テーマ:活動性を高める方法と効果

"アクティブ・ラーニング"で学習時間が減る?

所謂「アクティブラーニング的な要素を取り入れた授業」が広く行われるようになった学校で、生徒の平均学習時間が減っているというデータがありました。興味がわいて調査してみたところ、ひとつの学校の特異な事例ではありませんでした。 自己評価や学習時間調査の方法は各校それぞれであり、また精度も良くない訊き方をしていることもあり、集計結果を鵜呑…
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チェックリストを用いた目標提示と達成検証

学習目標を示すときに最も効果的なのは「学び終えたときに解を導くべき問い」を導入フェイズで示してしまうことですが、練習場面や話し合いなどの活動では、「問いを解く」こと以外にも目標があるので、その伝え方を別の形で考えなければなりません。 練習を通じてできるようになるべきこと、活動への取り組み方、チームへの貢献の仕方といった行動目標を「…
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限られた授業時間を有効に使う

新課程への移行で、「各単元の学習内容をしっかり理解させ、知識として定着させた上で、且つ思考力や判断力、表現力も高める」という高い要求が教室に向けられます。これまで以上にやるべきことが増えるのは明白ながら、授業時間は基本的にこれまでと変わりません。 この結果、当然ながら、「授業時間をいかに有効に使うか」がこれまで以上に重要な課題とな…
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活動性を高める方法と効果

1 活動性を高め、成果を可視化する1.1 アクティビティと学習効果 1.2 活動の成果を可視化する 1.3 練習場面での成果確認 1.4 チェックリストを用いた目標提示と達成検証 1.5 "アクティブ・ラーニング"で学習時間が減る? 1.6 対話によって学びはどこまで深まったか 積極的に学ぶ姿勢(記事まとめ) Update…
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できない? やらない? やらせてない?

別稿「"丁寧に教える" ことを取り違えていないか」でも触れましたが、本来ならば生徒自身に挑ませて完遂を求めるべきことを、先生が不用意に先回り/肩代わりしてしまうと、生徒は自力でできるようにならなければいけないことをいつまでもできないままだったりします。 学習者としての自立を促すためにも、主体性の及ぶ範囲を膨らませるためにも、先生方…
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積極的に学ぶ姿勢(記事まとめ)

積極的に学ぶ姿勢を生徒一人ひとりに持たせたいというのは、先生方のどなたもが抱く思いでしょうが、言うは易く、その実現は中々たいへんです。学びへの積極性を引き出すには、それを構成する要素群を正しく想定し、その一つひとつを着実に成立させていく必要があります。 如上の構成要素の想定(=問題の切り分け)には、生徒が学びに消極的になる場面とそ…
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対話によって学びはどこまで深まったか

主体的、対話的な深い学びを構成する要素のうち、主体性を持った学びに欠かせない【学習方策】と【目的意識】につき前々稿、前稿でデータ解析の結果に基づいて考察を行いましたが、本稿では「対話的な深い学び」にフォーカスしてみたいと思います。 なお、主体的、対話的な深い学びについては、拙稿「主体的・対話的で深い学びの実現に向けて(全3編)」で…
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活動性と学びの成果を繋ぐ鍵~課題を通じた目標理解

別稿でも書いた通り、授業時間内における学習者の活動性は以前と比べて高まっていますが、せっかくの活動が学びの成果につながっているかと言えば、必ずしもそうとは言えないケースも見受けられます。 様々なアクテビティが授業時間内に配列され、生徒も反応よく活動していても、学びの目的であるコンピテンシーの増大という結果が伴わなければ、授業内の活…
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アクティビティと学習効果

授業内の活動を通して参加意識や充足感を得られることと、そこでの学習を通じて学力向上や自分の進歩を実感できることとは、単純にイコールではないようです。 2015/07/17 公開の記事をアップデートしました。 以下のグラフ(散布図)は、生徒による授業評価アンケートのデータを元に、授業内での活動に生徒が得る充足感と、授業を通じて…
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積極的に活動させるツボ #INDEX

高大接続改革や新課程を目の前に、知識・理解、思考力・判断力・表現力、協働性・主体性・多様性をバランスよく伸ばす指導方法の確立は先送りできない課題です。 主体的で対話的で深い学びを実現するには、解くべき課題を与えて生徒が自ら/協働で解法を考える場を作る必要がありますが、そうした授業内活動を含む授業をデザインしても、生徒が積極的に参加…
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積極的に活動させるツボ(その3)

