テーマ:教える技術

クラス内での学力差にどう対処すべきか~更新完了!

どんなクラスでも学力差は存在します。たとえ、習熟度別にクラスを分けて展開授業を行っても学力差は残りますし、時間の経過ともに差が再び拡大していくのは多くの先生方が経験している通りだと思います。 学力差を小さくするのは無理でも、学力差による悪影響を小さくすることはできます。ある程度の学力差があった方が、相互啓発や互恵 がうまく働き、ク…
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生徒を活動させることの意味を考える(記事まとめ)

各地で行われる研究授業を拝見する中、協働学習やアクティビティなど授業内での生徒の活動性が以前とは比べようもないほど高まっていることを実感します。その一方で、活動性が、「深い学び、対話的な学び、主体的な学び」 に直結し、思考力・判断力・表現力の向上やコンピテンシーとしての学力形成に直接的に寄与しているかというと疑問も残ります。 そん…
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生徒がみな一斉に反応できていることに感じた違和感

この数年、高校に限らず機会があれば小中学校の授業も参観させていただいています。素晴らしい実践、実に様々な工夫を拝見して、大いに刺激されます。生徒や児童の活動性を高める工夫が随所に凝らされ、「おおっ、こんな方法もあるのか」 と勉強になります。 しかしながら、小中のみならず高校も含めた話ですが、授業内活動の充実を図ったことの成果が、ど…
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伝達スキルと授業デザイン

先生による話し方や板書、指示や説明の組み立てなどが、授業の成否を大きく分ける要因であるのは疑いようのないところです。データに照らしてみても、上記の評価項目で未到達が解消した場合のシミュレーション(下図)では、学習効果における評価の分布が一変します。 ❏ 理解できないことにはできるようにならない 学習効果…
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高大接続改革に向けて今できる準備

大学入試改革では、これまでと違った新しいタイプの問題が登場すると考えられています。昨年末に文科省のホームページでイメージ例が公表されましたが、検討の途中とあってまだサンプルは十分ではありません。現段階では、出題の変容を正確に予想するのは困難です。 しかしながら、すでに一部の大学で出題されている「正解がひとつに決まらない問題」 など…
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思考させる授業(記事まとめ)

思考力の重要性は改めて申し上げるまでもありません。大学入試改革への対応という目先の必要もありますが、獲得した知識を活用した課題解決の力はどんな場合でも欠かすことができないもの。 思考力を養うには、思考するという経験を積むしかありません。そうした場を計画的、意図的に作り出せるのは授業を置いてほかにはなく、だからこそ、思考させる授業が…
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理解度の確認~場面と方法 2016.02.05 更新完了!

ブログ記事の更新と加筆、第三段は「理解度の確認~場面と方法」 です。 理解度を確認することは、ワンステップずつ足場を固めて、次に進ませるレディネスを整えることです。 本時の学びに入る前には、前回までに学んできたことが身について記憶に残っているかどうかを確かめますよね。確認を通して記憶の再記銘を図るという意味もあります。 …
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活動の成果を可視化する

学習成果のうち、獲得した知識の量や解けるようになった問題の範囲などは、テストで点数に変換される「目に見える学力」。否が応でも定期考査のたびに、成果を実感したり結果を突き付けられたりします。成績が伸びればモチベーションにもつながります。これに対して音読の練習などは、もちろんテストで成果を測ることもできますが、実施・採点の手間も小さくないこ…
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途中でも、その時点で成果を共有

前シリーズ「積極的に活動させるツボ」 では、授業内活動に生徒を積極的に参加させるために踏まえておくことを考えました。あちらこちらの学校を訪ねて授業を拝見してみると、生徒が活動性を下げてしまう瞬間には、まだまだ色んなパターンがありそうです。 以前の記事「不用意な“待て”をかけない」 も併せてご高覧ください。 ❏…
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苦手意識が膨らんでしまったら(その3)

前学期までの学習で、学習を通じた成果を感じ取れなくなり、苦手意識が芽生えているということは“認知の網”がしっかりと張れていないことを意味します。 新しいことを理解するには、その情報を過去の経験や既得知識と結びつけることが欠かせません。結びつける先を持たない情報は、認識を通過してしまい記憶に残らないからです。 「認知の網」が…
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苦手意識が膨らんでしまったら(その2)

