力・判断力・表現力を正しく評価することがこれまで以上に求められますので、その指導機会の充実と方法の改善は現場で頑張る先生方にとっても喫緊の課題です。 ❏ 記述・論述問題の添削指導を繰り返す前に これまでも受験直前期を迎えると…
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実技・実習系教科の授業評価 6/1更新完了

すべてのリンク先記事の更新が完了しました。こちらをご参照ください。 生徒による授業評価&生徒意識アンケートでの評価項目(質問文)を扱った記事のうち、実技・実習系に関するものを全面的に更新いたします。 昨年度のリリースから1年がたち、様々なデータを拝見しながら、実践に触れる機会に恵まれました。新たに分かってきたこと、効果を上げ…
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思考させる授業(記事まとめ)

思考力の重要性は改めて申し上げるまでもありません。大学入試改革への対応という目先の必要もありますが、獲得した知識を活用した課題解決の力はどんな場合でも欠かすことができないもの。 思考力を養うには、思考するという経験を積むしかありません。そうした場を計画的、意図的に作り出せるのは授業を置いてほかにはなく、だからこそ、思考させる授業が…
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記事インデックスを更新しました

教える技術#01 プレゼンテーション技術 【テーマ別記事インデックス】 を更新いたしました。 以下の2アイテムを新たにインデックスに追加しました。 部分理解と全体把握 目の前で行われている説明はわかるけど、実は何のためにやっているのか全体像の中でとらえきれていないことがあります。部分理解が全体把握に繋がっていないというこ…
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理解度の確認~場面と方法 2016.02.05 更新完了!

ブログ記事の更新と加筆、第三段は「理解度の確認~場面と方法」 です。 理解度を確認することは、ワンステップずつ足場を固めて、次に進ませるレディネスを整えることです。 本時の学びに入る前には、前回までに学んできたことが身について記憶に残っているかどうかを確かめますよね。確認を通して記憶の再記銘を図るという意味もあります。 …
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やりきらせる責任

このブログでも幾度も出てきたキーフレーズのひとつに、「課題は与えた以上、達成させるのが責任」 というのがあります。やりきらずに放置することを繰り返すうちに、意図せず、それでよしとする意識や姿勢を学習させてしまっては一大事ですよね。 与えたものをきちんと達成させる、仕上げ切らせるかは、教える側が常に意識をしておかなければならないこと…
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考査問題の改善が授業も変える#INDEX

教える側の頭の中には、学力観というものがあります。普段は意識することがなかったとしても、授業の進め方、テスト問題の作り方には、それがはっきりと現れます。 見方を変えれば、学力観が背景要因となって「何を教えるか」 イコール「何を測るか」 という関係が作られるということです。 頭の中にあるものや、瞬間ごとに次の相を示していく授業…
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考査問題の改善が授業も変える(後編)

卒業させるまでに身につけさせたい学力から逆算して、現段階で到達させたい目標を設定し、その到達を測れるテストを作ろう――こうした取り組みの中で、問題の難易度は以前よりも高まったにもかかわらず、生徒の点数は上昇している。決して珍しくないケースですが、この現象にも十分な説明がつきます。 ❏ 到達目標・指導主眼の最適化が…
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