生徒が協働で課題の解決に当たる場を計画的・継続的に創出・確保することは、社会生活で求められる「協働性・主体性・多様性」を獲得させるために今後ますます重要になります。しかしながら、限られた指導時間をやりくりして授業内にその機会を作ったとしても、生徒がそれを活かしきるだけの準備が整っていなければ所期の目標は達成できません。 教科学習指…
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積極的に活動させるツボ(その2)

授業内の活動に生徒を積極的に参加させるには「失敗への恐れなどを上回る強い動機」を与えることが大切であると別稿で書きました。アクティビティを配列するだけでは目的意識のない「やらされ感」が先行するばかりですし、外圧で行動を促すだけでは外圧が解けたときに生徒は行動を取らなくなります。 こうした手段に拠らず、簡単にはさぼれない環境を作り、…
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積極的に活動させるツボ(その1)

授業内活動の充実が、学習効果を高めたり、苦手意識を抑制したりする効果をもつことは、以前の記事でご紹介したデータ(下図)でも確認されています。対話による気づきの交換や活動を通した様々な体験が学びを深くしますし、教え合い・学び合いが不明の解消に役立つことなどが、こうした相関の背後にあると考えられます。 また、協働性・多様性・主体性…
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発言がなかなか出ない/思考が膨らまないとき

授業中の活発な発言や思考を促そうと、様々なアクティビティを仕掛けてみても思ったように生徒が動いてくれないことも少なくありません。生徒が自力で/協働で解決すべき課題を与えないと、活動が自己目的化し、盛り上がりにも学びの深まりにも欠けてしまいます。 しかしながら、しっかりお題を与え、生徒が考え/話し合う場を作ってみても、戸惑いもあるの…
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新しいことに生徒が戸惑いを見せても

生徒をそれまでやらせたことがないことに挑ませれば、最初の戸惑いは当たり前のこと。例えば、拙稿「教科書をきちんと読ませる」や「質問を引き出す」でご提案したような活動でも、教室に初めて持ち込んでみたときから何の障害もなくスムーズに運ぶのはむしろレアケースです。 最初のトライで上手くいかないからといって、その後の挑戦を止めてしまっては生…
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どんな問いを立てるかで授業デザインは決まる

どんな問いを立てて教室に持ち込むかは、授業の成否を分ける最大のポイントだと思います。拙稿"学習目標は解くべき課題で示す"で申し上げた通り、「問い」は学習者にとって取り組むべき課題そのものです。 従来は「導いた結論が何か」が問いの主流でしたが、高大接続改革以降の入試では、どうやってその結論を導くかが問いになるシーンが増えそうです。この流…
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不用意な“待て”をかけない(その4)

生徒は取り組むべきタスクがないときに手を止めてしまい、その時間の蓄積が1年間、3年間という長いスパンでは大きなロスとなり、学びの総量を減らしてしまいます。このシリーズの前3稿で触れてきたことに加えて、生徒に注意や指導をするときや、指名した生徒が答えられずに窮しているときにも、同じようなことが起きてしまいます。 教室内で生徒に不用意…
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不用意な“待て”をかけない(その3)

実験や練習の手順、あるいは内容や解き方を説明するときに教える側で生徒の活動にブレーキを掛けてしまわないようにしたいもの、というのが前々回、前回の要旨です。次に進める準備が整っている生徒を無用に待たせていては、貴重な授業時間を無駄にしてしまい、50分間に学べることがどんどん少なくなってしまいます。 その他にも、学習に結び付かない非効…
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不用意な“待て”をかけない(その2)

生徒が出来るようになっていることをきちんと見極めて、上手に手を放していくようにしたいものです。数学や物理などで初見の概念を学ぶときだって、それまでの勉強をしっかり積み上げてきた生徒には、例題の解説を読んで理解したうえで類題や練習問題を自力で解き進めさせるのは十分に可能なことではないでしょうか。 理解に時間が掛かる生徒にはしっかり教…
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不用意な“待て”をかけない(その1)

生徒の側でとっくに準備が整っているというのに、先生がまだ指示や説明を続けている場面は思いの外たくさん見かけます。先生の話が終るのを待っている間に活動に当てる時間がどんどん減っていきますし、生徒のやる気や集中力もそがれていきます。くれぐれも余計な「待て」は掛けないようにしたいものです。 2015/06/29 に公開した記事をアップデ…
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不用意な“待て”をかけない #INDEX