新しい単元に進むとき、もしそれまでに生徒の側で苦手意識を持ってしまっていたり、学力の向上を感じ取りにくくなっていたりしたら、次に進むレディネスが整っていないことを前提とした指導を設計しなければなりません。 これをやれば大丈夫という“万能薬”はありません。いくつかの対策を複合的に講じることが大切です。 もちろん、こうした対策に…
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苦手意識が膨らんでしまったら(その1)

苦手意識を抱えていたり、学力向上感が希薄だったりする場合、授業への消極的な取り組みを続けてきた結果、これまで学んできたことがらへの習熟が不十分であることは十分に想定されます。 そのまま単元を進めてしまっては、次の学習目標の一つ一つをクリアしていくことが加速度的に難しくなるのは、当然ながら予想されることです。 実際に、授業評価…
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高意欲群に訴求し、低意欲群も支える授業(その2)

クラス内で学習意欲の差が大きくなると、どの層をターゲットにするか判断が難しくなるというのは日常的な感覚です。しかしながら、前記事でデータをご紹介した通り、高意欲群に生徒に対して十分な学習成果をもたらしつつ、学習に取り組む“自分の理由”があいまい(=自分なりの目標や課題をもって授業に取り組んでいない)生徒にも、しっかりと学びの成果を上げて…
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高意欲群に訴求し、低意欲群も支える授業

あなたは、自分なりの課題や目的意識をもってこの授業に取り組んでいますか――この質問にYESと答えた生徒には、きちんと学力向上感を与えてあげなくてはいけませんが、かといってNOと答えた生徒を放っておいて良いという話でもありません。 下図は、生徒本人の目的意識(≒学習意欲)の強弱により、学力や技能の向上を感じたかどうかを尋ねる項目での…
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学習効果が期待値を下回るとき(その2)

目的もしっかり示し、活用機会も十分、しかも「わかりやすさ」も十分に備わっているのに、学習効果だけが思ったように向上しない。そんなときに「当座の目標を達成した先をイメージできているかどうか」 を点検してみましょうというのが、前稿のお話でした。本日は、その続きから。 ❏ 当座の目標を達成した先にイメージできるもの …
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学習効果が期待値を下回るとき(その1)

目標提示が十分になされ、且つ習ったことを活用して課題を解決する機会をしっかりと経験していれば、学力や技能の向上を生徒が実感することがデータからわかっています。公式のように表現するなら、こんな感じでしょうか。 学習効果∽目標理解☓活用機会 しかしながら、活用機会と学習効果の間に極めて高い相関が見られるとはいえ、近似…
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担当クラスごとの評価の違い

同じような説明をしているつもりでも、生徒の側からの反応は全く違ったものになることが少なくありません。違いを生んでいるのは、それまでの学習履歴の差によるものと考えられます。 ❏ 学習履歴の差が、反応の違いを生む それまでに経験してきた学習が違えば、同じ教え方を受けても想像できる範囲も、情報を補って理解できる範…
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知識の拡充 vs 情報整理手法の獲得

科学の進歩や社会の変化で、現在の知識は絶え間なく更新されていきます。その中で、学習者は与えられた知識を覚えるだけではなく。情報を整理し理解する方策を学ばなければなりません。 うっかりすると、知識付与の効率を高めるばかりに、生徒が自ら行うべきことを、教える側が肩代わりしてしまっていることもありそうです。 マーカーで大事なところ…
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目標提示と成果確認はセットにして

シラバスや学習の手引きによく見られる「○○について理解する」という目標記述は、生徒に対する提示機能を十分に備えているでしょうか。まだ勉強したことのない項目名を挙げられても、何をするのか、何を学ぶのかをイメージできるとは思えません。 また、学習が終わった後で「学習目標」を読み直してみてもなお、自分が目標を到達できたのかどうか把握でき…
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即興型英語ディベート大会(その3)

この大会は、「即興型英語ディベート」ですから、当然ながら「英語の使用」という点でも教える側に大切なメッセージを伝えてくれています。学んできたことが 「運用力」 に昇華するには、「使う場面」 が整えられる必要がある、ということです。 ❏ 適切な使用場面が、学んできたことを統合する ディベートの参加者たちは、さ…
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即興型英語ディベート大会(その2)

