テーマ:板書の技術、教具の使い方

板書の技術、教具の使い方

1 板書の技術1.0 板書の技術(序) 1.1 (その1)深く確かな学びの実現に適切な板書は不可欠 1.2 (その2)伝えるべきものを効率的に確実に伝えるために 1.3 (その3)授業展開の各場面での板書とそこで学ばせるもの 1.4 (その4)板書を辿り直して、学びの振り返り 1.5 (その5)生徒のノートに残ったときをイメー…
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学びを軸にICT活用を考える#INDEX

ICTの導入が進む中、利用法にも各地で様々な工夫が重ねられ、新しい学ばせ方の可能性が次々と拓かれています。コロナ禍でのオンライン授業を機に、教室での対面授業でのICTの活用に大きく弾みがついたとのお話は方々でお聞きします。 ICTに限ったことではありませんが、すべての教具は「学習活動を膨らませる/充実させるため」に用いるもの。IC…
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学びを軸にICT活用を考える#3 「対話」の場面

ICTを活用すべきシーンには、前々稿の「伝達」、前稿の「調査」に加えて「対話の場面」があります。「対話的な学び」に期待されるところの大きさは、ここで改めて申し上げるまでもありませんが、生徒が互いに顔を突き合わせて行うものだけが対話ではありません。対面以外の環境で実現する対話的な学びだってあり得ます。 他の生徒が作り上げた「答え」を…
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学びを軸にICT活用を考える#2 「調査」の場面

前稿では、ICTの活用シーンのうち「伝達」を目的とする場面について考えるところをまとめました。本日は、必要な情報を(信ぴょう性を確かめながら)集める「調査」のフェイズについて考えます。 学びを進めながら、情報を集め、知に編む作業はICTを活用することで拡張が容易。もっと言えば、ICTなしには出来ることが限定されてしまいます。日々拡…
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学びを軸にICT活用を考える#1 「伝達」の場面

ICTを活用する場は様々ですが、その一つは、生徒の学習活動に必要な道具・材料(知識など)を効率よく「伝達」しようとする場面です。これ以外にも「調査」や「対話」の場面もありますが、これらについては次稿以降で順に触れていきます。 どのクラスに対しても確実に提示し、獲得させなければならないことを予めスライドにまとめておくだけで、先生が教…
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手を使って書き写すことの大切さ

タブレットPCが導入されている教室もどんどん増えています。黒板に書かれたものを生徒がノートに書き写す光景が、教室で見られなくなる時代も遠からずやってくるかもしれません。そんな時代に逆行することを申し上げるようで恐縮ですが、手を使って書き写すことの大切さを、もう一度改めて知るべきではないかと考えています。 2016/03/14 公開…
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スライドや板書案を作り込んでおくだけでは…

板書(スライドを含む)や資料が整う度合いと、説明や指示のわかりやすさは、非常に強く連動します。実際のデータに照らしてみても、両者の間には 0.89 という極めて強い相関係数が確認できました。 【板書や資料】 板書やプリントは見やすく整理され、後で見てもわかりやすい。  【指示と説明】 先生の説明はよくわかり、指示にとまどうこ…
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黒板を写すと活動が低下?

昔からよく言われることに、「板書を増やすと、生徒は写すことばかりに気を取られ、学びの姿勢が受け身になる」というのがあります。この指摘には納得できる部分もなくはありませんが、「板書が多いこと自体が思考を妨げる」というのは短絡的に過ぎるのではないでしょうか。 受け身の姿勢が強調されたり、自ら考えようとしなくなったりする要因は、板書の多…
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学習効果に直結する活動性、それを支える視覚情報

授業内での活動性を高めることが学習効果の実感に直結することは、これまでの記事でもお伝えしてきましたが、一見したところ授業内活動とは何の関係もないように思える「わかりやすく整理された板書や資料」が、活動性の向上に大きく貢献していることを示すデータがあります。 2018/07/30 公開の記事をアップデートしました。 ❏…
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デジタル・トランスフォーメーションと教室での学び

コロナ禍で、教育ICTの活用が一気に進みました。新たに開発・導入された技術やサービスが「新しい学力観に沿った学ばせ方」の実現に役立つところでは積極的に活用したいところです。 デジタル・ツールを活用することで指導法にも可能性が広がりますし、新しい道具は、思考法や行動様式も変えるため、従来の方法に拘っていては新しい時代が求める能力やス…
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カラムを分けた板書で押さえる共通点と相違点