せっかく動き出そうとしている生徒に不用意な"待て"をかけてしまっている場面はないでしょうか。生徒は高校生活で50分☓30単位☓35週☓3年でのべ2,625時間の授業を受けていることになりますが、もしSTOPが掛かっている時間を毎回の授業で5分減らせたら、10%に相当する260時間以上も授業時間の延長を…
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できることはどんどんやらせる~生徒の邪魔をしない

授業中は集中して話を聞かせたい、家庭学習にきちんと取り組ませたいと思うのは、教える立場にあれば当たり前かもしれません。その思いからか、先生方からのこんな発言を耳にすることがあります。例題と同じ問題を使って説明すると、生徒は「教科書に丁寧な説明があるからそれを読めばいいや」と話を聞かなくなる。だから、少しアレンジした問題を使うようにしてい…
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知識の獲得は個人の活動を通じて

授業デザインを考えるとき、生徒が個人の活動でも取り組めるものと、集団の中での協働でしか学ばせられないものとを区別しておかないと、扱うべき学習内容を限られた授業時間と指導回数の中に納めきれなくなってしまいそうです。 H28.05.10に発せられた"教育の強靭(じん)化に向けて"と題する文科相メッセージにも明記されている通り、学習内容…
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取り組み方そのものを身につけさせる

どの教科・科目でも学習の目標を生徒と共有しているかどうかは学びの成果を大きく左右します。授業の目的や取り組み方について十分に理解させてから学びの本題に入ることにより、生徒は、学力の向上や自分の進歩といった学びの成果をより確かに実感できるようになります。 ❏ 学習目標の明示は学びが成果を結ぶ大前提 以下の表は…
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学習効果に直結する活動性、それを支える視覚情報

授業内での活動性を高めることが学習効果の実感に直結することは、これまでの記事でもお伝えしてきましたが、一見すると授業内活動とは何の関係もないように思える「わかりやすく整理された板書や資料」が、活動性の向上に大きく貢献していることを示すデータがあります。 ❏ 充足感のある授業内活動は学習効果に直結する 授業内…
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主体的・対話的で深い学びをデータから考える

高大接続改革とその先に控える本丸たる次期学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」がキーワードであり、授業内での対話(生徒同士の討論、教え合い・学び合い、課題解決に向けた協働に加えて、問答を通じた先生との対話、教科書や資料を読んでのテクストとの対話)が重要視されます。 言うまでもなく、対話を増やすこと自体は目的ではなく、知識・…
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"主体的・対話的で深い学び"の実現に向けて

主体的・対話的で深い学びをしっかりと根付かせるには、その実現に向けた取り組みの成果を検証する必要があります。様々な方法を試すのが可能性と選択肢を増やすことは間違いありませんが、目標は何かしっかり見定め、取り組みが生徒を目標に近づけているかを確かめないことには、あらぬ方向にさまようリスクを抱えます。 先生方がそれぞれ最善と考える方法…
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主体的・対話的な深い学び~どこまで実現したか #2

新しい学力観に沿った学ばせ方への転換を図る中で「主体的・対話的で深い学び」がどこまで実現できたか測定することは、これまでの授業改善に向けた行動の妥当性を検証し、効果を挙げてきた優良実践を抽出するために欠かせません。 今後のさらなる改善に向けて、どこに次の一歩を踏み出すべきかの判断をするにも欠かせないデータの一つになるはずです。 …
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主体的・対話的な深い学び~どこまで実現したか #1

現場で頑張る先生方が「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指して様々な工夫を凝らし、日々の授業改善に取り組んでおられる様子に大いに刺激される今日この頃です。このキーフレーズを定義し直し、構成要素ごとに到達段階の指標を書き出せれば、新しい授業観にそった学ばせ方の転換がどこまで進んできているかの検証もできそうです。 ❏…
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新しい学力観にそった、教え方の転換

高大接続改革以降の入試では、「テクストを読み、そこで理解したことをもとに思考し、その結果を表現する力」 が重要視されます。教科書や資料に書かれていることを理解する場面で先生が不用意に肩代わりしてはいけませんし、正解に至る工程を丁寧に解説して納得させるだけでは足りないものがあります。また、発言がなかなか出ない/思考が膨らまないとき に採る…
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