前回に引き続き、首都圏公立高等学校即興型英語ディベート大会を見学して感じたところをお伝えします。学校の垣根を越えた生徒同士の交流の起点になっただけでなく、チームディベートという活動そのものが、生徒の間に良好な人間関係を築くきっかけを与えました。当然ながら、この大会を通じて生徒が得たものはこれだけに止まりません。 ❏…
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即興型英語ディベート大会(参観録)

先日、東京都立西高等学校で開催された、首都圏公立高等学校即興型英語ディベート大会を見学する機会に恵まれました。西、日比谷、湘南、浦和の4校の生徒さんたちが集まり、会場は熱気に包まれていました。 この大会は、文部科学省助成事業である「高等学校における多様な学習成果の評価手法に関する調査研究」のうち、「即興型英語ディベートを活用した統…
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学修時間を延ばすには(大学偏)

大学生の学習時間を延ばすための方策について考えてみたいと思います。これまでに、様々な大学での授業評価アンケートのデータを拝見する機会に恵まれましたが。集計結果を合理的に説明するために立てた仮説から、具体的に採るべき“教室での方策”も見えてきました。 データを見る限り、「授業の到達目標がはっきりと示されている」という条件下では、授業…
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小中高合同研究授業をお訪ねして(その4)

今回の授業公開&合同研究協議では、非常に多くの優れた授業実践に触れることができました。私の拙い表現力でどこまでお伝えできるか甚だ不安です。より多くの先生方に、足をお運び頂き、斯様な好機を利用いただけることを願ってやみません。 ❏ 優れた実践をより広く伝えるためにも 優れた実践を広く見てもらうために、思いつい…
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小中高合同研究授業をお訪ねして(その3)

授業を拝見していて強く感じたもう一つのことは、生徒同士、生徒と先生の間に見られる良好な人間関係です。ペアを変えながら練習をする場面でも、新しいパートナーともすっと練習を再開できるし、生徒が周囲の目を気にして発言を躊躇するような場面もほとんど見られません。良好な人間関係が授業を支える基盤であることを改めて感じました。 d…
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小中高合同研究授業をお訪ねして(その2)

教員側の主導で進める講義形式、学習者を主体とする支援者としての役割、協働学習など、様々な授業観があり、前の時代の主流であったスタイルは何となく否定される傾向があるように感じます。しかしながら、それらはどれか一つを「選択」するものではなく、その場の必要に応じて使い分けられるべきものであり、最適なバランスの中で組み合わされるべきものだと考え…
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小中高合同研究授業をお訪ねして

10月2日、東京都立両国高校等学校(大井俊博校長)をお訪ねして、授業公開&小中高合同研究協議会を見学させていただきました。近隣のみならず広い地域から、小学校、中学校、高校の先生方がお集まりになり、のべ50以上の公開授業を熱心に参観され、研究協議では密度の高い議論を交わしておられました。 この小中高合同授業研究は、同校が平成24年度…
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ワークショップ「面白い授業とは」

先日、都内のある学校をお訪ねして、ちょっと変わったワークショップを行ってきました。タイトルは「面白い授業とは何か」です。このタイトルに正攻法で答えを探そうとすると、早々に発想が行き詰ってしまうことが少なくありません。ワークショップの冒頭で考えて頂いたのは、「面白くない授業」です。 ❏ まずは、「面白くない授業」を…
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学修時間を延ばすには(その4)

発表やディスカッションの機会を用意し、参加姿勢を評価することが”不明解消”への動機づけになりますが、活動に対する評価の基準を明確に示しておかなければ、どう関わればよいか学生が戸惑うことも予想されます。場合によっては、いたずらに発言数を増やすだけの学生や、相手の発言を受け取らずにあさっての方向に議論を乱してしまう学生も出てきそうです。 …
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学修時間を延ばすには(その3)

平均学習時間との間で、ある程度の相関が見られたもう一つの項目は、「わからないことがあったとき、自らのその解消に努めているか」というものです。確かに、わからないことがあって解消しなければならないとすれば、方々を調べてみたり、誰かに聞いてみたりしているうちに、自ずと一定の時間を学習活動に投じることになります。高い相関があるのも当然のことでし…
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