テーマ:話し方・伝え方、強調の方法

カラムを分けた板書で押さえる共通点と相違点

ものごとを理解するときは、それを単独で扱うよりも、生徒がある程度まで理解している何か対照となるものを引き合いに出し、互いの共通点と相違点を整理しながら学んだ方が、本質的なところ(意義や抱える課題など)を押さえやすくなることが多々あります。 ある時代・地域の政治制度を扱うときに現代日本のそれと照らし合わせたり、バイオームを学ぶ中、サ…
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強調の正しい方法 #INDEX

大切な事柄をしっかり伝え、きちんと覚えてもらおうと、日々の教室の中では様々な強調の方法が工夫されていますが、方法を誤ると、狙った効果が得られなくなるのみならず、ポイントを埋もれさせたり、知識を断片化させたりと望まない効果(副作用)を招きかねません。 方法が正しいかどうかは、目的との整合性、つまり目的の実現にどれだけ効果的に寄与でき…
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強調の正しい方法(その5)

シリーズの最後にあたり、伝達技術としての強調のコツについて考えてみます。既にご理解いただけている通り、プレゼンテーションの技術を駆使するだけでは「生徒の認識から漏れることなく強く印象を刻む」という本来の目的を果たし得ないものになりかねません。それぞれの技術を使う上でのポイントを抑え、効果的に利用したいところです。 2014/10/…
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強調の正しい方法(その4)

強調の目的が「目立たせることで、意識や記憶からこぼれることを防ぐこと」であるとすれば、教科書・プリントの重要ポイントにマーカーを塗らせることや、確認テストを行って覚える機会を増やすことも、広義には「強調の一種」ということになります。 いずれも広く使われている方法で、生徒も小学校以来の習慣の一つとして自然に受け入れていますが、使い方…
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強調の正しい方法(その3)

強調は、印象と記憶を刻み込むために行う行為です。重要度に応じたエネルギーを学習者に使わせているか、常に意識して点検しておく必要がありそうです。公式っぽく書き出してみると、こんな感じでしょうか。 学習項目ごとの重要度∽生徒に投じさせるエネルギー 反復という手段を用いた強調(印象強化/記憶への刻み込み)の方法について、日々の授業の中…
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強調の正しい方法(その2)

ポイントを強調するのは、該当箇所を生徒にしっかり認識させた上で、強い印象を記憶に刻み付けようとするからですが、教える側がどれだけ汗をかいても、生徒がただ聞いているだけでは強い認識や確かな記憶の形成はあまり進まないようです。 内容をしっかり認識させて記憶に刻み込ませるには、生徒自身にも対象に主体的に関わらせる(=学習活動に取り組ませ…
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強調の正しい方法(その1)

教室に限らず、何かを伝えようとしているとき、ポイントとなる部分に焦点を当てるための強調を、発信者/授業者は意図的にあるいは無意識のうちに行っているものです。 しかしながら、意図や方法を誤った強調が、却って生徒を退屈させ、わかりにくさの原因になっていることもあります。 何のために強調するのか、何に焦点を当てるべきか、どのような…
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よくわかる説明、戸惑わせない指示

説明や指示のわかりやすさを決める要素は、話し方や板書の巧拙だけではありません。今やろうとしていること(目的)は何かをあらかじめ理解させておくこと、前段までの理解をしっかり確かめながら進めることも重要な役割を持ちます。わかりやすさは学習効果を決定的に左右する要素であり、わからないことにはできるようにはなりません。 また、生徒を活動さ…
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いつもはっきりと教室の隅々まで届く声

伝える技術の根本は、「話し手の声がいつでもはっきりと聞き取れること」です。知識・理解を与えるにも、問い掛けて生徒に考えさせるにしても──視覚による補助が効果的であり且つ必要であることは言うまでもありませんが──、まずは先生が発した声による情報を生徒が集中してしっかり受け止め続けられることが大前提です。 先生の話が聞きとれないのでは…
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生徒に見えている景色を想像しながら教えているか

先生方は教科の専門家であり、日々研究を重ねておられます。知の地平はぐんぐん広がり、より高いところから学問の全体を俯瞰しています。一方、先生方から教わる生徒は「学びの途上」であり、新たしく学ぶことの周辺や背景には想像が及びません。言い換えれば、これから学ぼうとしている生徒は、先生方と違う景色を見ているということです。 何を教えるにし…
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話し方・伝え方、強調の方法

1 わかりやすい話し方1.0 わかりやすい話し方(序) 1.1 わかりやすい話し方(その1) 1.2 わかりやすい話し方(その2) 1.3 わかりやすい話し方(その3) 1.4 わかりやすい話し方(その4) 2 わかりにくさを生んでいる間接的な原因2.1 説明がわかりにくいと言われたら 2.2 教え方と学び方のマッチング …
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学びにおけるインプット(input)とインテイク(intake)