ものごとを理解するときは、それを単独で扱うよりも、生徒がある程度まで理解している何か対照となるものを引き合いに出し、互いの共通点と相違点を整理しながら学んだ方が、本質的なところ(意義や抱える課題など)を押さえやすくなることが多々あります。 ある時代・地域の政治制度を扱うときに現代日本のそれと照らし合わせたり、バイオームを学ぶ中、サ…
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情報の整理・構造化のやり方を板書で学ばせる

情報を整理/構造化する方法は、先人たちの発想と工夫によって様々なものが生み出されてきました。インデントやアウトライン記号を用いて階層性を表現したり、表組を使って対立的にものごとを捉えさせたりする場面は、日々の授業で頻繁にありますし、教科書や副教材を改めて見ると、ツリーやフローチャート、ベン図、ブロック図、概念地図といった多様なダイヤグラ…
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板書の技術 #INDEX

科目や単元の内容を学ばせる中で様々な能力・資質を獲得させるには、相応の学習活動(対話的な学びやPBLなど)を授業に組み込む必要があります。(cf. カリキュラムは{学習内容×能力資質}で設計する) これまで以上に充実を図るべき学習活動に十分な授業時間を割くには、活動(思考、対話、協働)の土台となる知識・理解の伝達にもたもたと時間を…
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板書の技術(その7)

本シリーズのタイトルは「板書の技術」でしたが、ここまでに触れたことの中には、いわゆる「板書のテクニック」とイメージの異なるものが多く含まれます。これは、黒板が単なる伝達/情報提示のための道具ではないことの証左ではないかと改めて考えるしだいです。 最終回では、学習者側での活動まで視点を広げ、効果的で、且つ不要な弊害が出にくい板書のあ…
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板書の技術(その6)

板書に加えて/代えて、多彩なプリントを駆使して効果的な授業を展開している先生もたくさんおられる一方、不用意なプリント使用が学びを浅いもの、断片化したものにするリスクがあります。板書の技術というシリーズですが、板書を補完するツールとしてのプリントを考えます。 プリントには様々なものがありますが、機能に着目すると以下の4タイプに分類で…
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板書の技術(その5)

板書はその場の用を果たすたびに消されるものですが、生徒のノートに書き写されたものはその後もずっと残ります。板書のスタイルに年間を通してある程度まで統一したものがないと、生徒がノートを見直したときに、表記のバラつきはわかりにくさの原因になります。 書籍を読んでいて章ごとに組版の方式や表現が異なっていたら読みにくくて仕方ないですよね。…
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板書の技術(その4)

様々な学習活動を経てひと通り学び終えた段階での「振り返り」や「まとめ」の重要性は言うまでもありませんが、このフェイズでも板書には効果的な利用法があります。導入と展開を通して描き上げておいた板書を辿り直しつつ、要所を問い掛け確認し、そこまでの理解を言語化するとともに板書に加筆を施すことで、深く確かな学びに近づけます。 併せて、板書を…
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板書の技術(その3)

前々稿、前稿と、深く確かな学びに板書が欠かせない理由や、適切な板書がもたらしてくれる副次的な効果について考えてきましたが、今回は導入、展開、演習、まとめ、振り返りという授業展開の各フェイズにおける板書の有効な活用について考えてみようと思います。 板書だけ整えても授業が成立するわけではありませんが、上手に使うと中々の効果があるのが板…
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板書の技術(その2)

知識や理解を形成することは考えるための道具を揃えることであり、それらを用いる「思考や判断」「課題の形成と解決」の土台を作ることに外ならず、決してないがしろにはできません。 しかしながら、学習内容を学びながら様々な能力や資質を獲得するための学習活動にもしっかり取り組ませようとすれば、教えること(知識の伝達)に当てられる時間は自ずと減…
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板書の技術(その1)

チョーク(板書)とトーク(講義)で知識を付与するだけでは主体的・対話的で深い学びの実現は困難ですし、21世紀型能力を獲得させるにも十分とは言えませんが、それでも黒板/ホワイトボード(電子黒板や電子会議の「ホワイトボード」なども含みます)を効果的に使うことは、学びの成果を大きくする上で欠かせません。 以下のような場面では、黒板/ホワ…
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コミュニケーション・ツールとしてのICT

臨時休校や分散登校が続くで、ICTの利用が一気に進んだように見受けられます。校内のWi-Fiも整備が加速しそうですので、利用環境は今後ますます改善していくものと思われます。タブレットやスマホを使って小テストやアンケート、意見集約などを行う機会も増えています。 ICTを用いた小テストは回答した瞬間に採点が完了し結果を表示できるため生…
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学びの土台を作る、整理された板書・プリント

生徒に問い掛け、気づかせたことを書き出して生徒の視野に固定し、教室全体で共有するのが板書の役割です。既に整理された結果を提示するだけならプリントやスライドで十分ですが、対話的な学びが根付くほど動的になる学びに対応するには、臨機応変に展開/デザインできる板書の強みを十分に活かしていく必要があります。 電子黒板などのICTやデジタル教…
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新しい道具は、思考法や行動様式も変える

別稿「手を使って書き写すことの大切さ」で書いた通り、デジタル機器の普及で、手を使って書く機会はめっきり減りました。その影響は、手を使っての筆記が、キーボードやタッチバット、音声認識に置き換えられるという行動面での変化に止まりません。思考のありかたや、物事を考え出すときの手順そのものも変わっていきます。 普段の生活の中で使うことがで…
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板書に残すもの(後編)

前編では、「生徒のノートに何を残させるか」という視点で、黒板に書き出すべきものが何かを考えてみました。後編である本稿では、学びの場で板書がどのような機能を持つかを、書き終えた板書を辿りながら、学んだことを俯瞰する次に進むための前提を生徒の視野に固定して参照に備える生徒の発言を拾い上げ、共有してから次の問いに繋ぐ課題解決や情報整理の工程を…
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板書に残すもの(前編)

黒板に書き残されたものを分類してその割合を観察してみると、教え方の特徴が見えてくることがあります。発問や口頭説明を経て最終的に導かれた「答え」や「結論」だけがノートに残っていたり、書き終えた後に立ち戻る機会がまったくない事柄ばかりが書かれていたりするようなら、授業のデザインそのものを改める必要があるかもしれません。 本稿は2015…
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道具が変わっても必要であり続けること

デジタル機器がますます進歩するのに伴い、思考法や行動様式も変わっていきますが、道具の違いによらず必要とされるもの、今後も変わらずに求められるものがあります。 与えられた情報を分解して、目的に応じて必要な形に組み直す(=再構成する)こと、その中途段階として分解した情報を構造化することは、その一つではないでしょうか。 …
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演習中にワンステップずつ進める板書

ひと通りの説明を終えて練習問題などに取り組ませるとき、生徒の様子を観察してタイミングを見ながら、黙ったまま板書の続きをワンステップずつ書き進めていくやり方があります。 教室で実際にこの方法を試してみると、生徒の手が止まっている時間を短くする効果が確認できるほか、聴かせる場面と解くことに集中する場面の切り分けがはっきりして集中の度合…
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知識の拡充 vs 情報整理手法の獲得(その4)

前稿では、問い掛けを重ねつつ黒板上に情報を構造づけていくことで情報整理のプロセスを学ばせることをご提案いたしました。これにより、知識の断片化や丸暗記に偏るリスクはかなりのところまで解消できるはずです。 しかしながら、蛍光ペンやサブノート式プリントを使うことになった、おおもとの問題がまだ解決されずに残っています。言うまでもなく、学習…
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知識の拡充 vs 情報整理手法の獲得(その3)

蛍光ペンでマークアップやサブノート式のプリントに頼る手法が抱える問題点とその悪影響を抑えるための工夫について考えた前稿、前々稿に引き続き、今回は「問い掛けで気づきを促しつつ、黒板上で情報を構造化していく」ことを軸にした、別のアプローチをご提案いたします。 ❏ 板書しながら、情報整理のプロセスを学ばせる 問い…
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知識の拡充 vs 情報整理手法の獲得(その2)

昨日の記事で考察した"教科書・参考書にマークアップさせる方法"に加えて、重要語句などを埋めさせる空所を設けた"サブノート式のプリント"を用いている授業も多いと思います。 こちらの方法であれば、 「重要語句を一文字たりとも自分の手で書いていない」 という、マーカーで色を塗るだけの方法が抱える致命的問題は解消できますが、それでもなお、…
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