新しい学力観に沿った学ばせ方の転換を図ろうとするとき、学びのプロセスを「インプット」と「インテイク」に分けてみると、様々な着想が得られたり、見落としていたものに気づきやすくなったりします。ともに知識や情報を外から内に入れることには変わりませんが、専ら外からの働きかけで行われる「入力」と、不明を見出したり、興味を持ったりしたときに、自ら求…
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説明がわかりにくいと言われたら

説明や指示のわかりやすさは、授業の成否を左右する大切な要素です。先生の説明がわからないとなれば、その先に目指すべき「できるようになった」には中々到達できません。別稿に示す通り、指示と説明のわかりやすさと生徒が実感する学習効果とはほぼ比例関係にあります。 授業評価アンケートを取ってみると、自分が思っていた以上に「わかりにくい」という…
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"強調の正しい方法"を更新しています。 8/9 完了!

大切な事柄をしっかり伝え、きちんと覚えてもらおうと、様々な強調のしかたを工夫していると思いますが、方法を誤ると、却ってポイントを埋もれさせたり、生徒の集中を妨げたりする弊害もまねきます。 また、大事なところを選び出す工程を、すべて先生が肩代わりしていては、生徒が自力で重要度を判断する力を身につけるチャンスを奪ってしまうこともあるの…
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わかりやすい報告≠できるように導く話し方

ある程度まとまった話を聞くとき、結論が何であるかを想定できていた方が、細かいところの意味合いや位置づけも把握しやすくなりますよね。どこに向かっているのかわかなければ、一つひとつの情報の解釈に迷ってしまいます。 報告の場では、自分の持っている情報を的確に相手に伝えることが第一なので、「先に結論を言う」 というのが鉄則でしょう。 …
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演習中にワンステップずつ進める板書

ひと通りの説明を終えて練習問題などに取り組ませるとき、生徒の様子を観察してタイミングを見ながら、黙ったまま板書の続きをワンステップずつ書き進めていくやり方があります。 教室で実際にこの方法を試してみると、生徒の手が止まっている時間を短くする効果が確認できるほか、聴かせる場面と解くことに集中する場面の切り分けがはっきりして集中の度合…
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TIPS! 空所を残した板書

空所を残したまま板書を行うことで、生徒の問題意識を刺激するという手法があります。授業の導入時や、新たな内容に進むときに用いれば、学習を通じて目標とするところを示す優れた機能を発揮してくれます。 本時の学びを通じて答えられるようになって欲しい問いの"正解"となる文章をベースに、ポイントとなる部分を空けておくだけです。 例えば、…
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授業クリニックの現場から

「授業クリニック」は授業を参観した後、授業をされた先生方とミーティングを持って、フィードバックを行うというものです。参観した授業に見出された「優れた工夫」や「意欲的な取り組み」を校内で共有を図るとともに、各々の取り組みの優れた点を、言語化を通じて客体化/理論化していきます。 言語化を通じた、要素の切り分けにも役立ちます。「わける」…
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わかりやすい話し方#INDEX

教員の話がきちんと聞き取れることは、「わかった→できた」という流れの起点です。しかしながら、ちゃんと話しているつもりなの、と苦労しておられる先生方も少なくありません。 「話が聞き取りにくい」 という問題には様々な原因がその背景にあります。 それを、何かコツのようなものを掴んでいっぺんに解決しようとするのには無理があります。問…
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わかりやすい話し方(その4)

生徒の理解度に合わせようとしているのか、ゆっくり丁寧にという方向に心を砕いている授業も見られますが、その思惑とは裏腹に、やることがなくなって生徒が集中を欠いたり、教室がざわめき出したりすることも少なくありません。 ざわめきの中で話をしても届きようがありませんし、学ぶ態勢を解いてしまっているときに大事な情報を与えても受け取ってくれま…
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わかりやすい話し方(その3)

わかりやすい話し方を実現するには、話し方そのものの改善だけでは不十分です。生徒に声が届く環境を整えることや、余計な反復を避けて重要な情報に生徒の意識をフォーカスさせることなども、欠かせないなポイントです。 ❏ 教室の環境整備にも細心の注意を 各地の教室を覗いてみると、窓やドアが開け放しになっているために、外…
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わかりやすい話し方(その2)

生徒から自分の目と口が見える状態で話をするのは、情報を発信する側と受け取る側が正対することを意味します。声がよく通るだけでなく、意識を交わし、表情を読むことにもつながります。 そのために必要なのが、板書案と教材の内容をしっかり頭に入れてから教室に臨むことと、チョークをもって生徒の顔を上げさせること、というのが最初のポイントでした。…
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わかりやすい話し方(その1)

「先生の話し方が聞き取りやすいかどうか」 は、授業を通じて学習成果を結ぶかどうかを大きく左右します。 大昔の大学では、わかりにくい授業のほうが却って学生が必死に勉強して伸びたなどという、ウソかホントかわからない話もあったそうですが…。 集中して聴き続けられる明瞭な話し方は、生徒の学びを支える必要条件であることはデータからも明…
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